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ボーイング787の航続距離
航空機の航続距離というのは給油なしに飛べる距離ということではないのでしょうか と言いますのは9月7日付中日新聞32面でボーイング787の全面広告が掲載され その中に【航続距離】4,480kmという記載がありました これは少し短すぎるように思うのですが どこに問い合わせたものやら このサイトならその方面に詳しい方もおられると思いお尋ねします この記事の記載の意味について解説をお願いできませんか よろしくお願いします
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航続距離4480kmは、全日空がホームページなどに掲載している787国内線仕様機のデータ。 さて、飛行機には、最大離陸重量という登録上の区分があり、航空会社が空港へ支払う着陸料・停留料などの経費に影響する。 国際線仕様であれば、長時間のフライトを快適に過ごせるよう座席数を減らす一方で、ラバトリー(L:トイレのコトね)、ギャレー(G:キッチン)を増やし、搭載可能な燃料(最大搭載燃料量)も大幅に増量する。 国内線仕様であれば、座席数を増やし、ラバトリー・ギャレーを減らし、最大搭載燃料量も減らす。 で、搭載燃料量というのが、機体重量にモロに影響するので、国内線仕様機なら、燃料搭載量をという最大離陸重量を軽く設定する=航続距離が短くなることになる。 ANAの787-8は、335席と、787-8の標準的座席数(3クラスで210~290席)より15%~38%多い高密度設定であり、中短距離路線に投入されることから、搭載可能燃料を減らすことで最大離陸重量を軽減させることになる。その結果が、「4480km飛べるだけの燃料が積めればあれば十分」と言うことだろうな と(4480kmという数字を求めたのではなく、燃料タンクの組み合わせで出てきた結果。因みに、同じANA787-8でも、国際線仕様機は、座席数268席、航続距離9850kmとなっている)。 なお、最大燃料搭載量を減らすと言っても、搭載可能な燃料に制限をする仕組みを組み込むだけで、タンクを下ろすなどの改造をする訳ではない・・・あ、飛行機の燃料タンクは、大きなタンクが1つ2つあるワケじゃなく、主翼や胴体内に幾つものタンクがある(タンクの故障に備えているほか、タンク間の燃料移動などで、機体の重量バランスを制御することもある)。 なお、国内線仕様から国際線仕様へのコンバートは、機体の改装は、主に座席数を減らし、L・Gを増やすくらいで、あとは、最大離陸重量などの登録上の変更で済ませている模様。
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- Nebusoku3
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こんばんは。 ANAのサイトには下記のURL部分に航続距離として 約11,000Km(米西海岸)と有ります。(但し ※マーク付 恐らく条件によって異なるような記述が別にあると思います。 行きと帰りなどの相違など。。。) 参考URL: http://www.ana.co.jp/pr/10-0709/image/10-131-1.gif http://www.bing.com/images/search?q=ana+%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0787+%E8%88%AA%E7%B6%9A%E8%B7%9D%E9%9B%A2&go=&qs=ds&form=QBIR#a
お礼
ありがとうございました 参考になりました
それは多分、日本国内線仕様の787ですね。
お礼
ありがとうございました
お礼
詳しく丁寧にありがとうございました 大変勉強になりました おかげさまで疑問スッキリ解決です