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水の不思議
高い樹木で、引力に逆らって水が根から上がっていくのはなぜですか?
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毛細管現象による吸引力だけでは、常温で1気圧の大気中では、約10mの高さまでしか水を吸い上げることはできません。 なぜなら、約10mの高さの水柱の頂点では、(大気圧-水柱の重さ)と(その温度の飽和水上気圧)とがつりあっていて、それ以上の高さに吸い上げて水柱をつくろとしても、その頂点では水が沸騰するので、それ以上の高さに水を吸い上げることができません。 ところが、セコイアのような巨木は、高さが100mほどにも成長します。下のURLを参照してください。 http://www5e.biglobe.ne.jp/~hama-fuj/redwood.htm このような10mを超える高さまで、植物が水を持ち上げるためには、おそらく、維管束(シダ植物と種子植物にそなわっている通道組織。根・茎・葉をつらぬいている束状の組織)を構成する細胞膜の生体膜が、選択透過性のような性質を備えていて、そのポンプ作用も寄与しているのではないかと思います。
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- nozomi500
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#3さんが指摘されている、10m限界は、毛細管現象でなく、「蒸散」による吸引のことではないかと思います。 (毛細管現象は大気圧なしでも起こる) どっちみち、毛細管現象だけで高いところまで水を運ぶのは無理で「浸透膜」による能動輸送が働いているはずです。 毛細管現象だけなら、枯れ木にも水分が上がっていくはずですから。
- aki-o
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#1さんがおっしゃるように、毛細管現象によるものです。 Googleで検索すれば簡単に見つかりますが… 「 http://village.infoweb.ne.jp/~fwih1399/ph2/ph3_015.htm」 を参考にしてみてください。 あと、書き込み番号「858762」にも同じ質問がありますが?
- MetalRack
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毛細管現象によるものです。