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一辺の長さがxの正方形で、厚みtで充分に薄い板にお
一辺の長さがxの正方形で、厚みtで充分に薄い板において、板の電気抵抗率がσであれば、板の中心と外周の間の電気抵抗はどうなりますか?
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- Tann3
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題意がはっきりしませんが、「板の中心と外周の間の電気抵抗」といっている「外周」とは、正方形の外周一周分ということでしょうか。つまり、外周全体にぐるりと「抵抗ゼロ」の導体を巻き、正方形の中心にある電圧をかけたときに、中心から外周全体にまで流れる電流を計測し、「電圧」と「電流」の関係から求まる電気抵抗値ということでしょうか。 さらに、「厚みtで充分に薄い板」ということは、「厚さ方向には電流は均等に流れる」、つまり「正方形の平面方向だけを考えて電気抵抗を求めてよい」ということでしょうか。(実際には、表面電流とか、厚さ方向を均等には流れないことが多いが、そういった不均一さは考えなくてもよい、ということ) 以上の解釈であれば、「正方形の中心と、外周の微小長さ Δx との間の電気抵抗値」を求め、これを正方形の全周に積分すれば求められると思います。 分かりやすくするため、正方形の一辺の長さを L 、正方形の中心をx-y平面の原点に置き、正方形の辺がx軸、y軸に平行になるように置いたとします。正方形の各頂点は、(L/2 , L/2)(L/2 , -L/2)(-L/2 , -L/2)(-L/2 , L/2)に置かれることになります。(図が書けないので分かりにくいですが、正しく想像してくださいね) 第1象限の鉛直方向の辺(x=L/2 一定、y=0~ L/2)上の座標(L/2 , y) に、微小長さ Δy を考え、正方形の中心とこの Δy との間の電気抵抗値を考えると、 電気抵抗値=(電気抵抗率)×(長さ)/(断面積) ですから、原点から座標(L/2 , y)までの距離は √[(L/2)^2 + y^2] 、断面積は原点と微小長さ Δy の作る三角形の幅の平均値((1/2) * Δy )と厚さ t の積なので、 ΔR = σ * √[(L/2)^2 + y^2] / [(1/2) * Δy * t ] (1) と書けます。 これを y について 0 ~ L/2 で積分すれば、正方形の 1/8 に相当する三角形の電気抵抗値が求まります。 あとは、これと等しい電気抵抗値が 8個並列接続されていると考えれば、正方形全体の電気抵抗値が求まると思います。 計算上、(1)の積分が難しければ、電気抵抗値の逆数(コンダクタンスというらしい) A = 1/R と置換すれば、(1)は ΔA = (1/σ) * [(1/2) * Δy * t ] / √[(L/2)^2 + y^2] (2) となって、積分の計算がしやすいでしょう。 あとはご自分で。
- azumayameme
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厚みが薄いと、電気が通過する場所が狭くなるので抵抗が大きくなります。 電気抵抗率を用いて抵抗を求める、普通の設問では電気の通り道が”十分に狭い”というのは個人的には記憶がありませんが、出来たら問題分の全体を見せて下さい。