- ベストアンサー
大学院における代数学の勉強法
大学院(修士課程)で、勉強している者です。 将来、学校の高校の教員になろうと思っています。そのために高校数学はもちろんですが、代数学についてもきちんと勉強をしておきたいと思い、今はどちらかというとその方面の勉強に興味を持っています。 問題集を解いたり、環と体の理論(共立講座)を読んだりして勉強していますが、何か勉強面でヒントになるようなことがわかれば、とても有り難く思います。 (微積分などの分野と比較して、代数学での)、おすすめの勉強法などがあれば、教えて頂けないでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
物理専攻の私には、代数を勉強するには、その抽象性が私には障壁となりました。 その昔、ブルバキの勉強を途中で放棄したことを思い出します。 今、もう一度カテゴリー理論で数学に挑戦しています。 今回は、数理論理学、特に主観主義論理とその意味論、のマスターという目的があり、 その目的をしっかり心に留めておくことで、意外と勉強がはかどっています。 数学専攻生にアドバイスをできる数学能力は私にはありませんが、 もし参考になればと思います。 ただし、カテゴリー理論のマスターには位相空間論、多様体などの知識が必要で、あまり薦められません。 代数のマスターのためだけでは 論理学→集合論→モデル理論 という過程はいかがでしょうか? 論理学の学習の中で 普遍代数、束論、ハイティング代数、ブール代数 を学ばなければなりません。 モデル理論の学習のなかで、 体論(これを学ぶには群、環論が必要です) を学ばなければなりません。 また、モデル理論からはカテゴリー理論の考え方のヒントが多く得られます。 それからカテゴリー理論、トポス理論へ進むと、 ブルバキ数学のほとんどすべてが自然とカテゴリーという新しい言語で学べることになるだろう と私は今考えています。