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フロイドの言葉の出典
小此木啓吾『エロス的人間像』に、「それを知っているならなぜ話さないのだろうか」というフロイドの言葉が紹介されています。この出典はどこなのか、お教えいただけませんでしょうか。 ________________________________________ シャルコー先生は言った。「うまくやらせてみるんだね、わたしが保証するよ。きっとうまくいくよ。」弟子が信じかねるという態度でためらっているのを見て先生はさらに強い調子で言った。「こういう場合には、いつだって性器に関する問題なんだよく、きっと、・・・きっと・・・きっと。」そして先生はあの独特な磊落な態度で手をいくども上下に振ったのである。後になってフロイドは語っている。「それを聞いた瞬間のわたしは、おどろいて身動きもできないほどであった。そして思った。『それを知っているならなぜ話さないのだろうか』と。」
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回答No.1
お礼
早速のご回答ありがとうございました。OKwaveからの回答確認メイルが昨日30日に届いて、ご回答があったことを知りました。 さっそくご教示くださった典拠にあたってみました。 (1)But if you...me? Miss Lucy R.とフロイトのやり取りで、フロイトがMiss Lucy Rに向かって述べていることで、小此木氏が引いている文脈からは外れているような気が致します。 氏の説明では、シャルコーの説明を聞いた瞬間に、「それを知っているならなぜ話さないのだろうか」とフロイトは後に語ったということになっているからです。 (2)But if you...so? 探し方が拙いため、引用は見つけられませんでした。 いまいちど、落ち着いてStudies On Hysteriaを読みなおしてみます。 ただどうも小此木氏のこの箇所の引用は、きちんとした典拠がなく、ご指摘の箇所を歪めて引用した気がしてなりません。 ご回答に深く感謝しつつ。