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純文学について
純文学について辞書で調べてみましたが理解がいまいちだったので詳しく教えてくださると嬉しいです。
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- 3355Teach
- ベストアンサー率11% (12/101)
純文学などは、純喫茶と同じで最早死語です。対応する状況が、既にありません。
日本の小説(家)だけに用いられるかなりあいまいな概念で、一言で言えば芸術としての作文(文芸作品)を志向したものだと思います。もともとは売文家の書くものとされた大衆小説(これもかなりあいまいな概念です)と区別した高尚なものというくらいの意味で言われ始めたことばです。
- ゆのじ(@u-jk49)
- ベストアンサー率30% (1233/4073)
沢山本が売れたら良いなとか、沢山の人が読んでくれたら良いな、などとは考えないで書かれたものを「純」と言う。印税が一杯入ってきて、お金持ちになったら嬉しいなというのは、芸術家としては「純粋」じゃないことになっている。純文学作家というのは、「赤貧」であることを厭わない人なんだよね。
- hp_1200
- ベストアンサー率53% (106/200)
辞書を引いただけでは、純文学について分かるものではありません。何冊も本を読んでいくうちに、何となく分かるようになるものです。それにしたって、基準は曖昧なもので、人によっても違っていて、厳密な意味での区別はありません。 そのため、同じ小説家による作品であっても、作品によって純文学といわれたり、エンターテインメントといわれたりします。また、純文学を扱う文芸誌にエンターテインメントの小説家の作品が掲載されることもあります。 たとえば三崎亜記の「となり町戦争」はエンターテインメントの直木賞と、純文学の三島賞の候補になっています。山田詠美や吉田修一、角田光代などは、純文学とエンターテインメントの両分野で文学賞を受賞しています。他にも、純文学とエンターテインメントの両分野で文学賞の選考委員をつとめた人はいます。
- spring135
- ベストアンサー率44% (1487/3332)
Wikipediaでは「純文学(じゅんぶんがく)は、大衆小説に対して「娯楽性」よりも「芸術性」に重きを置いている小説を総称する、日本文学における用語。」とされています。要するに日本独特の分類で探偵小説やチャンバラやポルノ小説などの娯楽小説ではないというネガティブな定義しかできない小説のことです。 簡単に言うと芥川賞をもらった作家の書く小説のことで、直木賞をもらった作家の書く小説は含まれません。 国語の教科書に出てくる小説はほとんど純文学です。いわゆる小説家らしい小説家で、芥川龍之介、川端康成、安部公房、大江健三郎等々の書く小説は純文学です。しかし、最近の芥川賞作家の本なんてほとんど本屋の目立つところには並んでいませんね。