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ポリアセタール(アセタール樹脂)、ビスフェノール
手術の際に、数個の結紮クリップを使用しました。 一生涯、体内に残したままです。 ヘモロックというクリップで アセタール樹脂でできていると書かれておりました。 医療用具で認められているので安心と思いますが 不安があるので、詳しい方、教えてくださいませ。 以下のHPでのみ、ポリアセタールにビスフェノールの危険性が書かれておりました。 http://www.koei-ltd.co.jp/products/1503/ 他には書かれておりませんでした。 質問です。 (1)ポリアセタールというものには、ビスフェノールAが関係するのでしょうか? (原材料に含まれるや、溶出やなどなど)
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- hg3
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>アセタール樹脂(体内クリップ)は、ホルムアルデヒドを溶出しないのでしょうか? 「ホルムアルデヒドが原料である」と聞くと、ホルムアルデヒドが含まれていると思ってしまうのかもしれませんが、そうではありません。 原料のホルムアルデヒドが、化学反応によって別の物質になるのです。この別の物質がアセタール樹脂なわけです。 例えば、塩酸(HCl)と水酸化ナトリウム(NaOH)を反応させると塩化ナトリウム(NaCl)即ち食塩になります。(HCl+NaOH→NaCl+H2O) 中学で習うような簡単な化学反応ですよね。 でも、食塩(NaCl)を食べた時、原料である塩酸や水酸化ナトリウムが体の中に溶けだすなんて考えますか? 食塩と、塩酸や水酸化ナトリウムは違う物質であることを分かっていれば、そんなこと心配しませんよね。 それと同じことで、アセタール樹脂とホルムアルデヒドは別の物質です。 また、ホルムアルデヒドは常温で気体です。よって仮に、反応時に、ホルムアルデヒドが残っていたとしても、生成物であるアセタール樹脂とは容易に分離できます。 しかも医療用の製品として利用するのであれば、製造過程でそうした不純物が混入しないよう厳しく管理されるので、製品中にホルムアルデヒドが含まれることを心配する必要はありません。
- hg3
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質問文にある参照先の記述は間違いですね。 ポリアセタールとビスフェノールAは関係ありません。 参照先の「ドイツのバイエル社が開発した。ポリカ、PCと省略されることもある。・・・」以降の文章はポリカーボネートに関する説明文で、ポリアセタールの説明ではありません。 おそらく、このページを作成する時にポリカーボネートに関する説明文を間違って貼り付けてしまったものと推測されます。 ちょっと専門的になりますが、もう少し詳しく説明すると、 ビスフェノールAというのはベンゼン環の構造をもつ化合物です。 一方、ポリアセタールや、ポリアセタールの原料であるホルムアルデヒドや1,3,5-トリオキサン、エチレンオキシド、1,3-ジオキソランにはベンゼン環の構造はありません。
補足
誠にありがとうございます。 素人なので、判断ができずに悩んでおりました。 書き忘れておりましたが、 アセタール樹脂(体内クリップ)は、ホルムアルデヒドを溶出しないのでしょうか? (術前に知っていればチタンをお願いしたのですが、もうどうしようもなく不安で一杯です)