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水に溶けるとは??その概念
- 水に溶けるとは、非常に一般化して言えば、イオン同士の引力の弱いものが溶けることです。イオン間の引力が強ければ溶媒和されず溶けづらくなります。
- 一般に、酸化力のある酸でないと溶かせない金属は、イオン化傾向が小さいものです。
- しかし、F-は電気陰性度が非常に大きいため、強く結合し、水によって溶媒和されずらくなります。これは一般的な概念とは異なる例外です。
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(1)は溶解度に関する話で、(2)は反応が起こるかどうかという話です。 つまり、(1)では化学反応は起こっていないと考えるのに対して、(2)では金属の単体が酸と反応し、その結果として塩になる(あるいはイオンになる)かどうかという話であり、同じ次元で比較すべき問題ではありません。
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- windwald
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ふつう水に溶けるというのは、(1)の回答にあるようなもので、 溶媒の水分子の中に溶質粒子が均一に散らばることを言います。 回答例(2)は、酸に対する溶解性で、これは化学反応を起こして水溶性の物質になるかどうかの問題で、 (1)と(2)の内容は全く異なった現象について述べたものです。 さらにF^-には酸化力はありません。
- hotmail55
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もうすでにそういう話から40年ほども遠ざかっているので、間違っているかもしれませんが、以前、多少は勉強したので、説明を試みてみますね。 1.化学反応とは、有機化学反応を除いて、イオン化傾向の違いによって、イオン化物が互いにより安定化した状態を作るために起こるもの。 2.水に溶けるとは水分子が極性(電気的な偏り、つまり、酸素原子を頂点に持つ二等辺三角形で、酸素原子がマイナス、水素原子がプラスの電気を帯びる)を持ち、それらの極性のかたよりによって、同様に電気的な偏りを持つものとまじりあう現象のこと。 2.塩が水に溶けるという場合と、砂糖が水に溶けるというのは違う。 3.塩化ナトリウムが溶けるのはナトリウムイオンと塩素イオンに分かれ、それぞれが水分子にまじりあいます。ナトリウムイオンはプラス電気をを持つので、水分子のマイナス電気を持つ酸素原子の部分がナトリウムイオンの周りに取り囲むようにくっついていきます。塩素イオンはその反対で、水分子のプラス電気を持つ水素原子側が塩素イオンの周りを囲む形でまじりあうわけです。 4.砂糖は基本的にショ糖ですから、http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b3/Sucrose-inkscape.svg/200px-Sucrose-inkscape.svg.png にあるような構造です。このとき、水酸基や水素が周りに出っ張っているのに気付かれると思います。これらが電気的な極性を持ちます。これらの電気的な偏りに水分子の電気的な偏りが反応して、たがいにまじりあうのです。 5.これらと、「一般にHよりイオン化傾向が小さい金属は、酸化力のある酸でないと溶かせない」とは根本的に異なることです。こちらは、単に水分子にまじりあうのではなくて、立派な化学反応です。 http://www.alto.co.jp/dk/2home/011-1.html が図入りで説明されています。
お礼
なるほど。前よりも少しわかった気がします。 一番早く簡潔に回答して頂きありがとうございます。