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構造力学なんですが。
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構造力学の手順の基本は、「構造系全体の反力」を求める事です。それさえ出来れば、部材力は、後からついて来ます。 そのように考えると、C点の反力はあくまで部材力であって、「構造系全体の反力」ではありません。C点はちょうど、鋼棒トラスに対するピン支持になっているので、(頼りない)木製梁を地盤とする反力と言いたくなるのはわかりますよ・・・(^^;)。 しかしC点の反力は、あくまで鋼棒に対するものであって、「構造系全体の反力」ではありません。「構造系全体の反力」は、添付図に示したように、壁において生じるB点,D点の反力です。 B点,D点もピン支点なので、モーメント反力は生じません。鉛直反力と水平反力だけです。さらにB点につながるのは鋼棒トラスなので、その鉛直,水平反力はトラスの引張力Nを用いて、Nsinθ,Ncosθになります。 D点につながるのは木製梁なので、鋼棒トラスのようにS=0みたいな都合のよい事は起こらず、鉛直,水平反力としてS,Rを仮定する必要があります。 そしてここまで来たら、未知数の数を勘定します。反力に関する未知数は、N,S,Rの3個です。そして釣り合い方程式も3個書けます。よって、「こいつはいけるぜ!」となります(^^)。実際に3個の釣り合い方程式を書いたのが、添付図です。 添付図の3本の式から、N,S,Rを算定できます。その結果Nがわかっちまったら、C点の反力は自明ですよね。 鋼棒トラスは軸力NでC点を引っ張るので、鋼棒はNcosθで木製梁をCB方向に圧縮し、C点においてNsinθで木製梁を曲げようとします。 ただしこれは、木製梁のC点における断面力にはならない事には注意して下さい。例えば木製梁はC点で曲げモーメントを受けますが、鋼棒トラスはC点で曲げモーメントを受けません。 その意味でC点の反力は、やっぱり鋼棒の部材力なんです。
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- foomufoomu
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間違えました 水平反力はP/cosθ です。 ↓ 水平反力はP/tanθ です。
お礼
確かにそうでしたね! 訂正ありがとうございます!
- foomufoomu
- ベストアンサー率36% (1018/2761)
3角形1個の静定トラスと考えてもよいですが、それより中間が吊り上げられた梁と考えたほうが簡単です。 C点の鋼棒によるつり上げ力(上向きの力)をPとすると、B点のモーメントの釣合から P*L2 = 1/2*w*(L1+L2)^2 鋼棒の引っ張り力は P/sinθ D点の鉛直反力はP、水平反力はP/cosθ です。
お礼
そうですよね! 私も後者の考え方だとは思っていました! その釣り上げ力を反力と呼んでよいのかと困惑していました。 解説ありがとうございました!
お礼
ありがとうございます! すっきりしました! やはりC点の反力は全体の反力には関係ありませんよね! その後の解説も含め、非常に助かりました!