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日本語の語順について
日本語の語順についてわからないことがあります。 動詞の種類で「を」➠「に」/「に」➠「を」となるものが ありますが、どうしてこんな違いがあるのでしょうか。 日本語基本動詞辞典を見ていますが、例えば 「掛ける」は(人が 所に 物を かける) 「植える」は(人が 所に 物を うえる) 「戻す」 は(人が 物を 所に もどす) 「しまう」は(人が 物を 所に しまう) どなたかお教えいただけないでしょうか。
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他動詞の持つ動作性や対象性への度合いによって、その動詞への格助詞の親和性が変化します。 ですから、他動詞でも目的や対象への働きの強い場合と、「~が消える」「~で太る」のように動作よりは変化を表す場合や、「~と違う」「~に合う」のように状態を表す場合、また「~へ登る」「~に入る」のように移動や方向性に関わる場合など、様々な表現によって格の親和性は変化すると言えます。 そこで日本語教育においては、対象動作性の強い「植える」では(人が 所に 物を うえる)として、移動や方向性に関わる「しまう」では(人が 物を 所に しまう)などと、幾パターンかに仕分けして説明しているのでしょう。 例1)かける ●対格(を)重視 この仕事に人生を懸ける。 家に表札を掛ける。 川に橋を架ける。 ●場所格・理由格(に)重視 服をハンガーに掛ける。 大金を競馬に賭ける。 例2)もどす ●場所格(に)重視 本を棚に戻す。 ●道具格・手段格(で) 冷凍品を水で戻す。 ●対格・結果格(を)重視 赤ん坊がエプロンにミルクを戻す。
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- hiro_1116
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日本語は「を」や「に」を付けることで意味が分かるので、順番を入替えても意味が変わりません。 例えば、英語では語順を入替えると意味が変わりますので、配置の言葉とか言われる事がありますが、日本語は語順の自由度が高いです。
補足
詳しく教えていただき、本当にありがとうございました!! 動詞の親和性について、考えたこともありませんでした。 大変勉強になりました。<m(__)m>