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本物の絵が欲しい | 絵画の購入方法と価格について
- インテリアに凝ったりする趣味はないのですが、部屋が殺風景でさびしいので、絵を飾りたいと思っています。
- 絵が欲しいのですが、どこで買えばいいのか、いくらぐらいするものなのか、まったく見当がつきません。
- 絵であっても、その作者のことを知りたいし、作者の名前から作風の傾向を知ったり、師弟関係や交友関係、時代背景などの文脈で理解したいという気持ちがあります。
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画廊と契約して、作家として活動しているものです。 絵はギャラリーか、アートフェアか、オークションで買えば良いと思います。 アートフェアは日本には海外作家が多く出品するものは無く、アートバーゼル、フィアック、フリーズ、スコープなどの外国の方が見応えがあります。 オークションなら、クリスティーズ、サザビーズ、シンワアートオークション、エストウエストが有名ですね。 これらのオークション会社が出している美術のオークションカタログを入手して、今流通している作家の名前をチェックするのが良いのではないでしょうか? 作家の名前で検索すれば取り扱い画廊が分かると思います。 値段は求めるステータスの度合いにもよりますが、現代美術なら、50cmx50cmに100万円位出せば結構有名人の絵が買えるのではないでしょうか? ほぼ無名の若手なら、50x50で、10万円出せば素晴らしいモノが買えると思います。 文脈で理解したいというのは大変素晴らしい心がけだと思います。美術史を勉強するのは当然として、眼をつけた作家の居るギャラリーオーナーと話に行ってみるのも良いです。 東京の画廊は、各画廊が協力して展示紹介の冊子を出しているので、もらうと展示の概要が分かります。 ただ、画廊には作家に会場を貸すだけの貸し画廊と、所属作家を持ち、展覧会を自ら企画する企画画廊とがあり、前者は誰でも借りれるただのレンタルスペースなので、多くは期待出来ません。
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- OKWaveART
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>ですから、絵であっても、その作者のことを知りたいし、作者の名前から作風の傾向を知ったり、師弟関係や交友関係、時代背景などの文脈で理解したいという気持ちがあります。 仰る通りいきなり購入する前に少し視覚芸術について勉強してからでも遅くないのではないでしょうか? 色々な勉強のアプローチがあると思いますが私個人としてはあまり作家のバイオグラフィーの理解も一興なのかもしれませんが、絵画の歴史的変遷やその時代背景や思想を加味しながら作品を見ていくと色や構図といった限られた感性的視点でなくもっと知的なオブジェクトとして見ることができるでしょう。 ものすごく簡単に言っても美術には以下の区切りがあります。 古典(ギリシア・ローマ) 中世 ルネサンス 近代 現代 この中で例えば古典と中世では美についての考えが違います。中世はキリスト教の教が強いため例えば人物(神)の表現にしても非現実的な肉体描写がなされるのに対し古典ではもっと合理的科学的視点の描写がなされます。ルネサンスは文字通り古典との親和性があります。近代は思想的に発展史観や啓蒙の考えに影響を受けた作品が多いです。現代は逆に近代的なものを有る意味(ココ重要)否定するような要素があります。思想的にはポストモダニズムの影響などがあります。(フコーとかボードリヤールとか) したがってしたがって近代の美意識で製作しても現代の美意識では時代遅れなものもしくは美として認めがたいものな場合もあるわけです。例えば近代に未来派というグループがありますが彼らは機械の美学の賞賛ひいては戦争の賞賛(特にファシズム)といったものがありますので現代においては微妙な立ち位置になります。逆に抽象表現主義はそのオーバーオール性からデモクラティックであるとして評価されたりするケースもあったはずです。 >ある程度ステータスのある作家の、本物の作品が欲しいと思っています。 わからなくもないですがもっと視点を広げて見るのもいいかと思います。 ステータスのある作家の作品がすべて言いものではありませんし「ある程度ステータスのある作家の、本物の作品」はそれなりの予算が入ります、あなたの想像より0が一個多いかもしれません。芸術=感性としか理解されていない場合わかりにくいのですがステータスは絶対的なものでなくむしろ相対的で文化的・政治的にな場合も多いものです、芸術について深く勉強するとよくわかります。 矛盾したようなことを言いますが、ご自分で良い作品がわからない場合で個人的に買われるのであれば自分で見て好きになったものを買うほうが良いのではないでしょうか? 芸術作品の購入の場合こういった場合も考えられます、例えば気に入った新人作家の作品の購入というのはその作家に対する金銭的サポートでもありその作家が大きくなった場合ある種自分でステータスを作り上げるサポートをしたことにもなります。海外の有名コレクターの中にもそういった買い方をする方もいます。 実際の購入に関してはどこでも良いのでギャラリーに行けばよいかと思います。基本的にギャラリーに飾ってある絵は売り物です。気に入った作品があったらギャラリーの受付に座ってる方にでも購入希望の旨を伝えればよいかと思います。 一つ言うならば絵の下に価格を表示してあるようなギャラリーでは購入しないことをお勧めします。値札を見て買うことに慣れてると変かもしれませんが普通のギャラリーではそんなことはしません。 最近、小山登美夫とかギャラリストの方々で文庫本を出している方が二・三人いらっしゃるので読んでみてもいいのでは。
お礼
ありがとうございます。 こちらの意図を非常に理解してくださり、そこから一歩進んだご意見をくださって、大変助かります。 新人作家をサポートしてステータスを作るお手伝いをする、という考えもあるんですね。 また、まず勉強したり、東京にいても行ける美術館で感性だけでない自分の「美術感」を深める努力もしようと思います。 質問をしていてふわふわしていたのですが、今は「『自分の一点』に巡り合いたい」「家に来る人に、この絵を描いた人はどういう人で、こういうつもりで買ったんだよ、と語りたい」「苦しい時、悲しい時、迷っているとき、絵と会話したい」というようなイメージが湧いてきました。 おすすめの本も読んでみます。 まだまだご助言をお待ちします。
- dsdna
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>幼稚な質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。 ・画廊に行って、買う。 ・個展に行って、買う。 ・デパートに行って、買う。 今思いつくのは、このくらい。他に思いついたら、また書くよ。
お礼
ありがとうございます。 デパートにもあるんですね。 個展も面白そうですね。 画廊は敷居が高いなと思っていました。
お礼
ありがとうございます。 まさに私が知りたかったことが書かれていて、勉強になりました。 これから少しずつお金を貯めながら、美術史を学んだりギャラリーオーナーや話す機会を持って見聞を広め、長期戦で自分の一枚に出会いたいと思います。 変ないいかたですがmarumotanさんが美術の世界で一層活躍されることをお祈りします。 他の皆さんもありがとうございました。