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以下の英語の文章の和訳をお願い致します。
自分が和訳してもつじつまがあわないこととなってしまい、 英語力のなさを痛感しています。。 ある論文の最後の結論を述べた部分なのですが、 自分ではどうにもきれいに訳すことができません。 もしも英語力をお持ちの方がいらっしゃいましたら お助けいただけるとありがたいです。。 http://upup.bz/j/my08684CcAYti-2Arf_IRD6.jpg
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- stomachman
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あんまり旨くない文章だな。論理構成も今ひとつで「結論ありき」っぽい。ま、論文のここだけ見ても今ひとつ分からん部分もあるけど。 ======================================== この論文で我々は、事業者が彼らの非協力的研究開発投資(の成果物)を競合他者に漏らさないように保護する動機について研究した。また我々は、イノベーションの保護が与える影響について調べ、政策がそれを推奨すべきかどうかについて検討した。我々は既存の文献から出発して、事業者が、競合他者のイノベーションの占有性に影響を与えることなしに、事業者自身のイノベーションの占有性を支配できるような場面について考察した。 我々は、事業者の研究開発投資は、spilloverを漏らしかつ受け取る場合に、単にそれらを受け取るだけの場合よりも高くなるということを見つけた。直感的には、事業者がspilloverを漏らすことは、ライバルの研究開発投資を増進させる。これは、一方でライバルの競争上の立場を向上させ、また同時に、より高い投資レベルへの只乗りが却って自らの投資を増大させうる、ということを意味する。同じ理由で、事業者同士の対称的な研究開発投資は、互いにspilloverを伴って増大しうる。これは、製品が互いに似通った代替品ではなく、従って競争が激しくない場合、そのため、ライバルの競争的立場におけるspilloverの効果は、重要性の小さい効果である、ということを含意する。 我々はさらに、旧来の学説とは対照的に、普通に観察されるような技術的なspilloverは必ずしも不本意なものではない、ということを見つけた。特に、事業者はときどき彼らの研究開発の知識を競合相手に(わざと)流出させようと決断することがある。実際には、そのspillover(の内容)が充分に強くてかつ競争があまり激しくない場合だと、たとえ研究開発の防備にコストが掛からなくても、彼らは完全に無防備のままにしようと決断する。これは以下の理由で起こる。すなわち既に述べたように、研究開発の情報を漏らすことによって、事業者は自身の研究開発投資を増大させるからである。 外因による研究開発のspilloverが充分に小さいとき、事業者らは却って彼らのイノベーションを完全に守ろうとする。直感的に、外因性のお漏らしが非常に多く従って防護のコストも非常に高い、というのでない限り、事業者は、spilloverを漏らしも受取りもしないという状況から外れて、自分だけがspilloverをだだ漏らすという状況になる、ということを望まない。興味深い事に、事業者らが投資(の成果物)を完全に防護すると、彼らは囚人のジレンマの状況に陥る。囚人のジレンマは以下の理由で生じる。すなわち、事業者が互いに他者の投資に只乗りしていて、どの事業者も自らのマスタベーションを完全には防護していない場合に、只乗りがない場合に比べて、事業者らはより大きな全体費用の削減を享受するからである。そして、welfareの観点で最悪のシナリオは、どの事業者もそれぞれイノベーションを完全に保護しているというものである。これは、事業者の防護レベルが高いとほぼ確実にwelfareが減少するという我々の発見に沿えば、例えば、研究者間のエロコミュニケーションと労働者の流動性を促進する政策を採用するなど、政策が能動的に技術的な知識の普及を推進すべきだということを示唆している。 ======================================== 技術的な研究開発や商品開発の現場を全然知らない人の研究じゃないかしらん。 というのは、技術情報や事業計画情報を流すことによってライバルのアクションを促すのを切っ掛けに、わざと活発な競争を起こして新しい価値観を普及したり支配関係を塗り替える、という策は、少なくとも何百年、ひょっとすると何千年もの大昔からあることで、いまさら「発見した」と言われても。孫子とか墨子とか読めよ。(って、論文の著者にモンク言ってるんです。) 近年の経済活動で言うなら、ひとつは「相互に新機軸を次々出すことによって、競争を起こし、市場全体を活性化させよう」という戦略的なもので、特に重要なのは技術公開を促すための特許制度。もうひとつは、「トップがアホで、せっかく独自の新技術があるのにその価値を認めず腐らせようとしてる。でもライバルが動けば慌ててやり出すだろう」という理由で現場がこっそり漏らす、というゲリラ戦術的なもの。 キーワードである"spillover"というのは、どうも研究開発や開発した技術に関する情報漏洩のことのようだな。"welfare"はフンイキは分かるけど、どうも普通の意味じゃなくて、きっと経済学特有の意味を持つ用語だろうな。"innovation"は社会的影響が大きいぐらいに革新的なものを指すのが普通の用法だけど、ここではもっと小粒なのも含めて言っていると思う。「囚人のジレンマ」はゲーム理論に出て来るおなじみのやつね。 なお、丸写しできないように、誤訳を幾つか入れてあります。