• ベストアンサー

あの人を好きになる・気にいる・気になる

またもやお世話になります。 私たちはよく「あの人が好きになる」とか「あの人が気になる」と言いますが、「あの人を気になる」とは言わないように思います。 つまり「○○になる」の直前に使う助詞の問題なのですが、どうして「気になる」の直前に「を」が使えないのでしょうか。先日、外国人に質問されたのでとりあえず「『気になる』は状態動詞のようなものだからではないか」と言ってお茶を濁してしまいましたが、私自身いまひとつ納得できていません。というのは「気になる」も本人の意識が働いているので「草が枯れている」のようなものとは異質であるように感じているからです。 どなたかこのあたりのことを文法的に説明していただけないでしょうか。 この件とは無関係ですが、次のURLの質問回答No.3「この回答への補足」にもお返事いただければ幸いです(こんなことをするのはNo.3様に対して失礼なことだとは思いますが、No.3様はもう下記のスレを見ていないようですので)。 http://okwave.jp/qa/q8165852.html?pg=1&isShow=open

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

    おっしゃる通り、この二つは、同じ問題です。他動詞の前では「を」、自動詞の前では「を」がない、それだけだと思います。 1。  つまり「○○になる」の直前に使う助詞の問題なのですが、どうして「気になる」の直前に「を」が使えないのでしょうか。     「する」は他動詞ですから「を」が要る。「なる」は自動詞ですから、「を」が要りません。 2。  失った:失われた     この場合も「失う」は他動詞ですから「を」が要りますが、「失われる」は自動詞ですから、「を」が要りません。 3。    他にも似たような対があります、例えば     「富士山を見る」  「見る」=他動詞    「を」がある     「富士山が見える」 「見える」=自動詞   「を」がない     「あんな人に腹を立てても、、、ね」  「立てる」=他動詞   「を」がある     「あの人には本当に腹がたつ」  「立つ」=自動詞   「を」がない

Mister0413
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。 言われてみると、確かにその通りですね。少し角度を変えて考えれば納得できる説明ができたのに、と後悔・反省をしています。

その他の回答 (1)

  • marisuka
  • ベストアンサー率39% (667/1700)
回答No.2

 助詞「が」が対象を指し示すときは、情意と可能の場合だそうです。 ・あの人が好きだ。 ・桃が食べたい。 ・水泳が得意だ。 ご質問の「気になる」も情意なので、「が」が使われ、「を」は適さないのでしょう。  「草が枯れている」の「が」は、単に主語を指し示しているのであって、情意とか可能とかには関係していません。  文法は、言葉の使い方に分類名をつけたものと言えます。「が」も大元は一つなのでしょうが、日本語の歴史の中でさまざまな使い方が発展的に生じ、多くの文法学者が自分の考えで名付けたので、こんなにごちゃごちゃしてるんですね。ああ、これは蛇足でした。  蛇足ついでに、「失われる」という受け身の形ですが、その前に「~~によって」を補って考えてみればいかがでしょうか。「事故によってエンジンが失われた(飛行機)」「失態によって信頼が失われた(内閣)」など。で「彼女が失われた」は何によってなのでしょうか。それが非常に考えにくいので、不自然に感じると思います。いや、そもそも「失われる」という希望しない事態に対して「たい」という希望の助動詞をつけるところが不自然なのだとおもいますよ。その状況が思い描けませんから。  もひとつ蛇足で、「エンジンを失った飛行機」は「飛行機がエンジンを失った、→その飛行機」という生成の仕方である、という話を聞いたことがあります。  いやあ、日本語の世界は複雑でおもしろいですね。

Mister0413
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。 おかげさまでいい勉強になりました。

関連するQ&A