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日本語学についてです
日本語には不規則動詞がありますが、その中で「なさる」についての不規則動詞で幾つか分からないことがあります。 まず、「なさる」は、否定形→なさらない 過去形→なさった 基本形→なさる 仮定形→なされば 命令形→なされ 意志→なさろう マス形→なさいます となりますが、なぜこの中で命令形とマス形が不規則だと言えるんでしょうか(>_<)?? よろしければご説明よろしくお願いします!!
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「なさる」の本来の命令形は「なされ」だけです。 「なさい」が“命令の意味で使われる”のは「なさいませ」「なさいまし」の「ませ」「まし」が省かれたものです。 同類は「くださる」です。 本来の命令形は「くだされ」だけです。 「ください」が“命令の意味で使われる”のは「くださいませ」「くださいまし」の「ませ」「まし」が省かれたものです。 さらにさかのぼって言うと、 「なす」「くだす」の尊敬表現で「なされる」「くだされる」と言いました。 「話す」に対する「話される」と同じです。 時代劇のセリフで「いかがなされました?」と言うことがありますね。 古めかしい定型表現で「ようこそ聞いてくだされた。」と言いました。 この「なされる」「くだされる」から現代の「なさる」「くださる」が生まれました。 原則通りなら「なさります」「くださります」となるのですが、例外的な“イ音便”(*)が起きて、「なさいます」「くださいます」になりました。 なされます→なさります→なさいます なさい(ませ)→なさい(命令に使うが、命令形というべきではない) くだされます→くださります→くださいます ください(ませ)→ください(命令に使うが、命令形というべきではない) (*) 例外的な“イ音便”は、この2語と出自由来は違いますが「ござる」(<御座有る)、「いらっしゃる」(<入らせられる)にも起きました。 「ござります」「いらっしゃります」は「ございます」「いらっしゃいます」になりました。 「可哀相なはこの子でござい」の「ござい」は「ございます」の「ます」が省かれた形です。 いらっしゃい(ませ)→いらっしゃい(命令に使うが、命令形というべきではない)
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- SPS700
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多分、命令形は「なさい」でしょう。 そうすれば、命令形の「なさい」と、マス形の「なさいます」が、不規則だと言えることになるのではないかと思います。