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スポーツにおける「流れ」とは何でしょうか?

スポーツにおける「流れ」とは、つまり何でしょうか? (場合によっては、「風向き」と表現するかもしれません。) 私は外国人ではないので、「流れ」と聞いてまるっきりピンとこない訳ではありません。 (優勢、劣勢がその前の運ばれ方で、気持ちにも影響して、、、みたいなものですよね。) でも、きちんと説明しろと言われて、出来る自信はありません。 できれば、ウィキペディアの「概要」っぽく説明していただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。

みんなの回答

noname#227653
noname#227653
回答No.3

プロ野球の中継などを見ていると「流れは今完全に阪神に来ていますねえ」「流れがあっちに行ったりこっちに行ったりの状態ですね」「どちらが先に流れを掴むか」などの表現がよく聞かれますね、 では流れとはどのような意味で使われているのでしょうか。 一般的には有利に試合を進めているときに「流れが来ている」「流れを掴んでいる」などと言います。 でもたとえばプロのチームとそこらの中学校の野球部のチームが対戦して大差がついたときに「流れは中日に来てますね」とは言わないでしょう。 「流れが来ている」というのは実力だけではなく、運のよさも関係しているときに用いられる表現です。野球(に限らずスポーツはなんでもそうでしょうが)には運の要素もかなり含まれているので、たとえばソフトバンクの攻撃時には打球がいいところに落ち、オリックスの打者のライナーは野手の目の前に飛び、ソフトバンクの選手の送りバントが切れそうで切れず、オリックスのピッチャーに打球が当たって交代、というようなことも含めてソフトバンクが有利に試合を展開しているときに「ソフトバンクに流れが来ている」というわけです。 でもそれなら「ソフトバンクにとってラッキーなことが重なりましたね」と表現するだけでもいいのですが、ここで「流れ」という言葉を使う意味は何なのでしょう。 それは多分、ソフトバンクが有利に試合を進めるように仕向ける目に見えない大きな力のようなものを想定して、それを「流れ」と呼んでいるのだと思います。大きな川の「流れ」のように、運のよさをソフトバンクの方に押し運んでくれる力を「流れ」と呼んでいるのでしょう。 そこでスポーツにおける流れを辞書の解説のように定義するとしたら「選手の実力とは別に、一方の選手またはチームにとって有利に試合が進むように作用する、目に見えない力」とでもいうことになるでしょうか。 さて、これをさいころに置き換えて考えてみましょう。さいころを振って5回続けて偶数が出たとします。これはあまり起こらないことですが、これ自体は偶然の出来事で誰かの意志が起こしたことではありません。しかしこれを「今は偶数に流れが来ていますねえ」と表現する人がいたとしたら、それは「今は目に見えない大きな力が加わって偶数が出やすくなっているのだ」と考えていることになります。 もしそうだとしたら、次の6回目も偶数になる確率が二分の一より大きくなるはずですよね。 しかしそれはあり得ないでしょう。スポーツでも同じことです。 だからプロ野球の解説者やアナウンサーが使う「流れ」なんてものは実際にはありません。それは単に選手の実力プラス幸運でその時点まで一方のチームが有利に試合を運んでいるだけのことなのです。 麻雀でも、配牌やツモがいい場面が続くと「流れが来ている」、悪い場面が続くと「流れが来ていない」などという人がいるようです。どんな言葉を使おうとその人の自由ですが、「流れが来ているときは強気に攻めましょう」「流れが来ていないときは慎重に打ちましょう」などと他人にアドバイスするとしたら問題です。それは、たとえば三回続けて配牌やツモがよかったときは、その次の四回目に、全自動麻雀卓の中の機械が麻雀牌をがらがらかき回しながら、その人が有利になるように牌を並べてくれている、だから強気に攻めても大丈夫ですよ、ということになりますよね。さっきのさいころの例と同じでそんなことはあり得ません(いやある、と言うならそれはもう勝手にして下さいと返すしかありません)。 というわけでさっきの定義に少し付け足しをするなら「スポーツにおける流れとは、選手の実力とは別に、一方の選手またはチームにとって有利に試合が進むように作用する、目に見えない力をさす言葉である。そのような力の存在を科学的に想定することはできないが、一方の選手やチームに幸運が重なるのを見て流れが存在するように感じてしまう人も多い」というような説明になるでしょう。

noname#205166
質問者

補足

良い文章ですね。嬉しいです。 ありがとうございます。

  • trytobe
  • ベストアンサー率36% (3457/9591)
回答No.2

一番わかりやすいのが、得点が多いほうがより多くの戦術の選択肢があるのに、得点が少ないほうは終了までに逆転するための攻めの選択肢を確実に決めてしまいたいというプレッシャーがかかり、それが心のゆとりで順調に優勢を維持するのと、ストレスで劣勢に自滅していくのとの差になる、というものでしょうか。 点数に限らない形でまとめてみると、 順調にプレーできているほうはより順調に幅広い戦術をとる余裕ができる好循環なのに、追う側は追う戦術を決めなければという焦りの悪循環が生まれる、 というところでしょうか。野球での盗塁に挑戦するときや、アメフトで長距離パスを試すときや、サッカーでボールを味方どうしの間で回して相手の疲労を誘うとか。

noname#205166
質問者

補足

優勢の維持。。。 好循環、悪循環。。。 大変参考になりました。 ありがとうございます!

  • etranger-t
  • ベストアンサー率44% (766/1736)
回答No.1

運気や情勢のようなものだと思います。 流れで思いつくのは、例えば川の流れ。川は上流から下流に流れて、途中に障害物などがあればそれが原因で川の流れが右に行ったり左に行ったりします。 これを野球で例えると、圧巻のピッチングで好投していたピッチャーがいたとします。今日はこのピッチャーを攻略するのは難しいと思っていた時に、思わぬアクシデントで降板しなくてはいけなくなり、ピッチャー交代になるとします。それまではそのピッチャーの好投自体が相手チームにとっては障害物で右に流れていた川が、ピッチャー交代によって障害物が取り除かれ、川の流れが左に傾くようなことだと思います。 つまり、好投していたピッチャーが降板することによって、相手チームに運気や情勢が有利に傾くということです。 上手に説明出来なくて申し訳ありませんが、何らかの要因によって、劣勢が優勢に変わる、逆に優勢が劣勢に変わるポイントのことです。

noname#205166
質問者

補足

運気という言葉を使用してのご説明が新鮮で参考になりました。 ありがとうございました!