- ベストアンサー
5人でじゃんけん
5人でじゃんけんをするとき、2回連続であいこ、3回目で1人が勝つ確率を教えてください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
5人ともそれぞれグー・チョキ・パーの3通りの出し方があるので、5人の手の出し方は全部で 3^5 = 243 通りあります。 このうちアイコになる手を考えます。 というより、アイコにならない手を考えて、それを全体から引きます。 考え方として思いつくのは二通りあります。ひとつめとしては、例えば5人の手の出し方がふたつに分かれる場合です(みんな同じだとアイコですし、グー・チョキ・パーがひとつずつあってもアイコになってしまうからです)。 例えばグーとチョキに分かれる場合は何通りあるでしょうか? 答えは 2^5-2 通りです。これは5人全員がグーとチョキしか選択肢がないときに出す出し方から、全員がグー、全員がチョキを出す2通りを引いたものです。 今はグーとチョキで考えましたが、グー・チョキ・パーからふたつ選ぶ選び方が 3C2 = 3C1 = 3 通りあるので、結果として勝敗が付く手の出し方は 3 x (2^5-2) = (3^2) x 10 通りあることになります。 したがって、アイコになる場合の数は 3^5 - (3^2) x 10 通りであり、これを全体の数で割ると 1- 10/3^3 = 17/27 がアイコになる確率になります。 もうひとつ別のアイコになる確率の計算の仕方も以下にのべます。この問題では1人が勝つ確率も求めなければならないので、次のやり方のほうが良いかもしれません。 同じように勝敗の付く場合の数を計算するのですが、場合分けをしていきます。 まず誰かひとりが勝つ場合です。この場合、勝つ人間を選ぶのが5通り、どの手で勝つのかを選ぶのが3通りで合計5x3=15通りあります。 次にふたりが勝つ場合ですが、この場合は勝つ二人をえらぶのが5C2=10通り、どの手で勝つかを選ぶのが3通りで計30通りになります。 次に3人が勝つ場合ですが、これは二人が負ける場合の数であり、二人が勝つ場合の数と対称となっているので、同様に30通りとすぐにわかります。 同じように、4人が勝つ場合は1人が勝つ場合と対称となるので、場合の数は15通りです。 つまり勝敗が付く場合の数が全部で90通りとなるのですが、これは上の計算と一致しています。 したがってアイコになる確率は同じく 17/27 です。 さて、上の計算から、じゃんけんはその都度独立ですので、3回目でひとりが勝つ確率は次のように求まります。 (17/27)^2 x (15/243) = 85/(3^10)
お礼
非常に詳しくご回答で、理解することができました。ありがとうございました。