<添削対象の英語と日本語>
英語:Best of all, I came away with several new contacts who can help me promote my hotel.
日本語:とりわけ、私のホテルの宣伝に一役買ってくれる人たちと出会えて、会場をあとにしました。
以下の指摘および修正を加える予定です。慣れていないので じしんがありません。
・英語は「一番重要なこと」から順番に記述する言語です。たとえば、否定文では必ず not を最初に移動させる、などのルールがあります。「came away」が「一番伝えたいこと」でないのは明白であり、順番が不自然です。特に「Best of all」の直後は、ベストなことを記述するべきです。
・そもそも、「会場をあとにした」は、重要でないばかりか、記述する必要すら ありません。会議に参加したあと、一生 そこで暮らすはずがありません。「私は呼吸をしている」と同じくらい不要です。
・「とりわけ」の使い方が へんです。「今年の夏は とりわけ暑い」なら理解できますが、あなたの日本語では「とりわけ」が何を修飾しているのか不明で、「Best of all」の最適な翻訳とは思えません。
<私が修正したあとの文章>
英語:Best of all, I have taken several new contacts who can help me promote my hotel.
日本語:最高だったこととして、私のホテルの宣伝に一役買ってくれる人たちと出会えました。
上記の修正で問題ないとおもっていますが、念のため第三者に見ていただきたいのです。よろしくお願いいたします。
最初に申し上げておきます。確かに添削対象の英文・和文は褒められたものではありません。
しかし、このご質問は少なくとも同じくらい駄目です。英文・和文で、どういう状況を伝えたいのか、書かれていない。状況が曖昧なのに、文章が適切かどうかは判断できません。
また、誰に、どのように伝えたいのか。それが全く書かれていない。肝心なのはそこでしょう。例えば、上司への事実のみの報告なら箇条書き等のほうがいい。不特定多数の読者向けである小説の描写なら、状況が思い浮かべられるような書き方を心がけないといけない。
>・英語は「一番重要なこと」から順番に記述する言語です。
違います。This is a pen.で一番重要なのはペンです。しかしthisから始まっている。A pen is this.は言うことはあるし間違いではないが、ある意味、例外的な表現です。倒置とも取れます。倒置は特殊な効果を狙うことが多いのはご承知でしょう。
>たとえば、否定文では必ず not を最初に移動させる、などのルールがあります。
違います。確かにできるだけ前に否定語を置く。I think I cannot do it.よりは、I don't think I can do it.のほうがいいと、よく言われはします。では、I believe you won't do it.はI don't believe you will do it.のほうがいいのか。いや、この二つはどうも違います。それぞれ使いどころが異なる。
また、notはその後ろを否定するため、前へといっても前に出し過ぎると否定している内容がおかしくなることがあります。That's not entirely correct.とThat's entirely not correct.では意味が違ってしまう。
>「came away」が「一番伝えたいこと」でないのは明白であり、順番が不自然です。特に「Best of all」の直後は、ベストなことを記述するべきです。
それ以前に、Best of allを使う必要があるのでしょうか。少なくとも、お示しの内容からは一つの事項しかありません。この前後に、その他の比較対象になるものがあれば別ですが、それは仰って頂かないと、こちらには分からない。
>・そもそも、「会場をあとにした」は、重要でないばかりか、記述する必要すら ありません。会議に参加したあと、一生 そこで暮らすはずがありません。「私は呼吸をしている」と同じくらい不要です。
これはさすがに言いがかりレベルでしょう。一生暮らす場所以外は何も言うな、と仰るんですか? そこまで言うのなら「ホテルの宣伝に協力してくれる人がいた」だけ言えばいい。それ以外は必要がない。
それもおかしいでしょう? 何かの会場で協力者を得た、と状況を含めて言いたいのかどうかで決まる、決めることです。5W1Hのうち、どれが必要で、どれが不要か、そういうことです。
>・「とりわけ」の使い方が へんです。「今年の夏は とりわけ暑い」なら理解できますが、あなたの日本語では「とりわけ」が何を修飾しているのか不明で、「Best of all」の最適な翻訳とは思えません。
例文的に言えば「とりわけ~です」(←言い尽くしているつもりはないので、了承ください)という基本的な使い方のことでしょうね。何を修飾しているか不明なのではなく、存在していないんですよ、修飾されるべき言葉が。
「とりわけ、…出会えて『よかった』」といった言い方になるべきところです。「よかった」がないわけです。そこを言わずして、上記のように指摘されても分かりはしません。分かるようなら、こういう間違いはやらない。あるいは、おかしいと言われただけで気が付く。
指導される方は日英どちらも初学者なのではないですか? もしそうなら、こんな指導では酷です。
><私が修正したあとの文章>
>英語:Best of all, I have taken several new contacts who can help me promote my hotel.
>日本語:最高だったこととして、私のホテルの宣伝に一役買ってくれる人たちと出会えました。
こちらだけ、一応。
英語のほうですが、手伝うと言ってくれた人に対して、who can helpとは言わないほうがいい。can helpである人はたくさんいるのです。大事なのは、やってくれる人、やってくれると約束してくれた人です。
takeはこの文に不適切な動詞です。まるで猫を捕まえるようにしたか、妙な色気で誘惑したか、奇妙なニュアンスになる恐れがあります。微妙な相違ですが、takeよりgetです。あるいはfind。promoteは宣伝よりはそれによる促進を強調する言葉なので、宣伝自体を言いたいならadvertiseなどのほうがいい。
日本語のほうですが、「とりわけ」の使い方を非難しておきながら、同じ間違いをやってしまっています。「最高だったこととして」と言うなら、「出会えたことがあります。」などにせねばならない。「こと」に対しては「こと」を対応させるということです。
会場で協力者に出会ったという状況だとしておきます。ホテルオーナーでもない限り、my hotelとは言わないので、一般社員だとして。「会場」もできれば、もう少し明確化したほうがいいですが、分からないので仕方ありません。以下は一例ですので、ご承知おきください。
Fortunately, some people offered to help me/us with PR for our hotel in/at the meeting place.
「会場では、幸運にも何人かがホテルのPRを手伝うと言ってくれました。」
私は「申す」を謙譲語に感じて、相手に使いにくいのですが、「言ってくれました」は「申し出てくれました」とすることが多いとお伝えしておきます。
どれを添削すればいいのかなーっと思って・・・
英文? 日本文? ロジック?
例えば、best of allという表現はいきなりだと適切ではない気がしますが、色々語った後で例文のように使う分には特に問題ないような気がしますし
promote my hotelって何を語りたいのかちょっとわかりませんし
promote my hotel's reputationとか?
take several new contacts "who" ...というのが変な感じしますし
made?
「一番重要なことから」というのも使う場面によりけりだし
it is ~ for ~ to ~なんていうまわりくどい表現もあるではないですか
「最高だったこととして」というのは"何の中で最高"なんですか?
「とりわけ」の方がわかりやすいような気がします
あと、言葉って理屈がありきで使うものではないので、全体の流れの中で受け入れられる表現であればそれでいいと思いますよ
こうじゃなくてはいけない、こうすべきだというように言葉を使っていたら疲れてしまいます
たった1文に対して、ここまで理屈を語る必要はないのでは
添削が「正しい」とかではなく、添削の「仕方」がおかしいです
文を作った人の意向をできるだけ反映させるようにして、「直す」のではなく""encourage"してあげないと
それこそ、promoteしてあげないと
例えば、come away with ~の~の部分は感情に関する表現が来ることが多いですよ、とか
何にしても、contextがない状況では適切だとかの判断がし難いのですが・・・
お礼
ありがとうございます。確かに、質問サイトで文書の一部のみを見せて、添削するから確認してほしいといっても、難しいです。教えていただいたことは勉強になりました。