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ドイツ語"....er"の発音について

昔の人は、"....er"の発音を「エル」と読んでいたように思えますが、最近は「エア」と発音するようになった気がします。 derなら「デル」、werdenなら「ヴェルデン」という感じです。第九のもっとも有名な部分も"Alle Menschen ヴェルデン...."と聞こえますが、20年ぶりに復習してみると「ヴェアーデン」と言っています(CDが)。私は「デアー」「ヴェルデン」という中途半端な言い方をします。 オーデル川は「オーデル」、"oder"は「オーダー」といった感じです。綴りが発音を示すドイツ語に不整合な点があるなんて信じがたいのですが、本当はどうなのでしょうか。お教え下さい。

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回答No.3

今、ドイツの大部分では母音化しています。しかし、今でもスイスやオーストリアなどでは大体、巻き舌です。 ドイツ語は綴りの大部分が発音と一致していますが、完全一致ではありません。たとえば、vielleichtは、文字通り読めば「フィーッライヒト」のようになりましょうが、正しい発音は「フィライヒト」と長音ではなく短音となります。また、Restaurantのような外来語は「レスタウラント」ではなく、「レストローン」とフランス風に発音します。 第二次世界大戦にドイツが負けてから、いろいろな国のものを取り入れるようになりました。おしゃれ気分でフランスもの、新鮮さはイタリアものを好んで使ったり、その国へ旅行したり(ドイツ人は旅行好き)…… コンピューターやインターネットなどでは、今や英語が大氾濫です。 大陸続きなので、フランスなどの影響が大です。おそらく-erもフランス輸入かもしれません。ただ、フランス語にはドイツ語のchの発音がないため、ドイツ語のchのようにrを発音します。ドイツ語の喉音rは、chとの混同を避け、それよりもなめらかで、半母音化しています。 歌ならば、何回も巻かなくとも、巻き舌音の方が明瞭でよいでしょう。明瞭さの故だと思いますが、歌では単母音も、長音と同じように閉母音で発声して歌います。

haijin22
質問者

お礼

そうですか、ドイツも英語が氾濫していますか。 確かに、ToiletteやMuseumなどおっしゃる通りですね。 どこの国でも言葉が変化していくのは世の習いなのですね。しかし外国語の外来語というのは、私にはハードルが高すぎるようです。 また、歌についてのご指導もありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • ishinoh
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回答No.5

"er"の発音について、同じ人が「エル」と「エア」を発音します。「エル」の方は演説の時です。「エア」は軽い日常会話で使用しているようです。「エル」の発音は巻き舌になりますのでかなりのエネルギーを消耗します。ピットラーは大衆の前ではこの巻き舌ですが、プライベートな場面では巻き舌を使っていません。(10年前のドイツでは結構ヒットラーのフィルムがTV画面に出ていました) 歌の場合には発音をはっきりさせるような楽譜になるようです。 方言、個人差もかなりありますが、私の1年間のドイツの印象は以上のようなものです。ただ10年前のことですので今はまた変わっているかも知れません。生きている言葉というのは日々新しくなるのは日本語も同じものだと思います。

noname#232
noname#232
回答No.4

以前、ドイツに住んでいた時に、感じたり聞いたことですが、ドイツ語には、大変なまりが多いと言うことです。専門的にはわかりませんが、日本よりもひどいなまりだということを聞きました。実際、私も、第九は、何回も経験しましたが、指導者によって、発音が全然違います。これも、なまりのせいだと思って、それぞれの指導者に従っていました。

  • keyshawn
  • ベストアンサー率51% (63/122)
回答No.2

ドイツ語は専門ではないので、多少怪しいところもあるかもしれませんが・・・ 基本的に、今のドイツ語の実際の発音では、r音は全体に母音化する傾向にあるようです。特にer-や、ver-の単語や、語尾の-erのrの発音は、弱い「ア」音になることが普通のようです。 あとは、アクセントがつく音の位置や、地方や話し手の世代によって変わってくるようですね。指導教官(ドイツ思想およびオペラ専門)にはそう教わりました。

haijin22
質問者

お礼

ご指導ありがとうございました。

  • kawakawa
  • ベストアンサー率41% (1452/3497)
回答No.1

erの発音は元来、rの音を巻き舌で発音することが多かったようですが、この十年位、フランス式に喉の奥でうがいのように出す発音が主流を占めているようですね。 oderなんかは、以前から喉の奥を振るわせる発音の法が多かったようにも思えます。 実は、もともとの方言の関係も多少はあるようですが、第二次世界大戦までは純粋な巻き舌発音、戦後は喉を振るわせる発音か、或いは英語の影響を受けた発音に変化したのです。勿論、古典的な発音は正統派のドイツ語として残っていますが、戦後教育を受けた人の子供達の世代では英仏系の発音が増えているようです。 あと、綴りが発音を示すというのはラテン語の影響を受けているようですネ。euが「オイ」という発音になったりしますしネ。 kawakawaでした。

haijin22
質問者

お礼

言語学的なご回答ありがとうございました。 よく、「南高地ドイツの方言はきつい」とか聞きますが、 そういった理解でよろしいのでしょうか。 しかし、最近英仏系が若者に広まっているのはなぜでしょう。ドイツでぶつかったとき、最初にドイツ人に声をかけられたとき"pardon"といわれました。(二度目は日本語で「ごめんなさい」(ベルリン)でしたが)この言い方はすでにドイツ語として認知されているようですが、あんなに親切なドイツ人が英仏の影響を受けるというのは、あまり釈然としませんが(失礼に当たりましたらお許し下さい) こちらの頭が固いのかも知れないと言うことでしょうか? ありがとうございました。

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