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長期金利について

アナリストのリポート等で、為替レートは二国間の長期金利差で決まるといった主張を見かけますが、こういった場合、長期金利としてどのような指標を使用しているのでしょうか?また、この為替レート=長期金利差説を検証するために、過去10年間くらいの日米の月例長期金利データを収集したいのですが、その様なデータが掲載されているサイトがあれば教えてください。また、実質金利=名目金利-インフレ(日本ではデフレ)率といいますが、この場合のインフレ率とはいわゆるGDPデフレーターを使用するのが適当でしょうか、また上と同様にデータのサイトもあれば教えてください。

みんなの回答

  • tiuhti
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回答No.2

この手の議論をする時は、一般論としては、できるだけ誰もが知っている「指標金利」を使うのが多少なりともわかりやすいので、国債利回り(できるだけ残存期間が同じもの)での比較になります。問題は、米国債の利回りは複利でわかるのに対して、日本の国債利回りは指標銘柄の単利でたっているので、何らかの理由で、指標銘柄のクーポンが複利ベースの市場実勢とかけ離れてしまった場合、例えば、金利水準が大きく下がったのに、大型発行の銘柄が無く、古めの国債で、かなりのオーバー・パー=額面以上の価格で取引されている銘柄が指標であり続けた場合、単利計算の金利と複利で数字の処理上も無視できないほどの違いがでてくる事です。 国債の複利ベースの利回りのヒストリカル・データはある事はありますが、個人では簡単に入手する方法は思いつきません。 しかし、長期金利と為替の関係は、「相関関係がどの程度あるか」という程度の話なので、入手が容易なものの中でましなものを選べば良いと思います。 候補としては ドル金利:以下のページの「U.S. government securities」の「Treasury constant maturities」の10年もの http://www.federalreserve.gov/releases/h15/data.htm 円金利:以下のページの「国債の流通利回等 / text / 長期国債(10年物)新発債」 http://www.boj.or.jp/siryo/siryo_f.htm あるいは、同じページの「各種貸出金利等」の中の長期プライムレート が考えられます。 また、インフレ率も、所詮「大雑把な議論」なので、GDPデフレータだろうが、消費者物価であろうが、それ程違った結論がでないはずですが、日本のGDPデフレータは四半期のデータ(*1)なので、月次で欲しければ、消費者物価指数が(*2)で手に入ります。アメリカのCPIは(*3) で、GDPデフレータは(*4)で入手可能です。 (*1)日本のGDPデフレータ http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/qe024/gdemenuja.html (*2)日本の消費者物価(CPI) http://www.stat.go.jp/data/cpi/1.htm (*3)アメリカのCPI http://data.bls.gov/cgi-bin/surveymost?cu (*4)GDP deflator http://www.bea.gov/bea/dn/nipaweb/NIPATableIndex.htm#I (Implicit price deflatorの7.1) 後は、どれくらい遡るのか、月次でやるのか四半期でやるのか、等々を考えて、適当なデータを選んでください。 但し、対象期間については、10年では足らないと思います。例えば、アメリカの大統領は4年任期×2回=8年がMAXで、10年しか見ないと、その時の大統領のとった政策による影響が強く出すぎて、一般的な傾向として、長期金利と為替に影響があるのかどうかが、判断がつかなくなる恐れがあるからです。少なくとも20年ぐらいでしょうか?

  • snowbees
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回答No.1

1)為替レートの変動要因は、長期金利の差異だけではありません。戦争、エネルギーなどの不安要因も影響します。 2)長期金利は、例えば、10年国債において、日本は、1.5%以下、アメリカは5%程度です。後は、詳しい人にお任せします。