- ベストアンサー
「離れていかれる貴方」は迷惑の受け身?
- 「離れていくあなたが名残惜しい」と書いた外国人がいます。
- 迷惑の受け身は、こんな使い方もできるものなのでしょうか。
- どのように説明してあげるべきなのでしょうか。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
「雨が私に降った」の受け身が「私は雨に降られた」ですよね。この場合は「私」が主語になっていますが、「私」を後ろに持ってきて被修飾語として用いれば「雨に降られた私」となりますよね。 これと同じように「貴方が私から離れていく」の受け身は「私が貴方に離れていかれる」です。上の例と同様に「私」を被修飾語として用いれば「貴方に離れていかれる私」です。この表現自体は不自然なものではありません。 ただ、上記の例を参考にして、質問文にある「離れていかれる貴方」という表現を受け身として解釈すれば、「私が貴方から離れていく」を受け身にしたものとしか考えられません(厳密にいえば『私』ではなく他の誰かさんでもかまわないのですが、話がややこしくなるのでここでは『私』と『貴方』だけにしておきます)。 でもその外国人さんは「貴方が私から離れていく」を受け身にしたいんですよね。 だったら「離れていかれる貴方」は間違いです。 整理すると、 A「貴方が私から離れていく」→A’「貴方に離れていかれる私」 B「私が貴方から離れていく」→B’「私に離れていかれる貴方」 という関係になるのですが、その外国人さんはAの受け身としてB’を用いてしまったのでそれが誤りである、ということになるのではないでしょうか。
その他の回答 (3)
- toast5
- ベストアンサー率37% (239/638)
回答3番とほぼ同じですが、 「雨に降られた彼」=「彼は、雨に降られた」=「雨が、彼に、降った」 「離れていかれる貴方」=「貴方は(誰かに)去られる」=「誰かが、あなたから、離れる」 「離れていかれる貴方」を迷惑の受け身とみなすと、 「離れる」主体が貴方ではなく(誰か)となってしまいます。
お礼
ご回答、ありがとうございました。
- yatagan295
- ベストアンサー率50% (1/2)
こんにちは、No.1で回答したものです(^^) 確かに質問者様のおっしゃる通り、補語が必要なのかもしれません(^^) そうしたら「貴方に離れていかれる私は名残惜しい」という文も作れますね! いや~、勉強になりました!ありがとうございます!\(^o^)/ あ、回答でなくて申し訳ないです。
お礼
わざわざコメントしていただきまして、ありがとうございました。
補足
No.3さんへのお礼では「補語とかどうとかの問題ではない」と書いてしまいましたが、「補語」もあながち的外れではありませんでした。下記のサイトをご参照ください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%97%E5%8B%95%E6%85%8B http://www.nihongokyoshi.co.jp/manbow/manbow.php?id=1019&TAB=1
- yatagan295
- ベストアンサー率50% (1/2)
こんにちは。専門家でないので、確かなことが言えなくて申し訳ないのですが、「離れていかれる貴方が名残惜しい」は迷惑の受け身にならないと思います。「貴方」に尊敬語を使っている文になってしまうと思います。 「離れていく」動作をしているのが「貴方」なので、「離れていかれる」にしてしまうとどうしても敬語って感じになりますよね…。うまく言えませんが、迷惑の受け身にするには「私」が主語でないと文章が成り立たない気がします。 「雨に降られる」も「私が雨に降られる」ですし…。日本語って主語を言わないことがあるので、海外の方が日本語学ぶ際に難しく感じるそうですね(--;) なのでこの場合「(私が)貴方に離れられて名残惜しい」となるかと思います。
お礼
ご回答、ありがとうございました。 言われてみるとそのような気もしますが、「雨に降られた彼はずぶぬれになり、風邪をひいてしまった」のような文もありますよね。この場合はどのように考えたらいいのか、疑問が残ります。 いま考えついたことですが、もしや迷惑の受け身には補語とやら(この分ならば「雨に」)が必要ということなのでしょうか。
お礼
ご回答、ありがとうございました。 なるほど、いまひとつ頭にひっかかっていたことを明確に指摘していただいたような気がします。 補語とかどうとかの問題ではなさそうですね。「貴方に」とか「私に」が省略されているのだと思えば、納得できます。