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The World of Emergency Medicine: Exploring the Fascinating and Stressful Reality
- Millions of Americans visit an emergency room each year, sparking interest in emergency medicine
- A visit to the emergency room can be scary and stressful due to the unknown and unfamiliarity
- Emergency room physicians see a wide range of conditions and respond to life-or-death situations
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年間、何百万人ものアメリカ人が緊急医療室を訪れている。さらにこれら人数を超える人々が、TVでの人気番組である「ER」を見ている。TVの影響から、人の心を捉え24時間休むことのない緊急医療に対し、飽くことのない興味が人々の間に生まれている。実際は、緊急医療室を訪れるということはストレスを生じさせ、恐怖心を持つことである。何が恐怖心を生むのだろう。第一には、問題の原因が分からないことに対する恐怖心であろう。さらには、これまで出会ったことがない人たちが多数いる不慣れな場所に対する恐怖心かもしれない。また、質問や会話が落胆となりつつ、訳の分からない処置が進められていくということが理由となっているのかもしれない。 ここでは、カール・ビアンコ博士による典型的な緊急医療室の舞台裏が説明される。緊急医療室で通常行われる物事の流れ、ここに関係する人々、生死に立ち向かうために使われる専門技術について知ることが出来る。読者自身が緊急医療室を利用しなければならない事態を仮定しつつ、緊急医療という現場で何が起き、何が何のために成されるのかを明確にすることで皆さんのストレスを少しでも和らげられることにつながればと考える。 緊急医療において最も驚くべきことの一つは、日々発生する取り扱う状況についてのとてつもない幅広さである。緊急医療室に勤務する内科医が、通常の週に処置することの幅広さは他に比較できるようなものはないであろう。緊急医療室に運ばれてくる人の処置例を以下にあげてみよう。 ・自動車事故 ・スポーツ中の怪我 ・事故、転倒による骨折、創傷 ・火傷 ・出血 ・心臓麻痺、胸部の痛み ・呼吸障害、ぜんそく、肺炎 ・脳卒中、手、足の機能障害、感覚障害 ・視覚、聴覚障害 ・意識障害 ・精神障害、意識レベルの変化、失神 ・自殺、殺人観念 ・薬物過剰摂取 ・重度な腹痛、持続する吐き気 ・食中毒 ・出血を伴う嘔吐、咳、排尿、排便 ・虫さされ、食品、薬物による重度なアレルギー反応、 ・複合疾病、高熱 典型的な緊急医療室では、救急車での搬送後ストレッチャーでの廊下の慌ただしい移動から人命を救おうと秒単位で格闘する5名程度の人たち、そんな情景をイメージする。このようなことは普通に発生しており珍しいことでもないが、通常の緊急医療室で起こっていることのほとんどは、こんなドラマのようなこととは全く異なっている。通常、緊急医療室で発生することの典型例を見てみよう。 例えば、午前2時、あなたが夢を見ているだろう時間に、突然の激しい腹痛が行ったとしよう。普通のことではないことからあなたは医師に電話を掛けるだろう。そうすると医師は、右腹部株の痛みということから虫垂炎の疑いがあるので、地域の救急病院に行くように伝えるに違いない。 あなたが緊急医療室に到着すると最初に重症度判定診断(トリアージ)を受けることになる。ここはそれぞれの患者の状態から優先順位を決定するところであり、通常は看護師により3つのカテゴリーに分けられることになる。これらカテゴリーとは、以下のものである。 ・生死に関わりがあり緊急対応が必要なもの ・緊急対応が必要であるが、今直ぐには生死に関わらないもの ・緊急度が低いもの このカテゴリー分けは、通常の処置で十分な患者よりも数分遅れて搬送されたからという理由で生死に関わる患者を待たせるようなことがあってはならないという必要性から行われるのである。トリアージを行う看護師は生命に関わる諸々の指標(体温、心拍数、呼吸数及び血圧)を記録する。同時に、適切なトリアージでのカテゴリー分けを行うために、患者の現在の疾患記録、過去の病歴、処方記録、アレルギー記録等を取得する。例えば、あなたの体温が38.3度Cであるというようなことが分かるのである。