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メチレンブルーでの染色
口腔上皮細胞をメチレンブルー染色液(1%)で染色し、 顕微鏡で観察した場合、どの細胞小器官が染色されるのでしょうか? 核が染色されたことはハッキリとわかりましたが、 全体的に良く見えるようになりすぎて、 細胞膜も細胞質もその他の細胞小器官もすべて染色されたかのように思ったのですが・・・?
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noname#29428
回答No.1
塩基性染色液であるメチレンブルーは,カルボキシル基に対しては著しく親和性が高まり濃色に染色されます。スルフォン酸基,ニトロ基など他の酸性基とも結合します。 細胞でそれらのあるものということですから,多くのものが染色されます。核以外に,細菌・血液・神経系・繊維組織・植物細胞の液胞等の多くの染色に用います。 メチレンブルーは,酸化還元色素でもあります。酸化型が青色(メチレンブルー)・還元型が無色(ロイコメチレンブルー)で可逆的に変化します。ですから生体での還元部位の検出や脱水素酵素反応などの水素転移反応の人工的な水素受容体としても利用されます。 下記URLはその性質を利用した,酸化還元酵素の実験です。 http://www.avis.ne.jp/~yuichim/biology/sdh/sdh.htm 酸化還元は,生命活動と密接に関係しますから,酵母等の生菌と死菌を区別する際にも利用されます。生菌は,酸化還元酵素の作用で無色のロイコメチレンブルーになり染色されませんから,無染色菌を測定すれば生菌数が測定できます。 参考URLは実験用の染色液等が記載されているものです。参考になりましたなら…
お礼
ご回答ありがとうございます。 話が難しくてよくわかりませんが、笑 参考URL、これからも参考にさせていただきます。m(_ _)m