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無為自然
こんばんは。 「無為自然」なら、 「税金」なんて、有り得ませんね。 しかし、「篤志家」というのは、居たのでしょうか。
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人間の本性から考えてひずみのない『無為自然』ということを立脚点にすると、いろいろな方向を見極める際の参考になると思います。
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- NemurinekoNya
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『老子』は、為政者の存在を前提とし、その存在を肯定しているので、無為の政治が行なわれるようになっても、為政者は民から税をとり続けるのでしょうね。でないと、為政者は生計を立てる手段がなく、生きていけないですから。 また、 無為の政治というのは、「たとえそれが民の利益になることが予想されても、そのようなことをするな」というものであり、 「民を分断統治し、情報や物流、人の移動を抑制し、今自身がおかれている状況こそ最高なのだ」 と思わせることによって具現化されるですよ。 教育などはもってのほか。これは人間をオキテなどによって縛ることを引き起こし、自然を損なうことに繋がるんで。 しかも、スマホのような便利な文明の利器があったとしても、民に使わせてはいけない。民に「便利そうだから、使ってみようかな」という思いすら抱かせてはいけない。 こういう小国寡民の状態が『老子』の説く理想郷なんでございます。 http://homepage2.nifty.com/sakai070403/ROSHI/80syokokukamin.htm また、為政者は民を意識してもいけない。ことさら、民のために良いことをしようなん思ってもならないし、そのようなことをすることは、なおさらである。 天は不仁―――天は人に対する愛情や思いやりという感情などを持っていない―――だから、為政者もこれを見習って、そのように振舞わないといけない。 であるから、人民を生贄の儀式で使われるワラで作った犬のように扱え!! と説く。 ―――用済みになったワラで作った犬は、捨てられたり、燃やされる定めにある。民もこれと同じく用済みになれば、捨てられるのが定め――― 『老子』を買いかぶってはいけませんよ。 ☆しかし、「篤志家」というのは、居たのでしょうか。 ◇古代中国にですか? 居たことはいたんでしょうけれど、私が知るかぎり、いない。 中国のお方は、基本的に利益の《利》がないと動かないし・・・。 まぁ、儒教精神の《仁》や《義》で動く人はいるのでしょうけれど。 中国の歴史書の『史記』には、金持ちの話はたくさん載っているのですが、慈善活動をしたという記述はなかったように記憶しています。 また、 《墨家》のような政治集団がかつては存在していましたが・・・。 墨家 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A2%A8%E5%AE%B6
お礼
NemurinekoNya様、こんばんは。ご回答ありがとうございます。 >「『老子』は、為政者の存在を前提とし、その存在を肯定しているので、無為の政治が行なわれるようになっても、為政者は民から税をとり続けるのでしょうね。でないと、為政者は生計を立てる手段がなく、生きていけないですから。」 そうなんですか。なんといっても紀元前のことでしょうから、「為政者の存在」については、いろいろな考え方があったのでしょう。 (「禅譲」や「放伐」という表現に、古代中国なりの「正統性」ということを見て取れると思います) >「また、 無為の政治というのは、「たとえそれが民の利益になることが予想されても、そのようなことをするな」というものであり、 「民を分断統治し、情報や物流、人の移動を抑制し、今自身がおかれている状況こそ最高なのだ」 と思わせることによって具現化されるですよ。」 なるほど。「無為自然」とは、「新自由主義」とどう違うのか、とか >「教育などはもってのほか。これは人間をオキテなどによって縛ることを引き起こし、自然を損なうことに繋がるんで。 しかも、スマホのような便利な文明の利器があったとしても、民に使わせてはいけない。民に「便利そうだから、使ってみようかな」という思いすら抱かせてはいけない。」 ・・・それは、厳しいですね。イスラエルの王様よりも厳しそうです >「また、為政者は民を意識してもいけない。ことさら、民のために良いことをしようなん思ってもならないし、そのようなことをすることは、なおさらである。」 「為政者の(何の疑問も無く)存在することが「自然」である」ということでしょうか。 >「天は不仁―――天は人に対する愛情や思いやりという感情などを持っていない―――だから、為政者もこれを見習って、そのように振舞わないといけない。 であるから、人民を生贄の儀式で使われるワラで作った犬のように扱え!! と説く。 ―――用済みになったワラで作った犬は、捨てられたり、燃やされる定めにある。民もこれと同じく用済みになれば、捨てられるのが定め―――」 「天」ですか。「墨子」の考え方とは、ちょっと違うようです。 >「『老子』を買いかぶってはいけませんよ。」 荘子のほうが、洗練されているようで、いいですねえ。 >「☆しかし、「篤志家」というのは、居たのでしょうか。 ◇古代中国にですか? 居たことはいたんでしょうけれど、私が知るかぎり、いない。 中国のお方は、基本的に利益の《利》がないと動かないし・・・。 まぁ、儒教精神の《仁》や《義》で動く人はいるのでしょうけれど。 中国の歴史書の『史記』には、金持ちの話はたくさん載っているのですが、慈善活動をしたという記述はなかったように記憶しています。 また、 《墨家》のような政治集団がかつては存在していましたが・・・。」 『墨子』は、(2000年前としては)かなり、合理的にイイ線行ってると思います。 ・・・「ジェダイの騎士」?
- satorukune
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「無為自然」で現金を使わない生活をしているなら 所得が0で課税されませんし、現金がないから消費税も0ですね 大阪には江戸時代の篤志家が架けた橋がたくさんあって 現在も名前が残っていますね
お礼
satorukune様、ご回答ありがとうございます。 >「「無為自然」で現金を使わない生活をしているなら 所得が0で課税されませんし、現金がないから消費税も0ですね」 現金、所得、消費税、とは? 「課税」とは??? >「大阪には江戸時代の篤志家が架けた橋がたくさんあって 現在も名前が残っていますね」 そうなんですか。 ・・・「平和の架け橋」なんてね。
補足
人権を侵害しないでね
お礼
suzumenokox様、こんばんは。ご回答ありがとうございます。 >「人間の本性」 最近、(例えば「流行」といった)ある事象?について、 それが一時代的なものなのか、それとも普遍的なものなのか? といったことに興味を覚えるようになりました。