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研究開発費(開発費)の会計上取り扱い、原価性の有無
1.研究開発費(開発費)は、P/L上どこに表示されるのか? 売上原価、販売費及び一般管理費、営業外費用、特別損失(笑) 2.原価性はあるのか? 建物減価償却費のように(間接)経費として良品の製造原価に配賦されるのか。 販売費のように原価には含めない(その代わり総原価には含めるのか)。 ※研究開発費(開発費)の会計処理、原価計算上の扱いに疑問が生じました。 何とぞ宜しくお願い致します。
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こんにちは。 先ず、 >研究開発費(開発費)は、・・・// ですが、会計上、研究開発費と開発費が別物であることはお分かりですか? 研究開発費については、#1の方が言及しておられる「研究開発費等に係る会計基準」(http://gaap.edisc.jp/docs/01/15/)第1項1号にその定義があります。研究と開発とに分けて定義付けしていますが、どちらかに該当すれば「研究開発費」です、「研究費」と「開発費」に分かれている訳ではありません。 一方、開発費の定義は、「繰延資産の会計処理に関する当面の取扱い 」という会計ルール(平成18年8月11日 企業会計基準委員会 実務対応報告第19号、https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/documents/docs/d_asset/d_asset.pdf)第3項(4)に規定されています。 上記を踏まえた上で、 >1.研究開発費(開発費)は、P/L上どこに表示されるのか?// 研究開発費は販売費及び一般管理費に計上する方法と、当期製造費用に計上する方法があります(研究開発費等に係る会計基準 第3項及び注解2)。 開発費は、全額を販売費及び一般管理費に計上する方法と、繰延資産に計上して当期償却額を販売費及び一般管理費に計上する方法があります(繰延資産の会計処理に関する当面の取扱い 第3項(5))。 >2.原価性はあるのか?// 販売費及び一般管理費に計上した場合、「総原価」と言う意味では原価性はありますね。 一方、研究開発費を当期製造費用に計上した場合、非原価項目である異常な状態を原因とする仕損や減損が発生しなければ、ゆくゆくは全額売上原価へ計上されてゆきますので、全額原価性がありますが、異常仕損・減損が発生した場合、全てに原価性があるとは言い切れません。この場合製造の態様に依存することになります。その意味では、必ずしも >良品の製造原価に配賦される// とは言えません。異常仕損・減損がある場合に、費目を選んで、こっちの費目は良品のみの配賦し、そっちの費目は不良品にも配賦しようとはならないからです。
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- gaweljn
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いずれも研究開発費等に係る会計基準注解注2に答えが書かれている。参照されたい。
お礼
ご回答ありがとうございます。今度調べてみます。
補足
企業の「新規事業の立ち上げプロジェクトにかかった費用、人件費や調査に要した資料代など」は研究開発費で会計処理してよいのでしょうか?もし違えば、費目と会計処理方法もご教授下さい。
お礼
P/L上、販売費及び一般管理費か(製造原価⇒)売上原価に表示されるのですね。異常仕損・減損ならばまさに特別損失ですね。ご回答ありがとうございます。
補足
「繰延資産に計上して当期償却額を販売費及び一般管理費に計上する方法があります」“すべての”繰延資産の当期償却額は、販売費及び一般管理費に計上してよいのでしょうか?