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戦略・作戦・戦術の違い
戦略・作戦・戦術の違いがいまいちボヤッとして分からないのですが、 例えば秀吉の天下統一事業で言えば 戦略→攻略順番は近畿・北陸・東海・四国・九州・関東 作戦→中国大返しとか 戦術→高松城水攻めとか で合ってますか? あとよく併せて示される兵站は太閤検地とかになるのでしょうか?
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戦略・作戦・戦術はそのままで誤謬は無いと思います。 で、兵站は他の方同様、「違う」と思ったのですが、ちょっと考察してみました。 兵站は言葉だけで言えば当然、軍備物資の補給等、戦の維持そのものの行動を指します。 しかし、現実には戦国期の戦は「小戦」が殆どで、大軍を長期に渡って動員し、滅亡か勝利かと言う「決戦」は余り行われては来ませんでした。 大体、現場での変化に合わせて補給をするのが、情報の伝達速度に依存せざるを得ないのですから、時代的に間に合う訳もありません。 兵自体も、多くは農民兵で、農閑期の出稼ぎ感が一杯でした。 兵も互いに数百から数千程度で、下手すれば双方百以下の戦闘も珍しくない中で、兵站は重視されませんでした。 ですので朝鮮出兵時の後方支援活動である「兵站」は軽く見られ、其れの影響もあり三成と武断派の溝は、修復不可能なまでに悪化しました。 まぁ、そもそもが充分に出来ていなかったんですけど・・・w 「兵站」の言葉上、定義はやはり皆さんの言う通りで間違いないと思います。 ただ歴史上、初の海外進出の戦でしたから、「銃後の守り」みたいな感覚はあったのですかねぇ? そもそもそれまでの支配は、徴税権が入り乱れていて、村の自治権もやたらと強かったですから。 等と、ちょっとこの場を借りて考察してみました。
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- eroero4649
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戦略、作戦についてはまあほぼその解釈で大きな間違いはないです。 戦術は、鉄砲隊三段撃ちとか、鶴翼の陣とか、そういうやつです。 兵站は、戦場の部隊を支えるための補給などの裏方業務ですね。戦国時代なら、主に食料や鉄砲の弾丸の補充などです。ただ、戦国時代は兵站というのは小荷駄と呼ばれる小規模な部隊程度ですが、近代、現代の軍隊では非常に重要です。現代の軍隊は、メシも食えば車で移動するからガソリンも食うし、戦えば大量の弾丸も消費します。戦闘服が破れればその補充も必要ですよね。 英語ではロジスティクスといいますが、物流業界でよく使われますよね。大量の荷物を集配して誤配、遅配なく効率的に配達するためにどこに物流基地を置いて、小型トラックで集めたものを基地で大型トラックに積み替えて別の基地に運んでそこからまた小型トラックで配達する、というシステムの基礎を作ったのは実は軍隊です。荷物を武器弾薬燃料食料と思えば同じことでしょう?
- rikukoro2
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戦争の前に外交で有利な条件を作り 調略で敵将を引き抜き 兵站や連絡線を確保 ここまでが戦略 あとは戦闘に有利な地形を選択 陣を組み 兵員を鼓舞して戦闘をする これは戦術 略順番を決める作戦は 戦略 敵の陣の薄いとこを槍部隊で攻めるのは 戦術 兵站は補給線 まるで違う
- あずき なな(@azuki-7)
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戦略…戦いを始める前にどこをどう攻めるかと言う計画を立てる事 作戦…実際の戦闘で軍勢をどう動かすか という事を決める事 戦術…武将の采配の事 兵站とは戦場に持っていく兵糧や兵士の事です
お礼
もしかしたら当時兵站という考えが浸透してなかったかも? という考察まで含めて参考になりました。 他の方も物流の話など参考になりました。 ありがとうございました。