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産業革命期について
特に労働問題と労働運動について教えてください。
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中学校レベルの回答なのか?もっと高度なレベルなのか?がはっきりしませんが、あまり難しくない程度で答えてみます。 欧米でも日本でも産業革命後、急速に資本主義社会となっていきます。都市に資本家が工場を経営し、農村からの労働力を使って工業製品を大量に生産し始めます。それとともに労働問題が発生していきます。 資本家などの工場経営者は利潤を多くあげるために、労働者を15時間などの長時間労働、休憩なし、低賃金などの過酷な労働条件で働かせました。また、少年による労働も多く、当然少年の就学もままならない状況が出てきます。産業革命後のイギリスのロンドンの労働者の平均寿命が20歳程度であったという記録があります。これも少年が過酷な労働条件で働かされ、栄養不足や過労や伝染病などによることに原因があったとされます。 日本をはじめ資本主義が発達した国々では程度の差こそあれ、似たような状況であったとされます。 当然、労働者も労働条件改善のために団結し、経営者側に対してストライキなどの労働運動を展開していきます。当時の政府は(税金を多く納める)資本家側につくため、労働運動を取り締まることとなっています。しかし、徐々にですが労働条件の改善に向かっていくことになります。その大きな力となるのが社会主義(共産主義)運動や普通選挙運動があると思います。マルクスらが唱えた資本主義社会の否定、労働者の社会の実現を目指す社会主義運動は労働条件の改善に大きな影響を及ぼし、労働者が選挙権を獲得し、政治に影響を及ぼすようになり、工場法などの労働条件の改善につながっていったことも忘れてはならないと考えます。 歴史的経緯はこんなものでしょうか? いかがですか?
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- tosiro
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産業革命期ということなので、産業革命初期の エンクロージャーとかラダイト運動などを 覚えておくとよろしいのではないでしょうか。