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旧日本海軍の人事異動
辞令公報掲載の辞令種別についてお伺いします。 「補呉鎮守府出仕」と「呉鎮守府附被仰付」というの違いについてお教えください。 共に次に続く辞令待ちの状態なのかと推察していますが明確な違いがあるのでしょうか? 人事に関する内令等の規定文書までは確認していないのですが、できましたら根拠を添えて教えて頂けると幸いです。
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旧陸軍の資料研究の書物の中に、 「『補』と『被仰付』」という項目があり、そこで山崎正男氏が、「補」は定員内で、「被仰付」は定員外であった、と述べています。「補」は「補職」の意でしょうから定員内ということでしょう。海軍の電報符号の「ホ」が現役を指すことも関係があるのかもしれません。 いっぽう「被仰付」は辞職や待命などに使われることが多く、そのほか、昭和十六年ごろの「陸普令達」をみると、平時・戦時を問わないことや随行員などの臨時職の任命もふくまれたようです。 今手元にある陸軍の資料でしか書けませんが、参考になれば幸いです。 資料:『「陸軍成規類聚」研究資料 全』緑蔭書房 2009年
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- mm058114
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回答No.1
出仕→鎮守府に所属し、上長の指示は受けるが、仕事は特にない。(要するに休職状態、定員外) 附被仰付→鎮守府に所属、給養は受け、鎮守府の仕事ではなく、特命の仕事。(例えば、大学学生出向、常設でない仕事とか) だったと思います。
質問者
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遅くなりましてすみません。 お調べありがとうございます。 あらためて辞令を眺めていたのですが、出仕の場合、後追いの訓令で職務内容を補足されている場合/されていない場合があるようで、定員外というところは間違いない印象を受けました。 ありがとうございました。
お礼
遅くなりましてすみません。 丁寧なご回答ありがとうございます。 ご指摘の視点であらためて辞令を眺めたとこと、海軍もそのような感じを受けました。 補の場合、定員内の正式な任命のようです。 被仰付は一時的なもので数日後(早ければ翌日にでも)、新たな「補」で配属先を指定していました。 おそらく陸海軍共通なのでしょうね。