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「同物異名」とは生物専門用語でしょうか
「ぼたもち」と「おはぎ」は,「同物異名」だと言いますと,怪訝な顔をされます。漢字を書きますと納得してもらえますが,「同物異名」は,一般用語ではなく生物分類の専門用語なのでしょうか。ご教示下さい。
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生物学に携わっていた友人曰く、生物学の世界でも比較的古い言葉のようです。 最近は全ての言葉を訳さず外来語のまま使う、という文化が強いためか「シノニム(Synonym)」との言い換えが進んでいるそうです。 「シノニム」自体は生物学の専門用語というわけではありません。 私自身は情報工学の専攻でしたが、シノニム、と言われれば意味は通じます。 ただし、同物異名という訳語は思いつきません。 また、シノニム、という語の訳に「同物異名」という語が適切かと言われると、若干の違和感を覚えます。 さて、ではシノニム(或いは同物異名)、という語が一般的かというと、・・・微妙です。 特にSEを職業としている方は別の意味で捉えるかもしれません。 また、学んだことの無い方には殊「聞き覚えの無い語」であろうと思われます。 日常的には「別名」「言い換え」「方言」「地方名」などの言葉で十分に通じるので、 言語学や生物学、工学の世界でもない限り、わざわざ使う必要性は乏しいと言えるでしょうね。
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- maikoakane
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「同物異名」は「異物同名」とともに、一般にも使われていますが、同時に学術用語でもあります。こうしたことが問題になるのは、名前にかかわることで、学名の命名に関して問題になります。分類学者にとって、命名にかかわることは、その学者の業績になるので、自分の命名した名前が広く使われることを望んでいます。たとえば、複数の研究者が同じ「新種と思われる」 生物を研究していて。それぞれが新種として命名し発表すると「同物異名」が発生します。どの研究者の名前を採用するかは たとえば動物では「国際動物命名規約」によって決まります。具体的な点は、ここでは煩瑣になりますので、それぞれの専門書をご参照ください。動物については、邦訳が出版されております。他の分野は、わかりません。 先に述べたように、この言葉一般でも使われますが、使う方は少ないようです。こちらは、どちらが正しいか判断する規則は ありません。
お礼
ありがとうございます。 やはり一般の方は余り使用しない言葉のようですね。
お礼
ありがとうございました。 生物出身の私にとりましては,ぼたもちとおはぎは,まさしく「同物異名」なのです。同じものが時期により名が異なるのですから,シノニムとは多少ニュアンスが違うと思います。 そうですね。一般の方にはなじみのない言葉ですよね。
補足
お二人ともありがとうございました。 生物スケッチの授業は大嫌いでして,「写真でいいじゃない」と言いますと,教授に生物には個体差があるから写真だと同種異名が生じやすいからスケッチなんだと言われた記憶が残っています。 一般人にも通じて欲しい言葉と思います。