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日本の森林の変化について

日本の森林面積や森林蓄積の変化について、できるだけ歴史を遡って数字を調べしたいのですが、資料や調べ方を紹介していただけませんか? 目的 日本において、森林の変化が生物の生息・生育に及ぼした影響、また、獣害の発生に及ぼした影響について興味があります。

みんなの回答

noname#205122
noname#205122
回答No.4

after3さん、こんにちは。  再度のお尋ねなのか、判然としませんが、勝手に再回答させていただきます。私は、森林についての専門家ではありませんが、ご質問が、「資料や調べ方を紹介していただけませんか?」ということでしたので、「森林林業統計要覧」を紹介いたしました。「あまり詳しくはありませんが、確か、毎年度発行されているはずです。」と書きましたが、県庁などに行って調べられましたか?過去にさかのぼれば、森林の推移も分かりますし、この中では、「ほ乳類による森林の被害の状況」も分かるようになっています。  目的が、「日本において、森林の変化が生物の生息・生育に及ぼした影響、また、獣害の発生に及ぼした影響について興味があります。」ということですので、精度の問題は別にしても、「森林の変化」と「生物の生息・生育状況」と「獣害の発生状況」が分からなければなりません。  そもそも、「精度について、別に論文を書くわけではないから、厳密でなくてもよいです。」とのことですが、そもそもの目的からすれば、相当重たい課題です。ある程度信頼の置ける資料でないと、その因果関係を知ることはできません。それに、「生物の生息・生育状況」と「獣害の発生状況」などというものが意識されだしたのは、ごく最近のことです。少なくとも戦前に「獣害」などという認識はなかったと推察しています。獣害はあったけれど、人々の生活と共存していたのです。だから、「森林の変化」と「生物の生息・生育状況」と「獣害の発生状況」に関する資料を江戸時代とか、戦国時代にまでさかのぼって求めるのは無理ではないかと思いますし、意味がない(ごめんなさいm(_ _)m、あくまでも私見)と、私は推察いたします。「森林の変化」と「生物の生息・生育状況」と「獣害の発生状況」との関係を見いだせるのは、せいぜい戦後のことだと理解しています。  現在、鳥獣保護や狩猟に関するものは環境省の所管になっていますので、after3さんのお求めの資料について、環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護業務室などにも問い合わせてみたらいかがでしょうか? http://www.env.go.jp/nature/choju/law/law1-1.html http://www.env.go.jp/nature/choju/index.html http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=24051&hou_id=17875

after3
質問者

お礼

ああー失礼いたしました。お礼で書き忘れたことがあったから補足に書いてしまったのです。申し訳ありません。 森林林業統計要覧について、すみません。調べ直していないのですが、数字が出ていたのが戦後(昭和41年以後?)だったと思います。 「そもそもの目的からすれば、相当重たい課題です。ある程度信頼の置ける資料でないと、その因果関係を知ることはできません。」→そうかもしれませんね。 「少なくとも戦前に「獣害」などという認識はなかったと推察しています。獣害はあったけれど、人々の生活と共存していたのです。」→ああ、私が「獣害」としているのは農林業被害が中心なんです。わかりにくくてすみません。最近まで獣害を意識していなかったのは多分江戸時代中期から近年までは今ほどシカ、イノシシ等の個体数が多くなく、人里におりてくることもなく、被害が少なかったからだと思います。 農林業被害については「獣害」っていう意識はあったと思います。江戸時代や戦国時代の記録もあるくらいですから。 森林の状態がわかれば、獣害との関係を推察できないものかと思いまして。 丁寧にお答えいただきありがとうございました。

noname#224207
noname#224207
回答No.3

No.2です 補足を頂戴しましたので、追加の説明をさせていただきます。 人工林と一括して申し上げましたが、日本の人工林は、戦後の復興期に必要とされた住宅建設用の檜と杉の類が主体です。 現在はこれを見直そうという動きになっています。 針広混交林化・広葉樹林化が推進されています。 広葉樹林への誘導の可能性 - 日本森林学会 www.forestry.jp/publish/ForSci/BackNo/sk59/59.pdf このなかに「広葉樹林化に科学的根拠はあるのか?」という検証記事もあります 森語り、水語り 森と水を科学する 天然水の森 サントリー www.suntory.co.jp/eco/forest/research/talk/6.html 「シカやイノシシの個体数が近年どんどん増えているところを見ると生息環境としてあまり問題ないのかと思うのですが。」とありますが、どこでどのような形で増えているとお考えでしょうか。 特定の地域で特定の動物のみが異常に繁殖するのは、生態系が破壊されている現象とされています。 シカやイノシシやクマの出現がTVなどで話題になっているからと言って誤解なきようにお願いします。 生物多様性ということが近年重要視されてきています。 法律も制定されています 生物多様性基本法 law.e-gov.go.jp/htmldata/H20/H20HO058.html 前記の広葉樹林への見直しも、この生物多様性という考え方に基づいて行われているものです。 2.5. ヒノキ壮齢人工林と照葉樹壮齢二次林の植物種多様性の比較 www.agr.miyazaki-u.ac.jp/~ito/Biodiv_Pl/PDF/2.5.pdf 2.13. 人工林景観における野生動物の空間利用に関する - 宮崎大学 農学部 www.agr.miyazaki-u.ac.jp/~ito/Biodiv_Pl/PDF/2.13.pdf スギ人工林における自然再生に向けた取り組みの一考察(PDF:663KB) www.rinya.maff.go.jp/tohoku/sidou/pdf/h22_03.pdf 生物多様性ということに関しては以下のようなサイトがあります。 生物の多様性はなぜ必要か - ゑれきてる elekitel.jp/elekitel/series/2002/01/sr_01_a.htm 5分でわかる!? 「生物多様性」 | 世界市民会議 World Wide Views ~生物 ... www.miraikan.jst.go.jp/sp/wwv2012/miraikan_view0201.html 生物多様性の重要性|生物多様性って?|特集「生物 ... - WWFジャパン www.wwf.or.jp/biodiversity/about/consequence/ 前回の回答でもご紹介しましたように、現在の日本の人工林は数々の問題点を抱えています。 単に情緒的な環境保護や動物愛護で申し上げているわけではないことをご理解願います。 蛇足 人工林ということに関しては東京の明治神宮が有名です。 現在では都市部にある天然林と同じ人工林であるとして注目されています。 明治神宮の森 www.minto.or.jp/print/urbanstudy/pdf/u39_02.pdf 物資も金もない戦後に行われた造林とは動機も目的も違いますが、このような人工林も作ることができます。 経済効率優先の時代は終わりました。 檜や杉の需要も今後は左程には増えないでしょう。 地方創生が叫ばれています。 長期的な視野で日本の山林を見直していく時代になってきているのではないのかと考えています。

after3
質問者

お礼

補足にお答えいただきありがとうございます。 「シカやイノシシの個体数が近年どんどん増えているところを見ると生息環境としてあまり問題ないのかと思うのですが。」とありますが、どこでどのような形で増えているとお考えでしょうか。 については ↓ シカは青森、秋田、岩手を除く全国の天然林、人工林で急増していると思います。今環境省が全国で個体数推定をしているそうですが、おそらく驚異的な結果が出るんじゃないかと思います。 シカが急増した原因の一つが、戦後拡大造林がシカに適していたためと思います。 イノシシはまだ勉強不足でわかりませんが、同じく爆発的に増えていると思います。 「人工林は、生物にとっては劣悪な環境」というのは、シカやイノシシが増えるバランスが悪い場所という意味ですか? しかしそれだと「人工林では生きていけないために、人里に出没したり、飢えを凌ぐために樹皮を齧ります。」というのは違いますよね?ちょっとよくわかりませんでした。

after3
質問者

補足

質問と関係ないですが、人工林が生物にとってなぜ劣悪だと思うか教えていただけませんか? 「人工林は、生物にとっては劣悪な環境」というのは、シカやイノシシだけが増えるバランスが悪い場所という意味ですか?しかしそれだと「人工林では生きていけないために、人里に出没したり、飢えを凌ぐために樹皮を齧ります。」というのと辻褄が合わなくなってきますよね?そこがよくわかりませんでした。

noname#224207
noname#224207
回答No.2

日本の森林面積と森林蓄積の推移 - 森林・林業学習館 www.shinrin-ringyou.com/forest_japan/menseki_tikuseki.php 抜粋 日本の国土の約7割(66%)を占めている森林面積は約2500万haで横ばいです。 日本では過去40年間森林面積の増減はありません。 森林資源の現状 - 林野庁 - 農林水産省 www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/23hakusyo_h/all/a27.ht... 植林の推移など多くの説明があります。 日本の森の歴史 - 私の森.jp ~森と暮らしと心をつなぐ watashinomori.jp/study/basic_02.html 古代から現代までの歴史の概要が記載されています。 日本の林業の現状 - 森林・林業学習館 www.shinrin-ringyou.com/ringyou/ 昭和20年代以降の歴史と問題点が説明されています。 日本の森林-早わかり - 森林・林業学習館 www.shinrin-ringyou.com/forest_japan/ 日本の森林の特徴が説明されています。 山林の維持保全との連携 www.maff.go.jp/tokai/seibi/kensetu/kisocyou/html/pdf/05.pdf 山林と土砂災害の関係が説明されています 「間伐の遅れによる山林の荒廃」を小・中学生に伝える((公社)島根県緑化 ... shinrin-shimane.jp/torikumi/2012-106-06.html 抜粋 スギの山元立木価格1m3あたりで、昭和55年の22,707円をピークに下落して、平成21年には、2,548円となっています。 山林の荒廃どう防ぐ 2050年までに「所有者不明」47万ヘクタール :日本 ... www.nikkei.com/article/DGXLASDG01H0T_R00C14A9CC1000/ 山林の所有者が分からないことについての報道記事です H22-2 資料3-2 各県の森林環境税による事業概要 - 山形県ホームページ www.pref.yamagata.jp/ou/kankyoenergy/050011/midorikannkyou/y... 各県で進められている対策の一覧表があります これからの森林・林業を考える - 農林中金総合研究所 www.nochuri.co.jp/report/pdf/n0605re1.pdf 林業の経済的な困難さについて説明されています。 林野庁/野生鳥獣による森林被害 - 農林水産省 www.rinya.maff.go.jp/j/hogo/higai/tyouju.html 鳥獣による被害状況の資料があります。 第1章 森林・環境税の考え方 www.pref.gifu.lg.jp/sangyo-koyo/ringyo-mokuzai-sangyo/kanren... 岐阜県における鳥獣被害の数値が記載されています。 「山林の環境変化」をキーワードとして検索されれば、各県による説明サイトが沢山ヒットします。 以上のご紹介したサイトのタイトルで検索されるとご希望の資料は沢山ヒットするかと思います。 「害獣の発生」とされておられますが、山林の環境を変えたのは人間です。 とくに山林の約4割を占める針葉樹を主体とした人工林は、生物にとっては劣悪な環境です。 人工林では生きていけないために、人里に出没したり、飢えを凌ぐために樹皮を齧ります。 人が自ずから招いた結果を「害獣の発生」とするのは、山林に住む動物たちにとっては大迷惑です。 樹木が育つのには10年単位の時間がかかります。 単年度決算方式の収益優先の考え方は本来通用しない世界です。 これを無理やり人間の都合に合わせて山林を弄り回した結果が今日の日本の山林の現状です。 修復には半世紀以上の時間が必要です。 何か良い方法を考えて下さい。

after3
質問者

お礼

たくさんの資料を教えていただきありがとうございます。 やはり森林面積等さかのぼれるのは過去40年くらいですかね。 獣害について、私も最近まで、シカに罪はないよなーと思っていましたが、最近では、人間もシカもやっていることは同じなのかなと思います。食べられだけ食べて増えられるだけ増える。 結局人間と獣のせめぎ合いはこれからも続くのかな。と思います。

after3
質問者

補足

すごい量の資料ですね!ありがとうございます。お礼は後ほどあらためていたします。 質問と関係ないですが、人工林が生物にとってなぜ劣悪だと思うか教えていただけませんか? 天然林に比べて下層植生が貧困というイメージはあるものの、シカやイノシシの個体数が近年どんどん増えているところを見ると生息環境としてあまり問題ないのかと思うのですが。

noname#205122
noname#205122
回答No.1

after3さん、こんにちは。  ご存じかと思いますが、林野庁のHPには、現況は掲載されています。 http://www.rinya.maff.go.jp/ http://www.rinya.maff.go.jp/j/keikaku/genkyou/h24/index.html  「林業白書」は、ネットで、年度ごとにたどれると思いますが、日本の森林面積や森林蓄積の変化について、たどれるかどうかは怪しいです。おそらく無理だと思います。  そのほかに、「森林林業統計要覧」というのがあります。あまり詳しくはありませんが、確か、毎年度発行されているはずです。市販はされていません。 http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/toukei/youran_mokuzi.html  after3さんが、どこに住んでおられるのか分かりませんが、東京であれば、農林水産省内の図書館だとか、あるいは、都道府県庁内の図書館、出先機関(森林管理局や森林管理署)でも保管していると思います。  また、after3さんが、どの程度の、内容、精度の資料を要求されるのかにもよります……これもいろいろ変がありますので、請求先は変わってきます……が、情報公開制度を利用して、林野庁や都道府県に資料請求する方法もあります。現況は分かるのですが、推移となると、個人で調べるのはなかなか……ですよね。(*^_^*)

after3
質問者

お礼

回答いただきありがとうございます。 やはり記録が残っているのは戦後からですかねー。江戸時代とか戦国時代とかの森林面積等も気になるんですけどね。 獣害や生物の状況は、森林の量だけでなく様々な要素によって変化すると思います。

after3
質問者

補足

あ、精度について、別に論文を書くわけではないから、厳密でなくてもよいです。やっぱり個人で調べるのはなかなか難しいですかねー。

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