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樹木の水を吸い上げる力
樹木は大きいもので何十メートルにもなりますが 不思議に思うのは高い枝先まで、どうやって水分がゆくのでしょうか。 真空状態でも気圧の分までしか水が高く上がらないのが一般的な考えだと思うのですが・・・ (約10mくらいでしょうか) 樹木の内部に特殊な働きでもあるのでしょうか? どなたかご存知でしたら教えてください。
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「日本植物生理学会」の質問コーナーに同じ質問があり,専門家の方が回答されています。 ・http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_search.cgi?stage=temp_search_ques_detail&an_id=679&category=keyword&b_id=&keyword=%8B%C3%8FW%97%CD 日本植物生理学会 質問コーナー こちらの過去質問の回答が解り易いかもしれません。 ・http://oshiete.eibi.co.jp/qa21091.html QNo.21091 植物はどうやって高い所まで水を吸うことができるのか 「根圧」「毛細管現象」「凝集力」「蒸散」がキーワードのようです。
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- ORUKA1951
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水柱が10mそこいらより上に吸い上げることが出来ないことを学んで疑問に思うのが、この高木の水の吸い上げですね。 私も子供のころ、これが不思議で随分と調べて、ん十年・・・。 まず、小学校のときのヘチマの実験・・・ヘチマの茎を切って化粧水を集める実験。植物の内部が濃くて、浸透圧で水が根から入ってくる。その力で水が押し上げられると・・・。 しかし、中学校で最初にこれにぶつかりました。食塩水を入れたロートに半透膜をはってビーカーにつける例の実験・・・どんなに工夫しても数十センチしか上昇しない。そこで、葉の蒸散による吸い上げを習いましたが、これも水柱の高さの話を聞いて、壁にぶつかりました。・・・ 高校時代は、さして進展はなく、高校時代は他の多くの疑問の解決に気を取られて忘れていたのですが、大学で水の凝縮力・・分極や水素結合、そして毛細管現象の理論等を学んで、ふつふつと。 毛細管現象で説明できるのはせいぜい数メートル、蒸発による負圧と凝縮力でも十数メートルから数十メートル・・ まあ、ここまでは、もう30年も前ですが・・・。 ただ、ヒントと思われることをいくつか。 被子植物・・新しい植物は、高木と言ってもせいぜい10数メートルですよね。彼らの水を運ぶ管は導管で、リグニンなどで補強された管です。 一方、高木として知られるセコイヤ(米レッドウッド国立公園には115mを超えるものも)などの針葉樹は仮導管と言って、隔壁がある細胞が側面で接しているものです。いわゆる一本の管ではないし導管に比べて細い。 細胞間の隔壁で水を移動させる何らかの力、細胞で言うところのナトリウムチャンネルやカリウムチャンネルを用いた水の移動のような力が働いているのではないかと・・・。 ただ、私もこれを実際に調べるすべを持っていないため、推測の域をでませんが、仮導管と導管の違いもあるのではないかと・・ となると、毛細管現象や凝縮力
お礼
アドバイスありがとうございます。 樹木は本当に不思議ですね。 115mの高さといったらすごいですね。 種類によっても内部の仕組みが違っていて複雑なことが分かりました。 私が仕事で扱っている木の大きさは、だいたい30mぐらいまでです。 それでも実際に接してみると、なんとなく偉大さを感じます。 科学的な事には素人で疎いのですが、木の中に大量の水がある事は木を伐採した現場でよく見かけるので実感として知っています。 特に夏場に大木を切った場合などは、切り口からかなりの勢いで水が滴り落ちてきます。 (ちよっと残酷です、でも切る前にはお酒や塩や線香を上げます) 逆に冬場では落葉樹などでは殆ど水が出てきません。 不思議なものです。 これからは科学的な事にも目を向けてみようと思います。 ありがとうございました。
- cocosukeZ
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毛管現象なんて小学校で習った記憶があるんですがね。 ゆとり教育の弊害ってやつでしょうか。
お礼
毛管現象ってありましたね。 でもそれだけでしょうか? 私は実は樹木に関係する仕事を長年している者なのです。 長年の疑問でもあるのです。 暇つぶしの質問とは少し違います。 ご一考下さい。
お礼
ありがとうございました。 いろいろな要素が合わさっているのですね。 まだ解明されていない事もあるようですね。 植物の神秘な働きといったものを感じます。 ご親切なお答え、さっそくありがとうございました。