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なぜ「馬の骨」?
ふとした疑問です。私は若いとき、面と向かってではないけれど「どこの馬の骨か…」と言われたことがあります。昔からある言い回しなのですが、これってなぜ馬の骨なんでしょう? なぜ牛や犬ではなかったのでしょうか。おひまな方、教えてください。
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中国で役に立たないものの代表として「一に鶏肋、二に馬骨」こいう言葉があります。「鶏肋(けいろく)」とはニワトリの肋骨のことで、小さ過ぎて役に立ちません。 逆に「馬骨(馬骨)」は、役に立たないうえに大き過ぎ処分にも困りまるという意味です。 また、「気骨」という言葉から察することができますが、「骨」には「人柄」「品格」という意味があります。つまり人格や素性が不確かで、大き過ぎて役には立たない人のことを貶してそのように呼ぶようになったようです。「馬」は大き過ぎるものの喩えなので、子供には使いません。
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- kine-ore
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零落した晩節の清少納言の暮らす陋屋に向かって、ここがあの成れの果てじゃわいと罵り呼ばわり合う若き殿上人どもに返された「駿馬の骨を嗤う者あるを聴かずや」の破れ簾越しの声に彼らも己を恥、逃げる様に立ち去ったという古い逸話があります。 これはおそらく、孔融の書「論盛孝章」中での「駿馬の骨を市(か)う」のくだりが広く日本中に流布していたことの証左でしょう。あるいは「戦国策 燕上」中での千里馬の骨を五百金で買うのくだりなども。 いわば、たかだか「馬の骨」にさえ大金を払うのだから、有能な人材ならば厚遇されない訳はないという先人の言が周知の物だけに、やがてその裏返しの皮肉な言が「どこの馬の骨」であり、また「牛の骨」なのだと。
お礼
そういえば「どばさえこれを買う、いわんや…」という話を習った覚えがあります。そんなところとつながっていたのですか。ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。
お礼
昨年はありがとうございました。また本年もどうぞよろしく。ありがとうございました。
補足
なるほどそこまではNo.1の方が紹介してくださった内容と同じで、理解はできました。 「馬の骨」は昔は「牛の骨」とも言われていたそうですね。牛の骨も大きすぎて役に立たない点では同じかと思うのですが…。他に身近で大きな動物はいないとして、牛と馬の二択で、なぜ馬が選ばれたのでしょう? もしかしたら牛の骨は甲骨文字を書くときに役に立っていた、という中華民族の記憶がそうさせたのでしょうか?