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“分かっていない”という言い方について
1、分かる? A 分からない B 分かっていない (1)Bのような答えはどうしてもだめですか (2)Bのような答えは人にどんな感じを与えるのですか 2、“しかし、 この時の俺はまるで分かってなかった” これはドラマからの話です (1)“まるで分からなかった”と言い換えればいいですか (2)なぜ:“分かってなかった”と言いますか
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「分かる」というのは今の動作や状態を表します。動作(分からない→分かるへの変化)は、たいてい過去形でいいます。「分かる」状態になるまでは否定形で「分からない」と言うのが普通です。 誰かの話を聞いて「気持ちはよく分かる」と言ったら、理解している状態にあることになります。 理解している状態をはっきり表すには「分かっている」という言い方が使えます。「分かる」+「している」を一語で言う表現です。 その否定形は「分かっていない」(「分かってない」は同じですが、口語的な言い方)になります。「分からない」のが一時的な状態だと言いたいときに、よく用います。 以上を踏まえまして。 >(1)Bのような答えはどうしてもだめですか 一時的なことなら構いません。例えば、分かりたいと思っているけど、今はまだ分からないときに使えます。 >(2)Bのような答えは人にどんな感じを与えるのですか 他人に対してよく使うのですが、それは「お前は(~が)分からない」と言ってしまうと今後ずっと分からないような感じになります。そこで一時的な感じにして、「お前は(~が)分かっていない」と言うわけです。分かろうとすれば分かるよ、といったニュアンスですね。 >2、“しかし、 この時の俺はまるで分かってなかった” > (1)“まるで分からなかった”と言い換えればいいですか 言い換えてもいいのですが、既に述べたようなニュアンスの違いが出ます。そのため、「まるで分からなかった」なら仕方ない感じがします。 > (2)なぜ:“分かってなかった”と言いますか 「まるで分かって(い)なかった」と言うと一時的ですし、、「分かろうとすれば分かったはずなのに」ということになり、そのときに分からなかったのが悔しい感じが出ます。
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- fxq11011
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補足 英語の過去完了形と同じ。 動作は過去に終了、その結果が継続して現在にいたっている。 例 現在形=並ぶ(今まさに並ばんとしている) 過去形=並んだ(列の最後部に加わった) 過去完了形=並んでいた(列の最後部に加わってからすでに時間経過、後ろにも列ができている)> 分からない、について「ない」という否定語はやや癖があります。 つまり、あるものを提示せよ、提示可能ですね。 ないものを提示せよ、無理難題ですね。 分からない、分かっていない、分からなかった、いずれも否定語があるため、何の対応もしていない、対応不可能は共通のため、単に「分からない」でも十分です。 分かる、分かった、分かっている、分かっていた。 分かるので対応可能、分かったので対応した、分かっているが様子を見る、分かっていたが対応しなかった。 なを、他人に対して「分かっていない」を使用するとき。 分かっている=先刻承知≒常識、という先入観で用いられることあり。 僅かですが、「頭悪いな」的な感情が込められることもあります。
- fxq11011
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先の回答者の同じ。 現在形で表現するか、過去形で表現するかの相違だけ。 ただし、現在形は現在から未来へ継続する可能性を含む。 過去形は、過去の状況のため、必ずしも現在、未来とは一致しなくても矛盾しない。 A 分かるな! に対して、分かっている(先刻承知)、または、分かっていない(分からないなら先刻承知のはずがないため、現実には、分からない) 単に 分かる?、に対しては、 分からない が通常