- 締切済み
確定申告について
例えば 去年2014年度の収入がFXでマイナス500万円として 医療費が50万かかっていた場合 これは医療費控除など関係してくるんでしょうか? さらに赤字の場合って支払う税金などはどうなるんでしょうか? 還付金・市民税などなど ご回答宜しくお願い致します。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
長いですがよろしければご覧ください。 >…FXでマイナス500万円…医療費が50万かかっていた場合…医療費控除など関係してくるんでしょうか? いえ、「FXでマイナス500万円」であることと「医療費が50万かかった(≒医療費控除を申告する)」ことに特に関連は【ありません】。 *** (詳しい解説) 「医療費控除」は、たくさんある「所得控除(しょとくこうじょ)」というものの一つに過ぎません。 そして、「所得控除」はすべて合算して「所得金額」から差し引きます。 その際、まずは「総合課税の対象となる所得」から所得控除を差し引いて、それでも所得控除が残っている場合は、「申告分離課税の対象となる所得」から差し引きます。 最終的に残った所得控除は切り捨てとなり、翌年に繰り越したりはできません。 つまり、「(その人の、その年の)所得金額」と「(その人の、その年の)所得控除の額」は関係がないということになります。 (参考) 『所得から引かれる「控除」、仕組みを理解して節税を!|All About』(更新日:2013年08月09日) http://allabout.co.jp/gm/gc/424898/ --- 『所得控除の方法・仕方―所得控除の順序|WEBNOTE』 http://shotokuzei.k-solution.info/2007/07/post_53.html --- 『総合課税制度|国税庁』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2220.htm 『申告分離課税制度|国税庁』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2240.htm >赤字の場合って支払う税金などはどうなるんでしょうか?還付金・市民税などなど 「FX取引の損失」は、(原則として)「他の所得の税額」には影響しません。 *** (詳しい解説) FX取引による損益は、(原則として)「先物取引に係る雑所得等」または「雑所得」に区分することになっています。(ただし、事業としてFX取引を行っている場合はその限りではありません。) そして、「先物取引に係る雑所得等」「雑所得」ともに、他の所得との損益通算(損益の相殺)は【できません】。 つまり、(給与所得など)他の所得(にかかる税金)とは【無関係】ということです。 (参考) 『所得税>株式投資等と税金>外国為替証拠金取引(FX)の課税関係|国税庁』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1521.htm >>……他の所得と区分し、「先物取引に係る雑所得等」として、所得税15%(他に地方税5%)の税率で課税されます(申告分離課税)…… >>……金融商品取引法に規定する店頭デリバティブ取引に該当しない取引は、申告分離課税ではなく、注1の取扱いとなります。…… --- 『確定申告に関する手引き等>損益通算|国税庁』 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tebiki2011/taxanswer/shotoku/2250.htm >>……配当所得、給与所得、一時所得及び雑所得の金額の計算上損失が生じることはありますが、その損失の金額は他の各種所得の金額から控除することはできません。…… >>……申告分離課税の先物取引に係る雑所得等の金額の計算上生じた損失がある場合は、先物取引に係る雑所得等以外の所得の金額と損益通算できません。また逆に、先物取引に係る雑所得等以外の所得の損失も、先物取引に係る雑所得等の金額と損益通算できません。…… ***** (備考) 上記のリンクにも説明がありますが、「先物取引に係る雑所得等」には「損失の繰越控除」という【税法上の特例】があります。 簡単に言えば、「その年のFXによる儲けにかかる税金を計算するときに、過去の損を考慮して税額を計算してよい」という特例です。 なお、「それぞれの年のFXの損益の額」自体は変わりません。 あくまでも、「【その年の】税額の算定をする際に【過去の損と同じ金額】を差し引いて計算してよい」というだけです。 『所得税>株式投資等と税金>外国為替証拠金取引(FX)の課税関係|国税庁』 >>……他の「先物取引に係る雑所得等」と損益通算をしてもなお引ききれない損失の金額は、一定の要件の下、翌年以後3年内の各年分の「先物取引に係る雑所得等」の金額から控除することができます…… --- 『所得税>株式投資等と税金>先物取引の差金等決済に係る損失の繰越控除|国税庁』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1523.htm --- 『◆合計所得金額|国税庁』 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tebiki2014/b/03/order3/yogo/3-3_y02.htm >>……「◆総所得金額等」で掲げた繰越控除を受けている場合は、その適用前の金額をいいます。 ***** (その他、参照したWebページ・参考リンクなど) 『事業所得と雑所得の違い|丹羽総合会計事務所』 http://niwa-tax.com/596.html 『雑所得―分類>雑所得と事業所得とを区別するための判断基準―社会通念|WEBNOTE』 http://shotokuzei.k-solution.info/2007/05/_1_109.html#a1 *** 『国税庁の機構>税務署の仕事|国税庁』 http://www.nta.go.jp/soshiki/kokuzeicho/kiko/works.htm 『国税庁の機構>納税者支援調整官を設置している国税局・税務署のご案内|国税庁』 http://www.nta.go.jp/soshiki/kokuzeicho/kiko/nozeishashien/index.htm --- 『腹が立つ国税局の税務相談室|税理士もりりのひとりごと』(2009/07/15) http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-365.html 『税務署が親切|こっそりと。』(2007/03/11) http://blog.livedoor.jp/stock_value/archives/50363449.html 『税務署の無料セミナーを活用して記帳方法を勉強|家族を幸せにする自営業家庭の家計管理』 http://dorobune.chips.jp/?p=155 --- 『「税理士」というお店にはちゃんとした商品を並べなあかんやろ|税理士もりりのひとりごと』(2012/ 03/23) http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-1264.html *** 『市・府民税(個人住民税)の申告について|泉佐野市』 http://www.city.izumisano.lg.jp/kakuka/somu/zeimu/menu/sizei/sizei_kojin/1329096024124.html ※「個人住民税」は「地方税」のため、「各市町村ごとの条例によるルールの違い」【も】あります。 --- 『確定申告期に多いお問合せ事項Q&A>Q8 住民税や事業税の申告はどうなるのですか。|国税庁』 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/qa/02.htm#q08 *** 『年度|コトバンク』 https://kotobank.jp/word/%E5%B9%B4%E5%BA%A6-353587?dic=sekaidaihyakka#E4.B8.96.E7.95.8C.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E7.AC.AC.EF.BC.92.E7.89.88 ※間違いのないよう努めていますが、最終判断は各窓口に確認の上お願い致します。 ※なお、ご紹介したサイトの信頼性についてはご自身でご判断ください
- mpascal
- ベストアンサー率21% (1136/5195)
医療費控除はこちらで、 https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1120.htm
- mpascal
- ベストアンサー率21% (1136/5195)
FXは株と同じで、一般所得とは分離課税です。去年の赤字分を確定申告しておくと、確か今後3年は利益との相殺ができますので忘れずに確定申告しておきましょう。 医療費は、一般所得の方で所得控除に使えます。(一般所得がゼロなら意味ないですが・・)
- ketachina
- ベストアンサー率25% (64/249)
還付金は、税金を払った人にしか戻ってきません。元々、自分のものですから。 市県民税は収入が低くければ、払わない場合もあると思います。 その税額によって国保の金額も変わってきます。
補足
えっ!? ご回答ありがとうございます。 ちなみに一般所得が200万ぐらいあるとして・・・ えっとFXで赤字になっていても医療費控除可能って 考えてOKですか?