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「もっとも、かと言って」についての解説と意味
- 「もっとも、かと言って」とは、小説『狼と香辛料』の文句の一つです。これは条件や注釈を加えることで異見のある意を表す表現です。
- 「もっとも」とは前言を肯定しつつ、条件や注釈を加えて、異なる意見を表す意味を持ちます。「かと言って」とは、前に述べた事柄と相関または逆相関の関係にある事柄を打ち消す場合に使用されます。
- 「もっとも、かと言って」を一緒に使用することで、意味の重複が生じます。これは重言と呼ばれるものであり、別の意味に解釈しなければなりません。
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1.<「もっとも」が無い場合の意味> 『甘いものを食べたのも久しぶりに違いなかった。 かといってこれ以上あげるつもりもロレンスにはない。蜂蜜菓子も安いものではないのだ。』 →「甘いものを食べたのも久しぶりに違いなかっただろうが、これ以上あげるつもりもロレンスにはない」という意味になります。 「騎士はもっと欲しいのかもしれないが、これ以上あげるつもりはない」という意図で、単純な逆接です。 2.<「もっとも」がある場合の意味> 『甘いものを食べたのも久しぶりに違いなかった。 もっとも、かといってこれ以上あげるつもりもロレンスにはない。蜂蜜菓子も安いものではないのだ。』 →「甘いものを食べたのも久しぶりに違いなかっただろう。だから、もしかすると、もっと欲しいのかもしれない。その気持ちはよくわかる。だが、これ以上あげるつもりもロレンスにはない」という意味になります。 「もっと欲しいのかもしれない、という騎士の気持ちは一応理解できる」という気持ちを表わすために、「もっとも」という、【前言を肯定する意図の言葉】が必要になるわけです。 重言ではありません。
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- fxq11011
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すんなり考えれば。 >もっとも、かと言って・ もっとも、の後の言葉が省略されているだけ。 省略された言葉はいろいろ考えられるが、内容としては、前の回答者の通りでしょう。 話異なるかも・・・・。 ぜんぜん、の使い方 「暑くないですか」「ぜんぜん、ちょうど良い加減です」、ラジオ番組では肯定に使われる例に挙げられていましたが「ぜんぜん、(暑くないです)」「ちょうど良い加減です」言葉が省略されているだけで、否定を前提に使用していますね。
お礼
ご回答ありがとございました。
- gldfish
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どちらも同じ意味・用法という訳ではないと思います。 「かと言って」は「とはいえ」と(全く同じ意味という訳ではないにしろ)近い使い方は出来ますが、「もっとも」は「とはいえ」に置き換えられません。いえ正確には、置き換えて意味は通じるとしても、言いたいことが変わってしまうということです。 具体的には、「もっとも」は「その前の内容に対して、こういう相反する事実・条件・例外がある」と念を押す場合で、「かと言って」は「前の内容が本筋だが、その逆が全く違うとも言い切れない」という場合に使います。 彼女は虫が嫌いだ。もっとも、彼女が好きだという蝶は虫なのだが。 彼女は家を出たくない。かと言って、家に残りたい訳でもない。 ・・・この2つの文の「もっとも」と「かと言って」を入れ替えると「言いたい部分・意味」が変わってきます。その理由は上に述べた通り。 まぁそこまで考えて使う人は多くないと思いますが「もっとも、かと言って」と並べて使うケースは結構あり、やはり「もっとも」「かと言って」を単独で使うのとは少し「言いたい部分・意味」が違うのは確かですね。 上で説明した2つの条件に当てはまる場合に、「もっとも、かと言って」と並べて使うと良いでしょう。
お礼
ご回答ありがとございました。
- stringf35
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こんにちは。 読んで特に違和感はありませんが、言われてみれば、意味が重なっていると思います。どちらか一方の言葉だけでも同じような意味の文章になるからです。 このような文学作品では、同じような意味の言葉を重ねることで、強調したり、ちょっとした間を表現したり、物語のテンポを調節したりする効果があると思います。 わかりにくかったらすみません。
お礼
ご回答ありがとございました。
お礼
そういう意味ですね。ご回答ありがとございました。