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心配の種 自慢の種

「種」の使い方を教えてください。 心配の種、悩みの種と言いますが、自慢の種も使えますか? 辞書には、<ある物事の原因>とあり、用例としてマイナスな内容ばかり書かれています。 うちの娘は我が家の自慢の種です。これは原因ではなく、種子? どうぞ、よろしくお願いします。

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  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.3

「うちの娘は我が家の自慢の種です」は、「原因」の意味を勘違いしていることになるでしょう。 「種=<ある物事の原因>」ですが、良いことに関しては「原因」ではなく「理由」という言葉が用いられると思います。 これらの用法が混同されているのです。 つまり、使えないシチュエーションで使っているために違和感が生じるわけです。 ・彼の受賞は当市の賞賛の種です。 ・彼女の勇気ある行為はわが国の誇りの種です。 のような使い方は、おそらくですがしないと思います。 ただ、「話の種」という表現は可能でしょう。 「話」というものは話してみないとその内容が確定しませんから、ある機会に何かを話そうとした場合、その話を作り上げる材料のひとつとして「彼の受賞」や「彼女の勇気ある行為」が使われる、という構図になりますから、特に問題はありません。 しかし、「賞賛」や「誇り」、そして「自慢」というものは作り上げるものではないので、その材料という位置づけは、やはり無理があると思います。 「それらを用いて話を作り上げる」という意味で、「話の種」と言う場合であれば「材料」という意味に解釈可能ですが、それ以外は「原因」という意味に捉えるのが妥当でしょう。   

gentlegiant
質問者

お礼

良いことに関しては、「理由」だろうと思っていましたので、ご指摘ありがたく拝聴いたしました。 「話の種」については、さらにじっくり考え、自分なりに消化したいと思います。 ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.4

 こんばんは、少しばかりお邪魔します。国語の達人であるhakobuluさんを含めて多くの方が回答されていますので、僕は少しばかり「種という言葉」の側面から考えてみようかと存じます。  「種」そのものは現代語で古語でもさほど変わりませんので、古語の「種」を大野晋氏の『古典基礎語辞典』を調べたところ、以下の記述に出会いました。 (1)「タナ」の転じた語 (2)複合語の前項でしか使われず、「種稲(たないね)」「種つもの(たなつもの)」等の事例がある (3)原義として、植物の発芽のもとになるものである (4)「人」について使うと「血筋・血統」を指す (5)「もの」について使えば「材料・素材」となる (6)「抽象的な使用法」ならば「原因・よりどころ」との意味にまで発展する  とあります。 また同時に「種」を「クサ」と読む場合もあります。これは現在でも「種類」にみられる用法とほぼ同じで、対象が「常に複数であること」を前提とする言葉です。  では同じ「種」を「タネ」もしくは「クサ」とそれぞれに違う読み方をするならば、どの様な違いが生じるかとの疑問も起こります。  もしこの「種」を「原因やよりどころ」としたならば、例文の文意は「幾つも自慢できる根拠はあるが娘はその中の一つである」ともなり得ます。  「タネ」の場合ならば、「うちの娘は自慢できる血統です」と読むことも可能です。そしてこの場合の「タネ」に相当する漢字を「胤」となるはずです。  こうした前提を踏まえますと、「タネ」が「胤」ではなく「種」となっている理由を考えねばなりません。類推するに「うちの娘は、我々一族が自慢できる根拠です」として、「自慢できるモノ」が娘であるのか家系であるのかどちらの意味にもとることが可能となってしまい、文意として不明確なものとなります。  ついうっかりと使ってしまうかとも存じますが、こうした言葉の使い方は如何なものかと存じます。  なお、「種(たね)」には俗語として「ネタ」との使い方もあり、実際には「寿司ネタ」「話のネタ」の様に使い、この場合は「材料」の意味として、語義も用法も限定的になります。

gentlegiant
質問者

お礼

皆さんの回答で、少しずつ曇りが晴れてきました。 大変参考になります。ありがとうございました。

  • ROKABAURA
  • ベストアンサー率35% (513/1452)
回答No.2

この「種」は「育つかもしれないもの」という意味ですから 「うちの娘は我が家の自慢が育つかもしれないものです」という表現は変ですね。 まだ「うちの娘は我が家のアイドルです」とかの方がいいかな。

gentlegiant
質問者

お礼

参考になりました。 ありがとうございます。

noname#224207
noname#224207
回答No.1

>自慢の種も使えますか? 種は文字通り原因を表します。 「自慢の種」の場合には、自慢話をするための材料という意味が含まれますので、自分自らは余り使われない方が良いでしょう。 「ううちの娘は我が家の自慢の種です。」 「おれの自慢の種はうちの娘だ」 どちらも相当な親バカと思われます。 「話の種」というのは、話のテーマを意味します。 「あいつは、自分の娘を自慢の種にしている」 「あいつは、自慢話のテーマに娘を使っている」という意味です。 「あの孫はおじいちゃんの自慢の種です」 「おじいちゃんが自慢話をするテーマがあの孫です」という意味です。

gentlegiant
質問者

お礼

自画自賛的表現のよしあしはともかく、 自慢話の材料にしている、というふうに考えると しっくりきました。 ありがとうございました。

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