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名画の鑑賞:本物と印刷物
- 有名な作品を実際に鑑賞するのは難しい
- 名画の鑑賞は本物と印刷物の違いを確認することによる達成感
- 鑑賞者の期待感と開催者のやり方に疑問
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米国、ヒューストン在住です。 似たような経験が多いので、思わず、微笑んでしまいました。ヒューストンでは、とにかく、印象派からピカソにかけて、人気があります。それで、時間も入れ替えの予約制で、前もってチケットを購入して見に行くんですが、とにかく最初の一週間、特に週末は、人いきれで酔いそうです。初日の金曜日、美術館のメンバーの特別公開日+専門家のセミナーのある日は、押すな押すなの混雑です。 で、最近は、なるべく、展覧会が終わりかけの一週間から十日前、閉館寸前(と言っても一時間ほど前)なら、そんなに混雑していないことを発見。特に、水曜日の午後四時以降がねらい目で。。。次回、また機会がおありでしたら、美術館の方に、”いつがすいているか”聞いて見られるとよいかもしれません。お仕事の都合もおありでしょうから、なかなか、そう、うまくはゆかないかもしれませんが。 日本に出かけたおり、東京で中宮寺(京都)の弥勒菩薩を拝見する機会がありました。ガラスの箱に入れられて、せっかくのやわらかいお姿が無機質に感じられましたけれど、その、大きさや、また、全体のバランス、下から仰ぎ見る尊いお姿に、魅入られました。混雑していましたが、部屋の片隅から、ほぼ十分から十五分、じっとお顔だけは拝むことができて、それはそれで、満足でした。 私も、奥様と同じく、”本物志向”です。 どんなに混んでいて、人だかりができていて、ガラス越しで、ざわざわしていても、”やっぱり本物じゃなきゃ”と言う、極端な例が、ルーブル美術館の”モナリザ“で、あれは、どんな精緻な印刷物でも表現しきれない、何か得体の知れない存在感を持って、大きな壁の中央に陣取って、一人、微笑んでいます。 でも、たまには、”別に見に来なくても良かったかも~”と思うこともありまして、それは、いってみなければわからない、ふたを開けて見ての、お楽しみです。お好きな芸術家であったら、一か八か、ご夫婦で、散歩がてら、お出かけになる価値があるのではないでしょうか。
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NO4です わざわざお礼を記入して頂きありがとうございます。 お礼の中に >常設だけでは食えないと言うのがおかしくて とありますが、世界的な大都会にあって観光名所になっているよう美術館はいざ知らず、常設展のみの時の美術館に行かれればお判りのとおり、常に閑散としています。 画学生が誰にも邪魔をされずにスケッチが出来るような雰囲気です。 特別展のときだけではおそらく想像が難しいかと思います。 収集する費用も収集品を痛めないための維持管理費もそれ相当にかかります。 公営であれスポンサー付きであれ、毎年赤字の垂れ流しという訳にはいきません。 一度お近くの美術館にお立ち寄りの上、何卒ご理解のほどお願いいたします。
お礼
いやそのように書いたのは常設が本来のそこの収蔵だから、 それで集客が見込めないと言う事はそこまで日本人は絵が好きじゃない、 と言う事でして、いや企画展に押し掛けるオバチャン達ももちろん大事ですけど、 そう言う処が何かおかしい、と言う意味です。 実家が上野に近くて西洋美術館とか都美とかの常設は良く行ってますよ。 私建築やってますので絵だけ見に行くと言う訳でもないのです。 これで400円は安いと思います、映画なんかに比べても、 でもあれで1500円の企画展は高いと思います。 フェルメールの時に特に強く感じたわけです、フェルメールは1点のみ、いつも。 そこに関連する他の作品くっつけて・・・・・。他の作品への私の理解不足も原因ですけど。 ただこれも私がいまいち絵画に対する熱意が弱いと言いますか、 普通のオジサンよりは造詣はあるつもりなんですけど。 だから日本人がもう少し芸術に興味を持たないと美術館の経営は苦しい、 と言うことになります。でその可能性は低いと思われるのです。 そうなるとやはり鳴物入りでやってくる名画は雑踏をさばきながら見るしかない、 と言う訳で元に戻ってしまいました。 どうもありがとうございました。
>混雑することは解っているのに見せ方の工夫も感じられない、沢山入れるのが先だみたいな。 それと開催する側のやり方に疑問はありませんか? ご指摘の通りです。 何分にも特別展というのは、あくまでも商業ベースですので止むを得ません。 美術館も時々人を入れて稼がないと維持費が出ませんのでご容赦願います。 特別展は、失礼ながら奥様のような方が大半です。 「本物を見た!」という「見た!」に意味があります。 だからどうなんだと言わないで下さい。 >絵画鑑賞のお好きな方は本物が来た時どのような期待感を持つのですか?ゆったりは見れませんよ 好きな人は「来る」のを待ってはいません。海外だろうが国内だろうが出かけていきます。 後は、東京や大阪での開催では観客数が多いので、敢えて地方都市での開催に足を運びます。 喫茶室か休憩室でお茶でも召上がりながら、絵葉書なり画集を買われて眺めながら奥様が終わられるのを待ってあげて下さい。
お礼
常設だけでは食えないと言うのがおかしくて、 そうするとほんとに絵が好きな人は企画展には少ないと感じてしまう訳です。 私みたいな。 いつも待ってます、私の方がペースが全然早くて一つのブースごとに待ってます。 どうもありがとうございました。
- ultraCS
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#2の方の書かれているように、どこの博物館、美術館も常設展は静香に落ち着いてみられますよ。 特別展の場合、新聞屋が主催・後援するため、拡販目的でタダ券をばらまくいているのが諸悪の根源です。デモ、こういうスポンサーが付かないと東京で海外や地方の絵画・文物を見ることが出来ないのが大きな難点なので、功罪相半ばすといったところでしょう。 「やっぱ本物見なきゃ」じゃなくて、「タダだから行かなきゃ」がたくさんいるのが悲しいところなんです。 ジブリみたいに値段を上げて予約定員制にしてもいいと思うのですが、それだと拡販という新聞屋の低レベルな目的が達成できないので難しいんですね。
お礼
最近新聞取って無いので解りませんが、(大口の客なんですね) 昔は洗剤じゃなかったけ。 どうもありがとうございました。
- Postizos
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有名な作品はその作品をコレクションして収蔵している美術館などで常設展で観ればゆっくり観られます。
お礼
ポーラ美術館がそうでした。 でも遠い。 どうもありがとうございました。
- Tann3
- ベストアンサー率51% (708/1381)
日本の美術展は、混み過ぎですね。人だかりを見ているようです。 本物と写真(印刷物)は、本当は「絵ハガキ」(最近はDVD?)と「実際の景色」ほどの違いがあるはずなのですが、人だかりで景色がよく見えなかったら、やはりがっかりですよね。でも現場に「行ったのよ!」と言えることに満足感を持つのかもしれませんし、実際に景色を見ることよりも、「自分が入った記念撮影」ができれば目的達成かもしれません。人それぞれでしょう。 要は、「満足感」なのでしょうね。 でも、やはり「絵ハガキ」と「実際の景色」では、「スケール感」「現実感」「空気感」が違うのも事実です。 美術品も、印刷物で見ていた時と、実物の大きさ・スケール感・迫真度の違いに驚いたことは何度もあります。印刷物では分からない「臨場感」は間違いなくあります。 海外の美術館に行くと、誰もいない部屋でお気に入りの絵を目の前に独占できる瞬間がたくさんあり(部屋の中央に椅子が置いてあり、座って観賞できることが多い)、国内の美術展とは違った接し方ができることが多いです。 有名な絵にこだわらなければ、国内でも普通の美術館の常設展示などは、ゆったりじっくり見ることができます。 有名無名にこだわらず、自分なりのペースで鑑賞できれば、満足度はより高まるのではないでしょうか。 最近の日本では、「有名」「話題」になると猫も杓子も殺到しますから、「開催する側のやり方」と言ってもどうしようもないのでは、と思います。入場制限などしたら、クレームの嵐でしょうから。 混雑が嫌なら、「行かない」という選択をするしかないです。
お礼
家内も混雑嫌いですが本物見たいと言う欲求の方が勝るようです。 仰るように私は自分のペースで見たいんです。 とは言え最後は飽きて来ますけど。 常設はゆったり見れますが企画展に付き合わされると、 あの雑踏をさばいて絵を見る気力が湧きません。 どうもありがとうございました。
お礼
確かに美術館にとっては稼ぎ時と言いますか、 オルセーとか来ると行列になってます、ともかく印象派はハズし無し、日本は。 そちらでも同様ですか。 事情(経営)は解らないでも無いんですけどね。 最近PM8:00ぐらいまでやってる美術館あります、仕事帰りなんかいいです。 時間帯のバリエーションとか入れ替え制とか色々考えてほしいなと思います。 まあ私はどうしてもこの1点が見たい、と言う気持ちより雰囲気志向なもんで。 どうもありがとうございました。