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人類の進化過程でニューロン組織の組み換え?

中沢新一著の『熊から王へ』という本に、 ・ニューロン組織の組み換えが起こったことにより、人類に決定的な進化が起こった  (この組み換えはカテゴリーの違う領域を互いに結ぶことを可能にした(?)) ・流動的知性を獲得した人類は、記号を意味として認識できるようになった というような事が軽~く書いてあったのですが。 これってホントですか? どういう分野で上記確認できるんでしょうか。 面白いなと思ったので、もう少し詳しく知りたいです。

みんなの回答

  • chiha2525
  • ベストアンサー率10% (245/2384)
回答No.3

>ニューロン組織の組み換えが起こったことにより、人類に決定的な進化が起こった その方は存じませんが、一応まともな方のようですね。 科学的には正しくない表現です。生物学的には、猫の脳も人の脳も決定的な違いはありません。ニューロン組織の組み換えは人の脳でも猫の脳でも起こっているものです。というかそれが脳の仕組みでしょう。 この表現がまま書かれている文字通りであるなら、非常に非科学的な表現なのですが、質問者さんが要約した文章である場合は、よく分からずに違う表現となっている可能性があります。 科学的な表現というのは微妙なところがあって、進化論でいうなら「キリンは首が長くなるように進化した」と「キリンは進化の結果首が長くなった」という2つの文章で、これを同じ意味あるいは非常に良く似た表現だと感じる人がいます。しかしながら科学的にはまったく違う意味で、前者は要不要説という進化論では否定された間違えた進化の表現、後者が科学的に正しい進化の表現です。少しの違いで意味(科学的に正しいか間違いか)が180度違ってしまうものなのです。 そういう意味で、ニューロン組織云々は正しいですし、壁画のような芸術的表現が人類と他の動物とを分ける決定的な違いではないか等という意見はあります。(この辺りの事はネアンデルタール人との比較でよく語られます。そのような『決定的な違い』が存在するのかどうかは、まだ結論が出ていないことです。) もう一度、その本を読み返してみて(ちなみに2度3度読むと、最初に読んだ時には気づかなかったようなことが分かることが良くありますので、少なくとも2度読むことはオススメです)、どのような事が書かれているのか、より正しく理解してみてはいかがでしょうか。

heartsabure
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 ご指摘の通り、前後の文脈を省き、また、部分的に要約しているので、 元々の文章から不正確な拾い方をしていると思います。 申し訳ないです。 もう一度読みなおして整理してみます。

回答No.2

中沢氏がどのような意味で ・ニューロン組織の組み換えが起こったことにより、人類に決定的な進化が起こった ・流動的知性を獲得した人類は、記号を意味として認識できるようになった と記述されたのか、読んでいないので十分には理解できませんが。 1.約600万年前に誕生したらしい最初の人類(二足歩行類人猿)は、頭蓋骨も小さく、脳の重さも現生人類(ホモサピエンス)の3分の1程度だったようです。小脳、中脳は現生人類と左程の差は無く、生命維持維持に必要な能力には、目立った進化は無さそうです。 2.多年代に亘る多くの化石人骨が発見され、新人種誕生の都度、大脳を発達させ、その容器である頭蓋骨も大きくなっているようです。 3.二足歩行の獲得で、上肢を作業(労働)用に特化できたことで、新しい知識も獲得し始め、共同作業(狩猟など)に欠かせない言語も獲得できました。言語を通じて世代を超えた教育や、知識の伝承も容易になりました。そして、大脳を大きくし、記憶や知識、情感をも高めることが出来るようになりました。何よりも前頭葉の発達が著しく、理性や知性、想像力もたくましく進化させることが出来たようです。 それら脳の活動が、個々にでは無く、深く連携して行われることを、「ニューロン組織の組み替え云々」と記述されたのでしょう。 4.脳を発達させる要因には、「雑食性の獲得」も大きな力になったようです。初期の人類は概ね草食性でしたが、狩猟の技術を獲得し進歩させることで、効率の良い栄養摂取が可能となり、脳の発達にも大きく寄与したとされています。 5.そうした進化の過程で、文字・記号を獲得したことは、一層知識と理性を高めるのに役立ちました。・流動的知性・・・の記述は、そのあたりを指しているかと思われます。 6.一世代前の人種・ネアンデルタール人は、体格・体力ではホモサピエンスに勝っていたようですが、生き抜くための知恵とか気候変動への対応力が足りず、何よりも部族が孤立していて、ホモサピエンスのような部族間協調には欠けていた点が、滅亡を早めたと解釈されています。 7.現代人は知性の力で科学技術を発達させ、脳の細かい部分の働きまで解明し、更に認知症の原因解明と治療法発見にまで漕ぎ着けようとしています。 原始人類からのホモサピエンスまでの進化がなければ、我々はチンパンジーにも負けてしまっていたかも知れません。 以上至極大まかで不十分な点や誤りもあるかも知れませんが、他の回答者様に補足と訂正を委ねたいと思います。

heartsabure
質問者

お礼

順を追ったご説明、本当にありがとうございます。 また、前後の文脈を全く省いて質問してしまい申し訳ないです。 目についたところだけ抜き出すような、失礼な読み方をしてしまったので 本自体をもう一度読みなおしてみます。 いただいた回答で気づいたのですが、 「ニューロン組織の組み換え」に関する記述部分を 個人的には、進化過程のある一点で、突発的に何か特別なイベントが起きたのか? といった印象で読んでいました。 長い時間をかけて発達した過程がまずあるんですね。 (そもそも進化と発達という語句は、どのように使い分けされているのでしょうか…)

  • pegasus0
  • ベストアンサー率20% (1/5)
回答No.1

ダーウィンの進化論自体 間違ってるとしたのなら!? 進化が 何故 途中から止まってるの!? 枝分かれ的に 動物が進化してるのに その途中過程の動物が居ないのは何故!?

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