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ビスフェノールAのマススペクトル
こんにちは 早速ですが、今、ポリエステル樹脂を水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)を用いて反応熱分解GC-MS測定しています。 その際、ビスフェノールA(BPA)に由来するピークが確認されました。 その成分はほぼ間違いなくBPAなのですが、マススペクトルを見ると213m/zが基準ピークとなります。 この213m/zはどの構造に由来するピークなんでしょうか? MS分析は素人で、専らデータベース検索に頼っているので、少し勉強しようと思って、投稿しました。 どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらご教授ください。
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noname#160321
回答No.1
ビスフェノールA http://www.bisphenol-a.gr.jp/menu03.html 分子量228.29ですから差は15、CH3に相当しますね 中央の炭素上は非常に電子リッチになっておりカチオンを安定化できますから、メチルラジカルが飛んで仕舞ったものと考えるのが順当です。 でも水素が飛ばないでメチルが飛ぶのは面白いですね。^o^
お礼
早速の回答ありがとうございます。 ロスが15Daだったので数字上はCH3の可能性を考えたのですが、まさか本当に水素やOにくっついたHではなくメチル基が飛ぶとは! マススペクトルは奥が深いですね。 参考書などを読んで、地道に勉強します。 ありがとうございました。