スペイン語は英語にとって代われるか?
大した質問でもありませんので、気が向いた時にでもお付き合い頂ければ幸いです。
世界で最も通用する言語は言うまでもく英語ですが、日本では少し過大評価しているきらいもあります。意外に世界では英語の理解できない人が多いんですよね。
さて、アメリカで公用語(?)は英語ですが、今や7人に1人はスペイン語を話すとも言われ、日本人にも馴染みの深いカリフォルニア州ではスペイン語の話者の比率が更に高いですよね。スペイン語の話者の人口増加は目覚ましく、あと50年もしたらアメリカもカナダのような2言語国家になるだろうと推測されます。そして、アメリカ以南の中南米は殆どの国がスペイン語を話していて、ブラジルはポルトガル語ですが、スペイン語を理解できる人も多いはずです。ですから、アメリカ人とブラジル人がスペイン語を仲介言語して会話することも珍しくないと思います。
それから、これは日本ではそれほどでもありませんが、フランスでは近年スペイン語の学習者が大幅に増えています。恐らく、イタリアも似たような傾向にあるでしょう。
言語そのものの性質に注目すると、100年前まではフランス語が国際語として1位の座にありましたが、これはフランス語は明晰性に優れていたもの、英語のように融通が利きませんでした。つまり、自由に名詞を動詞化したり、複合語を作れる性質に欠けていました。しかし、英語は文法もフランス語よりは単純化しているものの、最大のネックは綴りと発音の関係が不規則を極め、発音も多くの外国人には難しいのものです。その点、スペイン語は発音も比較的容易ですね。
そこで質問ですが、あと100年は英語が世界で最も通用する言語でしょうけど、それよりもっと先、スペイン語が英語に取って代わる可能性はあると思いますか?