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女身の阿弥陀如来像

奈良市の璉城寺に女身で裸形の阿弥陀如来像がありました。 女身といいますが、乳房のふくらみはなく、乳房の下あたりに数字の3を右に倒して横にしたような (わかります?)筋が刻まれていました。 また袴を身に着けておられました。 女身といいますが、どのような点を女身というのでしょうか。

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noname#224207
noname#224207
回答No.2

>また袴を身に着けておられました。女身といいますが、どのような点を女身というのでしょうか。 袴を着けておられるのがヒントでしょう。 下記のサイトの中ごろに以下の説明があります。 〇大きな仏画と、その横のケースに展示されているのは、御本尊の女人裸形阿弥陀仏さまが履いていた袴。50年に一度だけ儀式が行われ、1998年に履き替えられたものです。この儀式は、仏さまの周囲を白い幕で覆い、未婚の女性が行うことになっているのだそうです。 カフェ気分!女人裸形阿弥陀仏の寺『璉珹寺』@奈良市 (by 奈良に住ん ... small-life.com/archives/10/05/1722.php 下記のサイトに袴を着用していない像の写真があります。 阿弥陀如来立像|奈良国立博物館 www.narahaku.go.jp/collection/d-658-0-1.html 注)よく似たサイト名がありますが、サイトの説明を確認してクリックしてください。 このサイトの説明に以下の説明があります。 〇腹部に輪宝(りんぽう)、股間に蓮華形を付けるほか、裸形(らぎょう)に表された像。 上記の二つのサイトの説明から推測できるかと思いますが、拝観できない股間のデザインで女身としています。 蛇足 鎌倉時代には裸形の仏様に着物を着せて遥拝することが流行しました。 ご質問の仏様はその中の一体です。 鎌倉時代までは、女性は成仏できないとされていましたが、 親鸞が開いた、弥陀の本願にすがる浄土真宗では、女性も成仏できる(女人成仏)ことを強調しました。 璉城寺も浄土真宗のお寺へ宗旨替えした以降に、阿弥陀様を本尊とされ、なおかつその阿弥陀像を女性とすることで、女人成仏の思想を顕現したのでしょう。

noname#197155
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 いただいた回答をもとにぐぐってみましたら 袴は古代の女性の下着であったと書いてあるサイトがありました。 奈良国立博物館の阿弥陀如来立像は女身なのでしょうか。 実はお寺の人に「袴の下はどうなっていますか」と聞きたかったんですが 恥ずかしくて聞けませんでした~(笑)。 「蛇足」と書いていただいている部分も全然蛇足ではなく 大変面白く拝読しました。

その他の回答 (1)

  • kusirosi
  • ベストアンサー率32% (2838/8859)
回答No.1

璉城寺は、長年 荒廃し現在は 浄土真宗の寺として、再建されましたが、 元来は、大仏建立に貢献した行基が開いた 歴史ある寺です。 阿弥陀様の前世は男性なのに、 なぜ女身と称されるかというと、 行基を尊敬していた光明皇后様が、モデルになられ、 その立ち姿をもとに、仏師がこしらえたからです。

noname#197155
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 光明皇后の姿をうつしたとされる仏像は奈良にはたくさんありますね。 奈良の人々が光明皇后を信仰していたことの表れだと思います。

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