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あおり補正は、レンズの「ティルト」か「シフト」か?

あおり補正を行うのは、レンズの「ティルト」ですか、「シフト(ライズ/フォール)」ですか? 日本語ウィキペディアの「あおり」ページで、 http://ja.wikipedia.org/wiki/あおり_(写真) 「ベローズを用いたあおりの手法」に「ティルト」の画像が使用されています。素人ですが、これはいわゆる「ミニチュア撮影」の手法ではないのでしょうか? 実際には、英語ウィキペディアの「View Camera」ページにあるように、 http://en.wikipedia.org/wiki/View_camera 「シフト」(垂直方向なので「ライズ/フォール」?)を行う事であおりを補正するのではないのでしょうか? 詳しい方、教えてください。よろしくお願いいたします。

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noname#108140
noname#108140
回答No.2

あおりは本来は前板ライズのことのようです(建築物などを下から“あおる”〔仰ぎ見る〕時に使うからだと思います)が、スライド(シフト)はもちろん、ティルトのこともあおると言っています。 写真界ではもう区別しない習慣になっている(特に区別して教わっていません)のでビューカメラのムーブメント(シフト・スライド・ドロップ・ライズ・ティルト)全般を「あおる」と使ってももはや間違いでないと思います。 ただし現行wikiの説明文の横の作例写真ではライズですから、図との連携ではおっしゃるとおりおかしなことになってて誤解を生みそうですね。 初心者向けのサイトなどでも混乱した記述を時々見かけるのは事実です。 それと作例写真はシフトレンズなどを使っていないので樽型にひどく歪んでいるのも気になります。 wikipediaにはディスカッション機能もあるのでそちらで提案してはいかがでしょうか。 「あおる」とは下から上にまくり上げるようにする動作と思います。 風に煽られ→さがっていた物、伏せていた物が浮いてしまう 火を煽る→火の元に風を送って火を燃え“上がらせ”る 酒をあおる→上を向いてぐいっと飲む

kakkunchi
質問者

補足

早速の回答ありがとうございます。 さらにすっきりしてきた気がします。「あおる」の定義と撮影手法の分別の違いからくる混乱だったかもしれません。 ーシフト→撮影時に下からあおるので「あおる(あおり補正?)」→垂直方向は平行になる ーティルト→画像が下からあおられたように見えるので「あおる」→垂直方向は消失点へと向かう という違いと理解しましたが、どうでしょうか。

その他の回答 (5)

noname#108140
noname#108140
回答No.6

2です >ーシフト→撮影時に下からあおるので「あおる(あおり補正?)」→垂直方向は平行になる 〈ライズですね?〉 >ーティルト→画像が下からあおられたように見えるので「あおる」→垂直方向は消失点へと向かう >という違いと理解しましたが、どうでしょうか。 ちょっとおっしゃっていることが分かりにくかったですが ティルトのような前板のみの回転系のムーブメントではパース消しはできないという理解はまちがってないです。 ムービーでは「あおる=下から上向きに写す」意味であることもあって変化説を支持していますが、「あおる」と言う語の解釈には関係なく、この際忘れて、今のビューカメラでは「あおる」とはビューカメラ独特の操作全体を指すと思っておけば混乱しなくて済むと思います。

kakkunchi
質問者

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回答ありがとうございます。 今の私の疑問を的確に捉えていただいている気がします。あおると言う言葉の解釈にとらわれていた感じですが、実際的には色々なカメラの操作全体が関係しているようですね。 ありがとうございました。

  • 18OSX
  • ベストアンサー率42% (553/1290)
回答No.5

ANo.3です。 フロントティルトとバックティルトを組み合わせればシフトと同じ効果も出せます。 ビューカメラならまずする必要もありませんが フィールドカメラでフロントシフトだけで足りない時には使います。 ついでに、シフトすればそれだけ被写体までの距離幅が広がりますから それを補うティルトが必要になってきます。 先の回答では「簡単に」言ってしまいましたが あおりの組み合わせはけっこう広いです。 シフトだけ、ティルトだけ、で済むものではありません。

kakkunchi
質問者

補足

回答ありがとうございます。 なるほど、あおりの組み合わせの広さが理解できてきました。実践的な経験がなく、頭で理論を考えているだけなので、なかなか難しいですね。 ありがとうございました。

  • kuma-gorou
  • ベストアンサー率28% (2474/8746)
回答No.4

返礼から、ある程度アオリを理解されておれれるようですから、視点を変えて解り易く説明し直します。 仮にですが、収差の発生しない超々広角レンズと、幾らトリミングしても画像の荒れないカメラが有ったと想定します。 高いビルを撮影すのにも、カメラは水平を保って撮影し、任意にトリミングすると、ビルは上窄みになりません。 実際には、そんな訳には参りません。そこでフィルム面とレンズを平行移動して撮影するアオリ手法をシフト(ライズ、フォール、シフト)と考えれば理解し易いのではないかと思います。

kakkunchi
質問者

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続けて回答ありがとうございます。 そうですね、「上窄みにしないためにシフトを行う」までは分かったのですが、ウィキペディアによるとティルトの画像があったため、混乱していました。 ティルトでも上窄みにしないことができるのかと思いましたが、皆さんの回答から別の目的であり、その結果も異なる事が分かりました。 ウィキペディアの情報が正確ではないと判断します。

  • 18OSX
  • ベストアンサー率42% (553/1290)
回答No.3

あおって何を補正したいのか?で操作が変わります。 簡単に言ってしまうと ピント面を補正したいのならティルト、絵柄を補正したいのならシフトです。 実際にはその二つを組み合わせて行います。 ミニチュア(風)撮影もあおり撮影のひとつです。「逆アオリ」などと言います。 >あおりを補正するのではないのでしょうか 言い方が間違っています。 もし本当に「あおりを補正」したいという意味なら ティルトでピント面を補正したあとで シフトで画像を呼び戻すことが「あおりを補正」したことになりますが ご質問の内容から、そんなことではないように思います。

kakkunchi
質問者

補足

早速のご回答ありがとうございます。 さらにさらにすっきりしてきました。やはり「あおり」の言葉の理解が間違っていたように思います。 また、シフトだけではピント面が合わないので、ティルトと組み合わせる、と言う考え方も納得です。

  • kuma-gorou
  • ベストアンサー率28% (2474/8746)
回答No.1

「あおり」には、大きく分けて、レンズの光軸と結像面の垂直を維持しながら、レンズを水平移動させるシフトと、光軸をねじって、結像面を変化させるティルト・スイングがあります。 前者の場合、上方向にレンズをずらす事をライズ、下方向にずらす事をフォール、横方向にずらす事をシフトといいますが、簡便に全てシフトと言ったりします。 シフトは、主にパースの補正や、前後の重なり具合を補正するのに用います。例えば、地面近くから建物を撮ると、上窄みになるのを補正したり、建物を撮るのに、電柱が邪魔なので、正面からではなく横から撮った場合のパース補正に用います。 ただし、デジタルデータの場合、ソフトでパースの補正が行えるので、最近は余り使われなくなってきています。 後者の場合、水平方向軸を中心に前後にねじる事をティルト、垂直方向を軸にして左右にねじる事をスイングと言います。 ティルト・スイングは、本来、光軸と直角面にあるピント面を傾けるのに使います。 詳しくは、各々Webで検索してみて下さい。

kakkunchi
質問者

補足

さっそくのご回答ありがとうございます。 2つの違う手法である事は理解していましたが、建築写真のような垂直線を縦に保持する方法を知りたかったのですが、なんとなくすっきりした気がします。 つまり、「あおる」という手法には2つの意味があるように思います。 自分なりに解釈すると、シフトは「あおり補正」(高い建物が上の方で先詰まりにならないように垂直方向を縦に保持できる)、ティルトは「あおる」(わざと遠近距離(あるいはレンズ内外?)にゆくにつれ湾曲させる)ということでしょうか?