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ALT(外国語指導助手)の「質」について…
私は53歳で、TOEIC800点、英検準一級合格を目標に、英語の勉強をチマチマとやっている窓際サラリーマンです。 さて、標題の件なのですが、ALTとして全国津々浦々にネイティブの若者が派遣されていながら、彼らは日本語能力を身に着けることもなく、年季があけるのでしょうか。 …というのも、先日、時々足を運ぶ、都内のバックパッカー向けのバーに立ち寄った際に、ニュージーランド出身の女性のALTに会ったのですが、彼女、ほとんど日本語ができないのです。それでいて、九州の某県の高校で英語を指導しているのだとか…。 こんなことでいいの? ALTに日本語能力は必要ないのかもしれないけれど、半年一年いたら、普通に会話くらいできそうなものじゃないんですかね。 私は都内の大学が開講する市民講座でネイティブの先生に英語を習ってるけれど、彼らも日本語はできないんだよね。 要は、白人(戦勝国の…)は、日本語なんてわからなくてもいい…ってことなんでしょうかね? 中学、高校で英語を教えていて、日常的に英語教育の現場でネイティブスピーカーと触れ合っている方のご意見を知りたいです。
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- japaneseenglish
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国際交流などを専門にやっている方々の話を聞くと、英語ネイティヴで日本にきている方々の大部分は、日本語をおぼえる気などはないようです。 日本という国はとても異質な国です。 日本にきている彼らは終始それにあいます。 ともかく、なにからなにまで日本という国は、とても閉鎖的で外国人には、かなり住みにくい国です。 ですからたいていの方は永住するような気にはならないようです。 文化の差などからそういうことを感じるのは、日本人でも同じです。 海外に長年住んでいても、現地の言葉ができない人はかなりいます。 すなわち本人が覚える気にならないと、外国語というのは、その国に住んでいるだけでは話せるようにはなりません。 わたしの妻は、英語圏の人間ですが、結婚した当初は、日本語を覚える気がまったくありませんでした。当時はわたしもそれは知らなかったのですが、彼女が「日本にいるしかない」このように悟ったのは、ずいぶんのちのことで、それまでは、嫌になったらいつでも祖国に帰る気分だったようです。 西洋にも差別はありますが、日本の人種差別というのはひどいですよ。 これはなかなか日本人にはわかりにくい。 白人というだけで、どこにいこうが珍獣扱いです。 ようするに人間として見ていないわけです。 我々の知り合いというか友達には、米国の黒人の方もいらっしゃいますが、ご本人は口には出しませんが、黒人の方は、なおさら差別を感じられると思います。 外国人なので見た目が違うのは当たり前なのですが、その見た目と同じくらい中身も違うように思うのか、もの珍しくみられ、平気で「外人」と叫ぶ人もいて、そういう非礼なことをする日本人は珍しくありません。 日本という国は、村社会で、よそ者は一切入れない、こういう文化は、日ごろ外国人と過ごしている人にしかなかなかわからないです。
- ucok
- ベストアンサー率37% (4288/11421)
中学、高校で英語を教えてはいませんが、元ALTという知人友人が何人もいます。 まず、外国人であれ日本人であれ、「外国語ができること」と「その国に交わり、学ぼうとすること」はまったくの別物だと思います。 日本人の中にも、何年も海外の特定な国で暮らし、そこに溶け込んで、現地の人と偏見なく苦楽を共にしている人でも、その国の言葉がいつまでも身につかない人はいくらでもいます。これは一種の才能(の無さ)みたいなものですから、数日居るだけで現地の言葉が身につく人もいれば、何年たってもダメな人もいるのです。 ましてや、母語が英語の場合、わりとそれが通じてしまうことが多いので、その他の言葉を覚えるのが、それだけ難しくなるのも否めません。たとえば私は、フランスを旅して一週間いれば一週間分だけのフランス語を話せるようになりますが、これがオランダとなると、誰もが英語で話しかけてくるので、いくら覚えようとしてもオランダ語がまったく身につきません。 ただ、ALTの場合は、留学できない生徒たちのために”本場の外国人”として雇われているので、むしろ、日本語ができても、生徒の前ではそれを使わないように指導されるようです。したがって、日本の生徒に対する愛情さえあれば、任期中に日本語ができないこと自体は、まったく問題ないどころか、むしろ教育現場では歓迎されるのです。 一方、ALTは英語圏人が初めての日本で安定した短期滞在生活をするにはもってこいなので、多くの人はこれを足掛かりに、任期終了後に転職してそのまま日本に根づいたり、日本人と結婚したりします。つまり、日本語を覚えるのはむしろ、ALTを終えたあとだったりするわけなんですよね。 とはいえ、根づく人の多くは、長期滞在するつもりがなく来日しています。逆に言えば、ALTという職が、彼らに、長期滞在したくなり、さらには家庭まで作りたくなるほど日本の魅力を知らしめるきっかけともなっているわけです。 それはそれとして、街で出会ったALTに、日本語を話すよう叱咤激励するのは大いに結構だと思います。たとえばスペインなどに行きますと、地元のおじさんやおばさんが、ハッキリと「せっかく来たのだから、スペイン語で話しなさい」と言ってくれます。そして、知る限りの単語を私が絞りだすと、根気よく耳を傾けてうなずいてくれます。 ちなみに、日本を訪れる外国人の中には「日本語を上達したく話しかけても、英語で答えが返ってくる」と言う人が少なくありません。日本人としては、それを親切だと思うのか、あるいは英語を練習したいのかわかりませんが、せめて相手が日本語で話しかけてきた時くらいは、日本語で応じてあげたいものですよね。 >要は、白人(戦勝国の…)は、日本語なんてわからなくてもいい…ってことなんでしょうかね? ところで、ALTは白人ばかりでは全くありません。こうした偏見のある日本人と、日本語を話そうとしない外国人、いい勝負です。ですが、そのニュージーランド人は、九州からわざわざ東京に出てきたうえに、”少しは”日本語ができるのですから、日本に対してかなり謙虚な気持ちを持っているのでは?
お礼
ご丁寧なご意見、ありがとうございました。偏見、予断を持たずに人と接することは大切ですね。
- yanokke
- ベストアンサー率50% (1/2)
ALTは英語圏の外国人さんが大学の休学中に小遣い稼ぎを目的にに来たりすることが多いそうなので、その方も長い間日本にいるつもりがないために日本語が身につきにくいのかもしれませんね。 とは言え、私が通っていた小、中、高にいたALTさんは少なくとも日本語を話そうとして努力していらっしゃいました。 小中学校では、たどたどしく外国人さんが日本語を話してくれる姿がある意味微笑ましく、子供達からも親しまれやすいと思います。英語ばかり話していると威圧感があります。 それに、ここまで子供達がわかってくれるのかはわかりませんが、外国語は完璧に話せなくても口に出していいんだという感覚を持ってもらういいお手本になるのではないかと思っています。日本人は外国人さんの拙い日本語は許せても、自分は文法に誤りのない英語だけを話したいという感覚が大なり小なりありますからね。 高校では、私が進学校にいたからかもしれませんが、ALTさんもとても洗練されていて、英語や日本語の他にも数ヶ国語を話せる人が配置されていました。高校生にもなると、和訳や英訳の際の微妙なニュアンスの違いを質問しに行くことが多かったので、ALTさんが日本語ができることは必須です。先生方も実際に海外に住んだ方は少ないので、現代の英語でどのような表現が自然なのかを知るためにALTさんによく質問しに行っていらっしゃいましたよ。 くどくどと書いてきましたが、総括として… 日本語が上手い下手は別として、話そうと努力していることはALTに必要なことだと思います。単に英語の良い発音を知るためにALTさんに高い給料を払っているわけではなく、外国との架け橋のような役割も彼らにはあると感じます。
お礼
まさしく、おっしゃるとおりですね。でも、実際に架け橋になっている人がどれだけいるのかな…とは思います。
- Macpapa10
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日本人教師と一緒に授業しますので、特に日本語スキルは必要ありません。 そしてこれは日本人の問題ですが、白人女性を口説く勇気ある日本人男性がいないんですね。 ですから女性ALTは日本語を覚える必要がありません。 対して男性ALTですが、これまた多くの日本人女性が白人男性と付き合いたいと思ってますので、男性ALTは日本人女性と接する機会が多く、自然と日本語を覚えます。
お礼
なるほどねえ。「マッサン」のエリーみたいな白人女性はやっぱりいないんですね。
お礼
私の母は戦前、大連で生まれて人ですが、確かに多くの日本人が中国、朝鮮、その他の「外地」で生活していましたが、その地の言葉を身に着ける必然性は少なかったですよね。私の母はいくらか中国語を勉強していましたが、結局は必要があればやるし、なければ最低限のものだけ…ということでしょうかね。 いろいろありがとうございました。