他の回答にもありますが、古代メソポタミアといって良いのかな、私のころは四大文明などと教えられたものの1つが興った場所です。
キリスト教の神話も、特に旧約については、それ以前のメソポタミアやシュメールなどの神話に見られる話を多数取り込んでいることが知られていますので、アダムとイヴやエデンの園などの話も、原形はそれらの神話から取り入れられたのだろうと思われます。
神話が人々が過去の出来事を口伝したものから造られたと考えるならば、おそらくこのあたりの気候がよく食料などが豊富にあった時代を反映したものだったのではないかと考えられます。
人類学的な話をすると、8000年程度前から人々は狩猟・採取生活から農業や酪農に変わり、住居が固定したために言語が大きく発達したと考えられています。ですから神話も、それ以降の出来事を伝えていると考えることができるでしょう。
裏はあまり取れていないのですが、文明が発達した4000年前ころは、一時的に世界的な寒冷化に襲われ、それが文明の発達に寄与したという考えがあるようです。寒冷化に襲われる前の温暖で食料の豊富だった頃のことを楽園と記憶していたのかもしれません。
メソポタミアあたりは環境の変化が激しかったらしく、食料がたくさん作れる場所に人々があつまり古代都市を作るが、水が少なくなったりで食糧生産量が減ると人々が四散し人がいなくなり都市が消えていく、ということを繰り返していたようです、ちゃんと調べると面白いかもしれません(これもうろ覚えですが…)。今の都市などとは少し感覚が違っていたようです。