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鉄の工業的価値について
鉄鋼材料は工業的価値が非常に高く、多くの場面で用いられていますが、 相変態と絡めて説明する時の理由がはっきりと挙げられません おそらく、多種の熱処理(焼き入れ、焼きなましなど)による相変態が容易であり、 それによって幅広い製品に適した性質を得られるからだと思うのですが、 より良い答えや補足説明がありましたら、教えてください お願いします
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>多種の熱処理(焼き入れ、焼きなましなど)による相変態が容易であり、それによって幅広い製品に適した性質を得られるからだ。。。 そのとおり、と思います。 鉄ほどその加工の仕方によって性質が大きく変わる金属はめったにありません。 オーステナイトの状態から急冷するとマルテンサイトという非常に硬くてもろい状態が出来ます。生鉄に 炭素をある割合で混合 したのですね。 生鉄ではその変化を引き出すことは出来ません。 日本刀でもその硬さと粘りの強靭さを引き出すために、材料(砂鉄?)を工夫したり、叩きを入れたり(そばのコシを強くするのに似ている)、焼きの温度、焼入れの温度、なましの加減を工夫したようです。 焼入れに水ではなく、油を使ってみたなどもあるようです。 鉄の性質のネタとしては下のURLからの引用が有用かもしれないですね。 参考: 以下のサイトは見回すと面白く、参考になると思います。 http://ms-laboratory.jp/strength/ms2/ms_71/71.htm http://www.mikasa-byoura.co.jp/screw/qa.php http://www.mikasa-byoura.co.jp/qa/cat10/-.php
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- ORUKA1951
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忘れてもすね。鉄と言う元素が工業的価値が高い最大の理由は、豊富で安価だからです。 クラーク数( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E6%95%B0 )は、アルミニウムの7.56につぐ4位で4.70です。アルミよりはるかに簡単に精錬できて、はるかに簡単に様々な合金が作られる。 鋼とは鉄の合金のことで、炭素や他の金属とも容易に合金を作ることが出来、それぞれが熱処理によって様々な特性を示す。 >おそらく、多種の熱処理(焼き入れ、焼きなましなど)による相変態が容易であり、 それによって幅広い製品に適した性質を得られるからだと思うのですが、 たとえそうであっても、安価に手に入らなければ工業的価値はありません。 工業とは、端的に言うと以下に低コストで、期待される(採算や金銭的)性質が得られるかですからね。二本の柱の両方を見ないとダメ。特に重要なのは採算!!!
お礼
回答ありがとうございます 確かに鉄は埋蔵量、生産量ともに大量ですよね ただ今回の質問では、相変態に絡めての説明ということですので、価格についてはあまり問われていませんでした 説明不足でした、すいません
- spring135
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お礼
ありがとうございます 図書館で探してみますね
お礼
マルテンサイトって、非常に興味深い変態ですよね 複数URLも載せていただき、ありがとうございます 参考にしてみます!