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ドミナントネガティブとは?使われ方や重要性について解説
- ドミナントネガティブとは、カタカナ語の中でも意味がはっきりしにくい言葉です。
- 通常は遺伝的なテーマや否定的な構造のものに使用されます。
- 高校生物の問題ではあまり扱われていませんが、重要性や必須性はまだ明確ではありません。
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ビジネス用語すべて詐欺用語というのはどうかと思いますが。 それを言ったらアカデミックも十分クズ世界かと。 例えば以下の文章 「リガンドのレセプターへのアフィニティーの強い結合により、Aというスキャフォールドタンパクを介したBタンパクのメンブレンへのリクルートによるCタンパクのローカライゼーション、転写因子Dのリン酸化・核内移行が起こり、その結果Eタンパクの発現が誘導されるということが、Bタンパクのドミナントネガティブ体のHeLa細胞へのオーバーエクスプレッションの系を用いた、共焦点蛍光顕微鏡法、レポーターアッセイ法、ELISA法により示された。」 こんな文章は文書としては使いませんが、口頭ではよくある文章です。 この文章に出てくる専門用語は、全てドミネガと同等以上に一般的な言葉です。 ドミネガ以上に重要な言葉もあるでしょう。 あくまで分子生物学の分野でですが。 私はこんな文章を一般の人が理解する必要はないと思いますがね。 そもそもアベノミクスみたいに使えって言ったって、 一般の人が普通に暮らしていたら、使う機会は無いでしょう。
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- hiddenleaf
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dominantもnegativeも一般的な言葉です。 特にdominantはビジネスの会話で最近よく耳にします。 専門家と一般素人との言葉の壁を無く。 ここで言う一般素人とはどういう人を指しているのでしょうか。 一般教養のない大衆を意図しているのであれば、 これはこれは非常に大変なことです。 そもそも興味ない・理解する気がない・理解できない人が大半でしょう。 結果的に「赤ちゃん言葉」になってしまうのは当然の流れかと思います。
お礼
熟語としてですよ。ビジネス用語すべて詐欺用語ですからそんなクズ世界ではなくて生物学についてお願いします。 アベノミクスみたく使えばいいんですよ。言葉に難しい簡単もないんです。能力を同じにしろなんて話はしていない。 赤ちゃん言葉は赤ちゃんにも要らないくらい話の手の自己満足言語です。 その議論よりドミナントネガティブの現象例を挙げてドミナントネガティブの概念の普及についてお話でもして頂ければと。
- overthisgraysky
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もし英語が大丈夫でしたら、こちらの参考URLで説明されています。 http://www.conservapedia.com/Allele http://en.wikipedia.org/wiki/Muller%27s_morphs http://en.wikipedia.org/wiki/Dominance_relationship#Dominant-negative_mutations URLにも書いてあるのですが、優性・劣勢(dominant/recessive)という表現は今ではあまり科学的でないとされていて、gain-of-function/loss-of-functionという表現を頻繁につかいます。 基本的に機能を失った突然変異の遺伝子(loss-of-function)は(正常な遺伝子に対して)劣勢に遺伝することが多く、新たな機能を獲得した突然変異(gain-of-function)の場合は(正常な遺伝子に対して)優性遺伝することが多いです。 そのため、ある意味互換性のある表現なのですが、優性劣性というのは他の対立遺伝子との強弱関係や他の(似た機能を持つ)遺伝子との相互作用によって相対的に決まるので、あまり使われなくなってきたようです。 gain-of-functionの新たな機能のうち、元の機能を強化するものをhypermorph、元の機能を阻害するものをantimorph(dominant-negative)、元の機能と全く異なるものをneomorphと呼び分けています。 dominant-negativeの遺伝子は、それ自体が機能がないだけでなく、正常な遺伝子の機能も阻害するため、正常な遺伝子が片方残っていても、loss-of-function(劣勢遺伝子)が二つある状態(homozygous)と同じ表現形になります。 dominant-negativeになるメカニズムとしては、(多くのケースで)多量体(二量体、三量体など複数の同じタンパク質がくっついて初めて機能する)を作るタンパク質の遺伝子の場合、「多量体は形成できるが全体の機能を阻害する」という突然変異遺伝子が発現すると、正常なタンパク質を含む多量体でも変異蛋白が混ざることによって機能を失うので、dominant(優性)に負の表現形(negative)を生じます。 ちなみにloss-of-functionの遺伝子でも優性の表現形を生じる場合があります。 2つ(母方父方両方)の正常な遺伝子のタンパク質が必要で、1つ(片方)の出力では正常な機能を果たすのには不足な場合で、haploinsufficiencyと呼ばれます。 この辺は(昔と違って今では)遺伝学の基本なので、下の方が言うとおり日本語の用語を統一して(いい日本語訳がまだないようです)、高校でもちゃんと扱うべきだと思います。
お礼
ハプロ不全。半数不全にならないもんなのでしょうか。 今後とも宜しくお願いいたします。
補足
ご解説ありがとうございます。 英語はダメですし当方の端末が非力なので肝心のドミナントネガティブが見つけられませんでした。引用文にしていただけるととりあえず助かります。 当方も日本語で調べて、次の検索キーワードのページを閲覧しました。 「シグナル伝達に必要なドメインを欠損したドミナントネガティブ受容体の過剰発現」 これは遺伝子導入の結果だから多量体が導入したタンパク質との混成によるドミナントネガティブ体になるという意味ですよね。機能抑制する技術の説明に使われているのでしょうね、いわゆる遺伝学ではなくて。 私として遺伝子診断的な用法を期待していたので遺伝子操作で多用されるのかと勉強になりました。 高校生物でなぜ扱わないでしょう。試験問題も作りやすいですよね。 ドミナントネガティブのトピックスは遺伝学を文字の数学から分子の生化学に進歩させる重要な教養だと思います。 そもそもドミナントネガティブの概念は昔から常識であるべきだったと思いますが近年ですよね、しかも医学系からですよね。なぜ放置されてたんでしょうか。何にも考えていない専門家ばっかりだったのでしょうか。多量体の知見や観点自体が近年なのでしょうか。
- hiddenleaf
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他の使い方はよく分かりません。 シークエンスでdominantnegativeという言葉と言われても。 ここで言うシークエンスとは 「配列を読むという作業」という意味でしょうか。 「配列」という意味でしょうか。 dominantにnegativeな「配列」という意味でしたら、 疾患の原因となる遺伝子配列が該当しそうです。 私は難しい横文字を使うことは嫌いです。 dominantnegativeやsequence 専門家同士なら、話の流れでそれが何を意味しているか分かるでしょう。 日本語よりむしろ簡単に、正確に伝わります。 ただ、一般の人に正確に分かりやすく伝えるには、分かりやすい日本語が一番です。 私は一般の人に生物学を説明する場合、可能な限りDNA以外の横文字を使わないよう意識しています。 研究者がwikiを更新しないことについて、私に文句を私に言われても。 wikiってのは善意によるものでしょう。 ただ、その思いに対しての反論はありません。 誰でも簡単に、気になった言葉を それがどれだけ専門的でマニアックな言葉であっても すぐに調べることが出来る。 そうなれば、それは非常に素晴らしいことだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私も専門用語の横文字は嫌いです。日本語のある場合が多いのです。日本語の方が難しく感じてしまいます。外来語は同音異義語を避ける働きがあるとおもいます。しかしそれは活字の場合には無駄です。活字の場合は漢字の方が分かりやすいし意味を強く感じます。弊害は字義が強くて語義が負けてしまう面があることくらいです。 専門家と一般素人との言葉の壁を無くすべきです。それを勘違いしている代表が医療人です。赤ちゃん言葉で説明します。そうではないのです。赤ちゃん言葉にする本当の動機は商売道具である言葉を専門家が出し惜しみしているだけなのです。 ドミナントネガティブが一般人の言葉になっていいじゃないですか。たとえ誤用が氾濫したって、そんな日常社会の方がワクワクしますよ。
- hiddenleaf
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ドミナントネガティブの意味。 dominant = 優勢の negative = 負の ということで、生物学的には一般的に 「優勢に発現している負の制御因子」として捉えています。 どういう場面で。 生物学的には、Aタンパクに遺伝的に変異を加えて機能不全とした変異タンパク遺伝子A'を作製し、 細胞に過剰発現させた場合、このA'のことを「ドミナントネガティブ体」と呼称します。 分子生物学、中でもシグナル系の論文では頻出する単語でしょう。 欠かせません。 ドミナントネガティブを扱う高校生物の問題。 質問の意図がちょっとわかりません。 Wikipedia にありましたでしょうか。 質問の意図が分かりません。 そもそも研究者はwikiなんか見ませんし、見たとしても信用しません。 研究者くらいしか使われない専門用語が、Wikiに無いのは当然かと思いますが。
お礼
ご誠実にありがとうございます。 お蔭で私の理解も整理されてきました。 シグナル系では頻出でしたか。 本件に関して何かご存知の事があれば遠慮なくお聞かせください。wiki には何もありませんので。
補足
専門的にありがとうございます。 意図というか趣旨はお分かり頂けると思います。ドミナントネガティブやその原理の現象がどう扱われているかについてのお話です。 変異体を過剰発現させるだけでドミナントネガティブになるんですか。ふだん実際にそのような使われ方をされているのですね。ご研究ではそうですか。 他の例もありましたらお願いいたします。例えばシーケンスなどで。 このサイトは、hiddenleaf先生のような研究者用の広場ではありませんので意図をご理解いただきたいです。wiki を信用されないという事でこのサイトを利用される人もいるでしょう。信用ならないその Wikipedia には優勢遺伝もありませんでした。 Wikipedia は、こういうマニアックな言葉を比較的正確に伝える傾向があると思うし、重たい添付を載せる馬鹿がなければ素早くて便利です。 素人の私としては、アベノミクスよりもドミナントネガティブのような自然科学の言葉が広く出回る日本社会の方が好ましい、そう願っています。閉じている世界は簡単な間違いさえ指摘されませんし。
お礼
視野が広がりました。 今後とも宜しくお願いします。
補足
機会はないよ(笑) アベノミクスだって本来はないよ。無関係に転用していいならドミナントネガティブの方が知的じゃん。 説明のためにわざわざ例文をご用意していただきありがとうございます。そういう親切な知的交流が広まった方がアベノミクスよりも社会を良くしますよ。 アベノミクスを何度唱えても流行語ですが優性否定は永遠の知識です。多量化して生物学を考える最良のトビックスです。実際専門家もその簡単な構図を見落としていたから戒めのように唱え続けている心理があると思います。 理解できるかとかではなく、始まらないという事であって、一般人の知識においても足場を組んでいくのが文明の進歩ですよ。でなければ科学者は昔の士農工商時代のように世襲的な秘密主義に埋没し、単純な過ちを得意げに標準化するようになるでしょう。その馬鹿の専門馬鹿がすでに日本で始まっていると思います。 例文は難しくありません。注釈されていらっしゃるようにドミナントネガティブが一番得たいの知れない単語でありそれだけです。それが、wikiにもないというお話です。ドミナントネガティブは現象名ですからそれが議論に多用化されないのは不毛な傾向だと思います。例えばアレルギーという言葉は一般化していますがよっぽど難しい用語です。しかし一般でも共通語になっているから議論が広がるのです。この有益さが分からないのではアベノミクス以下の馬鹿です。 今回は、ドミナントネガティブが遺伝子導入において設計したタンパク質の構造を説明する使用例が多いと判明してきました。 シグナルは病理学的に論じられる場合も多いのでその使用例をご存じでしたら教えて頂きたいという質問でもあります。