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濃いい色と濃い色

もしかして方言なのかもしれませんが、自分は「濃いい色(こいいいろ)」と言います。書きます。標準語で「濃い色(こいいろ)」「濃いい色(こいいいろ)」どっちが正解ですか? 「コーヒーが濃いい。」「コーヒーが濃い。」どっちですか?

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  • staratras
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回答No.3

「濃い」の方が共通語として全国的に使われている言葉でしょう。 ただし「濃いい」・「濃ゆい」が、完全に西日本の方言で、共通語としては使わないとまでは言いきれないと考えます。インターネット上で検索すると西日本以外でも「濃いい」「濃ゆい」の用例が多数あり、辞書によっては「濃い」の説明文に〔口頭語形は『濃いい・濃ゆい』〕と解説しているものもあるからです。(新明解国語辞典) 「濃い」という形容詞には少し他の形容詞と違うところがあります。例えば「薄い」という形容詞は、「~口」や「~め」などの言葉につく場合、その語幹がついて「薄口(うすくち)」「薄め」となります。しかし「濃い」の場合は、ほとんどの人が「濃い口」「濃いめ」と言い、「濃め(こめ)」が正しいと主張する「原理主義者(?)」は極めて少数派です。 つまり、形容詞の語幹として「濃(こ)」の一音だけでは不安定というか不安に感じてしまう傾向があるようなのです。「濃いい」「濃ゆい」が「口頭語形」として広がっているとすれば、こうしたことも背景にあるのではないかと考えます。

sandr0915
質問者

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回答ありがとうございます。 >「濃(こ)」の一音だけでは不安定というか不安に感じてしまう傾向 一言で言い表すならまさにこれです。私は文学作品を幼いころから現在までよく読む方で それでも「濃い○○」と表現するのに一瞬のためらいがありました。回答者様の1つ1つの説明に納得できました。

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  • bgm38489
  • ベストアンサー率29% (633/2168)
回答No.5

私は大阪人ですが、「濃いい」は「おもいっきり濃い」という意味に使いますね。 「コーヒー、濃いのと薄いのとどっちがええ?」 「濃いいの頼むわ」 この答えは、濃いのがいいけど、その上をいって、思いっきり濃いのがいい、という意味です。 「コーヒーが濃いい。」だと、濃いという事実だけを述べているのではなく、濃すぎて口に合わない、などの不満を表すことになります。 ことになります…といいましたが、これはあくまで大阪北部の50目前のオッサンにとっては、ということです。標準語としては聞いたことがありませんね。

sandr0915
質問者

お礼

回答ありがとうございます。回答者さんのおっしゃること私にもわかります。確かに「濃いいよ。」と言う時の気持ちには「普通よりも濃いから良くない。」というニュアンスも含まれていますね。今気が付きました。「濃い色が素敵」と表現できても「濃いい色が・・・」あとに続けて「素敵」とは言いづらいですね。あっ、自己紹介遅れました。私は生まれも育ちも名古屋です。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.4

「濃い」の語形変化について。 1)上代・・・色(紫・赤)=「濃(こ)」、味(苦・渋)=「滋(こ)」 語幹「こ」だけの用法で活用語尾なし。「こ水」「こ染め」。 2)中古・・・「濃(こ)し」でク活用。 連体形用法は「濃(こ)き」のまま「濃き色」。 3)中世・・・「濃(こい)」の語幹化と「濃(こ)」の接頭辞化 単音漢字「粉(こ)」の連体用法が「粉(こな)薬」となったように、「濃紫(こむらさき)」の上代用法が広がるに連れ、「濃(こい)化粧」「濃(こい)茶」などと二音語幹へ変化。 4)近代・・・「濃(こい)」の接尾語化 「油(あぶら)濃(こい)」「執(しつ)濃(こい))」など。 5)現代・・・語幹「濃(こ)」語幹「濃(こい)」の両用化 普通の形容詞用法でも「濃(こ)い」に加え「濃(こい)い」という強調形もしくは語調を整え形も。 その「濃(こい)い」は語幹用法を外れ、送りがなとしては「濃いい」と変化。 以上の歴史的流れから、「濃(こい)」という連体用法は定着したが、「濃(こい)い」を「濃いい」として連体形はもちろん、終止形でも用いるのは未だ口頭語での語調を整えるための俗語レベルであり、さらに「濃ゆい」とするのは、その一層の訛形・方言形とみられるでしょう。 ですから筆記形は同じ「コーヒーが濃い。」であり、通常は「濃(こ)い」と読み、「濃(こい)い」は会話での強調形か語調整え表現であり、また「濃(こゆ)い」は方言色であり、したがって筆記での「濃いい」「濃ゆい」は文学的表現以外では誤用に当たるでしょう。 類例では、「酸(す)い」の口頭形が「酸(す)っぱい」で、その訛形(関東以北方言)「酸(す)っかい」となっています。 ほかの単音形容詞では、「憂(う)い」は会話語としては消失しつつあり、「良(よ)い」は口語形の「いい」や転訛形の「えい」「ええ」などと段訛として多様化しています。

sandr0915
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >「濃いい」として連体形はもちろん、終止形でも用いるのは未だ口頭語での語調を整えるための俗語レベルであり >筆記での「濃いい」「濃ゆい」は文学的表現以外では誤用に当たる とても納得しました。「酸い」「良い」「憂い」会話文では使いづらい語についても解説してくださり、今までの迷いが消えました。ありがとうございました。

回答No.2

「濃ゆい」は「濃い」の西日本以西の方言です。私は兵庫出身ですが、確かに「濃ゆい」とか「濃いい」とか言っていました 笑。九州だと「濃ゆかね~」となるようです。標準語では「濃い」です。質問への回答は「濃い色」が正解ですね。 《喫茶店にて標準語》 客:コーヒーください。ブラック、濃い目で。 店主:かしこまりました。 《喫茶店にて関西弁》 客:おっちゃん、コーヒーもらえる?ミルクとか砂糖いらんで。濃いい~やつね。 店主:濃いい~やつね。はい500万円。 ※西日本出身の為、愛情を込めて若干誇張しています

sandr0915
質問者

お礼

回答ありがとうございます。会話で「濃いい」になじんでいると、筆記で「濃い」と記すのに迷いが出るんですよね。ありがとうございました。

回答No.1

濃いだと思います。

sandr0915
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます。標準語に迷いのない方もいらっしゃるのですね。

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