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植民地下の人々
欧米列強による植民地政策が行われ、 アフリカ、東南アジア、中南米、シナなど根こそぎ領土とされていたわけですが、 その統治下に人々が具体的にどのように生活し、どんな法律の下で生きていたのか知りたいです。 僕の個人的おすすめは、映画ガンジーです。ガンジーに興味なくても植民地政策の冷酷さがわかります。
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植民地の取り扱いは、時代と宗主国によって違います。 インドは英国が取った植民地経営の形式によって統治されていました。 大英帝国と呼ばれていた時代には、多くの英国の植民地では同様の形式が取られました。 それよりも古い時代には、統治というよりも搾取と考えた方が宜しいかと思います。 典型的なのが、スペインによる南米でのインディオの扱いです。 異教徒として殺戮して銀や金を略奪し、民族も文化も抹消してしまいました。 フランスなどが東南アジアで多く採用したのは、プランテーションと呼ばれる手法です。 宗主国が必要とする作物(綿、ゴム、砂糖、コーヒーetc)を現地の食糧事情を完全に無視して大量に栽培させました。 アフリカ諸国に対しては、労働力の供給地として人間そのものを商品として拉致しました。 いわゆる奴隷貿易です。 その他、金銀銅錫などの鉱物資源や象牙などの資源を採取する場所として扱いました。 古いアフリカの地図には、象牙海岸、奴隷海岸などという地名がありました。 アメリカは、英国への綿の供給地として、アフリカから移送した奴隷を労働力として経営されていました。 アヘン戦争も英国の東インド会社が綿や綿布を購入する資金として、中国にアヘンをばら撒いて代わりに大量の銀を入手したことに対する中国側の反発から戦争となったものです。 ボストン茶会事件は、英国の植民地政策に反発したアメリカ人が、英国船に積まれていた大量の紅茶を海に放り込んだことが発端です。 ということで法も制度も各国によってまちまちです。 朝鮮や台湾に対して日本が実施した統治方法は世界中どこにもない手法でした。 結果として韓国が東南アジア諸国に働きかけても「お前と俺達は違う」と言って相手にされません。