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ヒトの大きさが1/10だったら乗り物も?
- ヒトの大きさが、我々と同等の文明を築いてきたら、自動車や船舶や航空機も1/10のサイズになっていたでしょうか?
- 同等の文明を築いているわけなので、乗り物も当然あるという仮定です。しかし、1/10サイズの自動車や航空機で、現代と同等の巡行速度・航続距離性能を持つことは想像が難しいです。
- 身体のサイズが1/10でも同等の叡智はあるという仮定ですので、実際に現代の自動車や航空機を1/10サイズで作ることも可能でしょう。ただし、そのサイズはかなり大きくなることになります。
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まず乗り物については車体重量・搭載重量ともに小さいので、シャーシ素材も鉄やアルミといった高張力の物である必要性が無いでしょう。体重が重い人でも10kg程度となれば、プラスチックや植物素材メインで使えますね。 特に金属の場合は細くなると剛性が木やプラスチックに劣ることもありますから(曲がる)、焼き入れや鋼を使わないと車軸などには使えませんね。弾性が失われてますます乗り心地が悪くなるでしょう。 タイヤやダンパーの類もある程度のサイズがないと衝撃吸収の役を果たさないので、バギーのようにタイヤとサスが大きいデフォルメしたような形状になるでしょうか。 荷重の減少に合わせてタイヤの空気圧も低くしたいところですが、加減速やコーナリング時に変形しちゃ使い物にならないので、発砲素材を充填した中実タイヤですね。ただし1/10サイズで100km/h巡行しようと思うと回転数が10倍になり、ジャイロ効果が大きくなって曲がりにくそうですし、タイヤバランスしっかり取らないと数十キロ/hで危険速度になりますね。それからそもそもハンドリングがピーキー過ぎて人間同等の反射神経では操縦しきれないかな。 そんなわけで車両は相当形が変わると思いますし、100km/h巡行はお勧めできません。 長距離は地下トンネルを通る鉄道をお勧めします。いや、鉄道よりもリニアモーターの方が現実性あるかな。 工業技術的にはサイズ・重量が小さくなると電気動力が使いやすい。ただし送電線の断面積1/100にしたら抵抗が増大して送電が困難ですから、そのへんはあまりサイズを落とせないでしょうし、航続距離を考えるとバッテリーのサイズも1/10にはできないですね。人間よりもバッテリーの方が重いのは間違いない。 航空機は重量減や投影面積減による空気抵抗減少の恩恵は大きいです。機体もFRPかカーボン製でいけますからますます軽くなる・ただしその分風の影響をもろに受けますから、1/10サイズにするのはかなりリスキーです。上昇気流、下降気流にも簡単に流されるし、数メートル/秒の横風でも簡単に滑走路を外れますからちょっと強い風が吹くと空港閉鎖でしょう。熱気球や飛行船での旅、スカイダイビングなんかはスリリングってもんじゃ済まないでしょうねー。 エンジンの回転速度を考えると1/10サイズで回転数10倍ってわけにはいかないので、プロペラやターボプロップよりもジェットエンジンの方が使いやすいでしょう。燃費は悪いけれど速度は向上しますので、成田-ロス間などむしろ時間短縮になるでしょうね。ただ前述の風の影響があるので、乗り心地はかなり悪く、シートベルトサインは消せませんね。機内食はおろか、恐くてトイレにも行けやしない。空気の薄い成層圏まで一気に上がらなきゃ、空気との摩擦熱もバカにならないでしょう。 あとは騒音問題もあるし、滑走路は広く取らなきゃならないして、空港敷地は1/10サイズにはならないでしょうね(^^; 同じく風の影響を考えると、道路や鉄道網も地下を通すべきでしょう。トンネルの断面積が1/100になり、崩落の危険は格段に少ないです。トンネルに限らず、建造物は1/10サイズになるとかなり有利です。本体重量も軽くなって強度確保が容易ですから耐震性も向上し、デザインの自由度もかなり高くなります。ただし面積が1/100になるけど重量は1/1000になるから、安定のためには高層建築の「裾野」はそほど狭くできないってのがデザインのネックになるでしょうね。 あとは船。 こいつはもう1/10だと話にならない。外洋だと波の高さ10メートル超なんて事もありますし、湖でも強い風の日はボートサイズじゃ怖すぎる。スクリューもキャビテーションおこすから回転速度が上げられない。同等の巡航速度を稼ごうと思うと、電磁推進の潜水艦なんてのが現実味を帯びてくるのではないでしょうかね。 原子力動力の「豪華客潜水艦」なんてのが揺れも少なくていいでしょう。浮上したら大いにゆれますから、どこぞの秘密基地のように港は洞窟の中で出入り口には閘門を備えておいたほうがいいかな。 あとは…必要量が1/100以下になるとはいえ、鉱物など地下資源を利用するには、土木機械が1/10サイズでは質量不足だなー。 そんな感じで、リリパット王国の乗り物に関しては、同等の巡航速度を持たせようとするとかなり形状は変わると思っていいでしょう。三輪車でもギア変速しないと「同じ巡航速度」は出せませんからね。
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- ultraCS
- ベストアンサー率44% (3956/8947)
1/10になれば、鳥サイズですから、航空機ではなく、個人用の飛行デバイス(ナウシカに出て来たメーヴェみたいなの)が普及し、地上の旅客交通は現在より縮小された姿になると思います。 また、車輪径が1/10になるとジャイロ効果が減少しますから、自転車やオートバイのような二輪車は普及しないかも知れません。 建造物の場合、台風などの影響が無視できなくなるでしょう。 ただ、いきなり1/10になるなら今までの知識の蓄積が使えるけど、最初から1/10のリスザルサイズだと、そもそも文明が発生しないかも。他の動物も比例して小さいのでなければ、恐竜から隠れて生きていたツパイのような原始哺乳類にとどまっていたかも。比較すると、犬や猫だって恐竜サイズだし。
- ORUKA1951
- ベストアンサー率45% (5062/11036)
>超音速だといかがでしょうか? 弾丸は平気で超音速飛んでます。 知能の話がでてますが、体重比ですから、これは変わらない!! また、図体と脳の容積は関係ないです。鯨の脳なんて数十キログラムあるし、賢いカラスの脳なんて14gしかない。 脳化指数 - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B3%E5%8C%96%E6%8C%87%E6%95%B0 ) ではなく カラスはやはり賢いことが脳地図作成で判明 - GIGAZINE( http://gigazine.net/news/20070510_crow_keio/ ) 色々長短がありますが、まあ小型化するほうが良いでしょうね。 身長が半分になるだけで、占有面積1/4になる計算ですから、世界は4倍広くなる。
お礼
弾丸は、初速を与えられてるだけの物ですけど 流体の中で自らの推進力によって航行する乗り物です 音速を超えると、レイノズル数とかどうなっちゃうのか理解出来ないまま卒業しちゃいました
エネルギー問題がかなり解決できるかもしれません。 自動車を人の大きさに合わせて作るとするとディーゼルエンジンは非効率すぎるでしょうね。 小型のガソリンエンジンか電動が主流となるでしょう。 航続距離を伸ばそうとすれば、やはりバッテリー式となりそうですね。 現在のソーラーパネルの技術でも十分実用となりそうなので、太陽電池+充電池のハイブリッドカーがいいかもしれません。
お礼
質問の主旨は、工業技術的に1/10サイズで、現代の実在する自動車や航空機と、同等の速度・航続距離性能を作れるかどうかです
- LEVELUP100
- ベストアンサー率40% (183/453)
遙か昔に連載されていた漫画で あろひろし先生が執筆していた 「MORUMO1/10」 コミックスの入手は難しいだろうなぁー。 実写ドラマ版もあったけど設定がかなり変更されていて参考にならない。 あくまでも仮定に基づいたフィクションです。 検索してみたら無料公開されているらしい。 >あろひろし先生の 『MORUMO 1/10』(全2巻)を無料公開しました >http://d.hatena.ne.jp/KenAkamatsu/20130517/p1
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
生物としての人間の平均移動速度 5キロメートルとして http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC 1/10 の縮尺、つまり体重比で1/100 となるから 移動速度は2キロメートル程度になると推定される。 ここから考えると、人間の情報処理系は自動車で40キロくらいが妥当なものではないかと思う。 つまり 100キロ × (2/5) また視角速度を考えると、自動車の車高が1/10になるので、現状サイズの人間にとっての体感速度100キロは1/10サイズの人間にとって1000キロになるので、ちょっと耐えづらい速度になる。 ここから考えると、時速10キロ程度の自動車が妥当な速度になる。 動物のサイズと移動速度の関係がある程度相関するので、人間が小さくなれば、現状のサイズの人間よりも速度に対する耐性は高まると思われるので、1/10人間の自動車も40キロ程度に落ち着くかと思われる。 工業技術的には乗り物の速度と人間のサイズは関係ありません。 ロケットの速度があの速度なのは、地球からの引力を断ち切るために必要だからであって、人間が乗っていようと乗っていまいと関係ない。
お礼
ロケットが地球の引力圏を脱出する速度は物理的なものですね もし1/10サイズのヒトが作ったら、有人ロケットはどのくらいの大きさで作ったでしょうか? とりあえず、数名の乗組員と数日の生命維持消耗品だけなら、上げる質量は小さいので、巡行ミサイルくらいのサイズでもOK?
- 久保 泰臣(@omi3_)
- ベストアンサー率24% (254/1030)
流体抵抗は、サイズの 2剰に比例する部分が多いので、 1/.100の抵抗なら、現行速度の 30%で飛ぶのは簡単でしょうね。 ツルとか隼を調教して乗れば安上がり。 サイズ1/10になっても、徒歩での走る速さは、1/3 位です。 その速さ感覚で車両や航空機を設計しますから、 現行の 3倍の旅行時間が必要ですね。 サイズが1/10になると、機械の設計強度が 1/100で済む部分が多くなるので、とてもお得になります。 資源節約効果は30倍かも。 トンネル断面積が1/.100になるので、地下鉄道網が発達するでしょう。 建物サイズが 1/10だと、耐震強度は100倍なので、振動では壊れない。 津波は10倍なので、チチカカ湖みないに船で生活するのかも。 人口は 10倍では済まないかも。
- ORUKA1951
- ベストアンサー率45% (5062/11036)
逆を考えたらとってもよくわかります。(^^) ウルトラマン 身長40メートルとすると、身長1.8m(一説によると56m)の人の約22倍(31倍)。密度が同じだとすると、体重は10,974kg≒11t(30,112kg≒30t)、足の裏の面積は494倍(968倍)にしかなりませんから、面積あたりにかかる力は、22倍(31倍)。体重60kgの人でしたら体重が1,320kg≒1.3t(1,860kg≒1.9t)に増えたことに成る。当然地面に立てば、空を飛ぶ事は無論、飛んだりはねたり走る事も出来ない、それどころか立っているだけでめり込んじゃう。 もし身長が1/10でしたら、体重は千分の一になりますが、筋肉断面は1/100・・・。飛行機なんて1/1000の体重の人を乗せればよいのですから・・。 >工業技術的に、1/10サイズで、現代の自動車や航空機と同等の巡行速度・航続距離性能を持つ乗り物は作れますか? 模型自動車、模型飛行機、・・・はるかに高性能です。 飛行機なんか10倍の翼面荷重が得られるし、空気の粘性も活用できる。昆虫や鳥のような飛行が可能になります。 頭の回転も速い・・・大男、総身に知恵は廻りかね・・・と言いますよね。 小男は全部が知恵でも知れた物とも(^^) 大きくするほうは難しいが、小さくするのは簡単です。
お礼
航空機が小さくなれば、レイノルズ数的に空気の粘性が増して、揚力やプロペラの効率は上がりそうですね 超音速だといかがでしょうか? 流体力学は赤点でしたので(^_^;)、超音速の項目はチンプンカンプン ただ、サイズが小さくなって粘性が上がると超音速は色々大変な気がします。
- tpg0
- ベストアンサー率31% (3785/11963)
もし、人類が1/10のサイズなら脳の大きさも1/10になるので猫並みの知能しか発達しないでしょうから、現代のような文明を築けなかったでしょう。 実際に、類人猿と人類の脳を比べると人類の脳は類人猿より大きいことが分かると思います。
お礼
工業技術的に可能か否かが、質問の主旨です 1/10脳サイズでも文明が築けたは、仮定であって、考察対象ではありません
- purunu
- ベストアンサー率42% (518/1214)
身長が1/10で、今の体ということは、肩幅も体の厚みも1/10、つまり容積1/1000で、 体重は1/1000、すなわち50g~100g?それとも犬や猫のように数キログラム? で、脳が発達できるかしら。。。ということはおいておくと、 それでも体重は数キログラムレベルなので、乗物もずっと軽くなるでしょうね。 ただし、燃料もその程度しかつめなければ、航続距離は少ないか。。。
お礼
今存在する模型サイズでも、同等の速度や距離性能が作れますか?
お礼
仮に工業技術的に1/10サイズで作れたとしても、流体相手だと小さすぎますね やはり特に船舶は。 公園の手こぎボートでも、身体の大きさに合わせて1/10にしちゃうと、そよ風のさざ波でも大揺れ。春風だと転覆ですね 外洋航行船だと、乗ってるヒトは小さくても、波の大きさに合わせて現在実在する船舶のサイズにしちゃうでしょうね なかなか興味深いご回答ありがとうございました