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「奴がある」という文章が
珍しい文章に出くわしました。 「奴」という単語は人間かどうか抽象的な意味か文脈で決めるだとおもいます。 昨日「漬け物を最初に食う奴があるか」が出てから迷いました。「奴」って生きている人間のことですね、どうして「有る」が出てきたんですか。 お願いします
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- TANUHACHI
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追記。この「あるか」をNo.7の回答者様の見解に従って「反語的表現」と理解することに、僕も同感です。 「反語」とは「言葉上とは逆の意味を示す表現技法」のことであって、古くは漢文で多く用いられていた文章表現を指します。 この場合ならば「漬け物を最初に食う奴があるか」との文を反語として理解するなら、「漬け物をまず最初に食する人なんぞはいない」との意味になります。
- cxe28284
- ベストアンサー率21% (932/4336)
あるは在るの意味に使われます。現代語では動きを意識しないものの存在に用い、 動きを意識しての「いる}と使い分ける。人でも存在だけを云う時には(多くの賛成者がある」 のようにあるともいう。 漬物を最初にくう奴があるか、のあるは存在しないという意味で、在るかでしょう。
お礼
ご回答有り難うございました。 参考になりました。
- staratras
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「~する奴があるか」という表現は昔からある日本語の表現です。 今から100年以上昔の明治39年(1906年)に発表された夏目漱石の「坊ちゃん」という有名な小説の冒頭にも登場します。(以下引用) 親譲(おやゆず)りの無鉄砲(むてっぽう)で小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰(こし)を抜(ぬ)かした事がある。なぜそんな無闇(むやみ)をしたと聞く人があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。新築の二階から首を出していたら、同級生の一人が冗談(じょうだん)に、いくら威張(いば)っても、そこから飛び降りる事は出来まい。弱虫やーい。と囃(はや)したからである。小使(こづかい)に負ぶさって帰って来た時、おやじが大きな眼(め)をして二階ぐらいから飛び降りて腰を抜かす奴(やつ)があるかと云(い)ったから、この次は抜かさずに飛んで見せますと答えた。 (引用終わり) 「新明解国語辞典」(三省堂)の「奴」の説明が簡潔でわかりやすいと思います。 人(物・事)を第三者的に突っぱなして言う言葉(文脈により、親愛・敬愛の意を込めて言うこともある) 「坊ちゃん」の用例はまさに親愛の情を込めた表現です。自分の息子が小学校の校舎の二階から飛び降りて腰を抜かしたと聞けば、たいていの父親は驚いて心配するでしょう。小使さん(現在は学校用務員や校務員と呼ぶようですが)に背負われて帰宅した息子を見た父親は、大けがではなかったことに安心しながら、我が子の自分に似た無鉄砲さ(「親譲りの無鉄砲」と最初に書かれています)がいとおしくなって「二階ぐらいから飛び降りて腰を抜かす奴(やつ)があるか」と言ってしまったのだと思います。 また、人について、「ある」を使うのも昔からの日本語の表現です。「桃太郎」という日本の昔話は、私が子どものころ(50年以上昔)読んだ絵本では「むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがありました。」で始まりました。ただし現在では「いる」の方が一般的になっていて、最近では桃太郎も「おじいさんとおばあさんがいました。」とか「おじいさんとおばあさんが住んでいました。」と書いている本が多いようです。
- TANUHACHI
- ベストアンサー率31% (791/2549)
別に珍しい文でもありません。芥川の『芋粥』の冒頭部分には以下の文章を見ることができます。曰く、 「その頃、摂政藤原基経に仕えている侍の中に、某という五位があった。」 この「ある」は「在る」であって、「有る」ではありません。同様に他の回答者の方が事例に挙げられている『伊勢物語』の各章(段毎の)書き出しは「昔、男ありけり」とあって、「昔、こんな男がいた(もしくは「昔、こんな男がいたそうな」)」で物語が綴られています。 つまり「一人の男がいた、との事象」を記したいと意図するならば、こうした文の書き方も可能ということになります。 追記 ※質問者様の文章を拝読して、文章が途中で捻れてしまっていて、崩壊している印象がありましたので、少しばかりお話しさせていただいてもよろしいでしょうか。 >(1)「奴」という単語は人間かどうか抽象的な意味か文脈で決めるだとおもいます これに対し、文章の後半では以下のように変質し文意の読み取りに困難を伴います。 >(2)「奴」って生きている人間のことですね、 「奴とは人間であるかどうかわからない」としながら「奴とは生きている人間のことである」と言い、(1)と(2)では矛盾してしまいます。仰りたいことは解るのですが、論点を整理して、文意を的確に伝えることができるように「日本語の表現」に留意されることをお勧めします。
お礼
ご回答有り難うございました。 文章整理についてのお話とても参考になりました。今 日本語を学んでいるからもっと頑張ります。
居る の反対 居ない ある(有る、在る)の反対 ない。存在しない。 >「漬け物を最初に食う奴があるか 奴 も同様の流れですが、人間と言う概念以前の、”そういうものは世の中には存在すると思うか?(当然だが、普通は存在しないだろう!)”というくらいの、戯画的な強調の意味を含んでいるのではないでしょうか。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
「存在する」と言う意味の時には、人についても「ある」が使えます。 「鈴木さんには妹が三人あります」など。 下記の国語辞書にも次の記述があります。 古くは「昔、男ありけり」〈伊勢・二〉のように、人に関しても用いたが、現在ではふつう人間・動物以外の事物についていい、人間・動物については「いる」を用いる。 しかし、「予想外の参加者があった」「強い味方がある」など、人に関しても「ある」が用いられることがあり、この場合は人が概念化・抽象化した立場でとらえられていたり、所有の意識が認められていたりする。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/7643/m0u/
- shuu_01
- ベストアンサー率55% (759/1365)
(1) 「奴」って生きている人間のことですね 元の文章は 「なんとかする日記」 http://ameblo.jp/shinonome428/entry-11416222621.html で 「食べる順番にも根拠があるという事に気付く」 と 食べる順番について考察するお話で、 | リリー・フランキー先生は、 | 「最初に漬け物から箸をつける奴があるか、 | おかずに興味が無いみたいやないか」と | いって怒られてから主菜から食べるように | なったらしい。食う順番には、親の言い草とか | 世間の風潮とか、 | そんなものが反映されるのかもしれない。 ですので、「奴」は人です (2) どうして「有る」が出てきたんですか。 僕も 「いる」 が自然と思いますが、 新明解国語辞典で 「ある」 を調べると 【在る】 〈どこ・なにニ―〉 1) 居る。 2) 世に生きている。 3) そういう△位置(状況・環境条件)において 存立することが認められる。 などと言う意味があり、この文章では「いる」 の意味で 使われているのだと思います
お礼
ご回答本当にありがとうございました。