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陽イオンの系統的分離の属って「族」ではないの?
陽イオンがいろいろ混ざっている水溶液があって、この陽イオンをターゲットにして沈殿させてしまおう、そうすれば水溶液からその陽イオンは分離できる。ふっふっふ、これで欲しい陽イオンだけをゲットしたぞ、みたいなことを高校化学では「陽イオンの系統的分離」と言って勉強しているのだと思います。 それにしても、この系統的分離で使われる用語で、1属~6属というものがあり、陽イオンを属に分類しているように見えます。 この属は、元素の周期表の蔟のことかと思っていたのですが、なんだか違うような気がします。この属ってなんでしょうか。
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「族」というのは周期表の縦の列のことです。 典型元素ならば族でだいたいの性質はわかるのですが、遷移元素ならば ほとんど族の特性はありません。 系統分析で言う「属」とはグループです。 ・酸性の硫化水素で沈殿する ・塩基性の硫化水素で沈殿する ・硫化水素で沈殿しない の大きな3グループに分け、塩化物イオンや水酸化物イオンに対する沈殿の有無で さらの6グループに分けているのです。
お礼
ありがとうございます。 「蔟」と「属」で混乱していました。無関係なのですね。 この陽イオンの系統的分離というものでは、なにでそのイオンが沈殿するか、あるいはしないかでグループ分けして、それを1属から6属と分類していたのですか。 目的としては回答者さまが「系統分析」とおっしゃっているところからすると、水溶液になんの元素が入っているかを調べるために用いられそうです。 特に典型元素で無い場合に用いられるというような。 調べましたところ、5属と6属というグループにだけアルカリ金属、アルカリ土類金属がありました。これらは典型元素ですね!! 6属というグループはLi,Na,K,Cu,Ca,Sr,Baとなっていて、これらは沈殿しないし、炎に入れればわかるのですね。典型元素はわかりやすいってことがわかりました。